不動産を売却する時の相場が知りたい。
今ならいくらで売れる?不動産取引ってしたことない自分がひとりで調べることってできるのかな?
具体的に売却を決めたわけじゃないし不動産会社に問い合わせしてしつこく営業かけられてもイヤだなぁ…。今、近所に知られるのも困る…。身元を明かさず、売れる金額だけを把握しておきたい。
大丈夫です!
個人が売る不動産に製造原価なんてありません。ひとつとして同じものはないです。ましてや定価なんてありません。不動産の売却価格は売主と買主との交渉結果で決まります。
こちらでは匿名で自分で不動産売却の相場を知る方法についてどこよりもわかりやすく解説しています。土地・戸建・マンション別に調べる時の注目すべき点や不動産売却の相場の根拠もわかりますよ!

もくじ
結論!不動産売却の相場(概算)は2つの方法でポータルサイトを使って把握できる
自分でできる!不動産売却の相場がつかめる2つの方法とポータルサイト | ||
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1.類似物件の「売り出し金額」をつかむ | ① LIFUL HOME’Sで探す | ![]() |
② suumoで探す | ![]() |
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③ at homeで探す | ![]() |
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2.類似物件の「売却された金額」をつかむ | ① レインズマーケットインフォメーションで探す | ![]() |
② 土地総合情報システムで探す | ![]() |
まず不動産の売却金額の相場は自分で調べることができます。誰にも知られることなく匿名でOKですよ!
自分で不動産売却の相場を把握する方法は表のとおり2つ。1つは、近隣で似たような物件を探し今の売り出し金額をチェックすること。もう一つは近隣の似たような物件がいくらで売れたかを確認することです。
2つ見ておいた後、それぞれの「坪単価」を調べ自分の不動産にかけ合わせてみる。
「あぁ、うちの不動産。今ならこれくらいで売れるかもね。(相場)」ということがわかってきます。ただし、概算です。正確な売却可能な金額は不動産会社に査定してもらわないと算出できません。この点を知った上で、不動産売却の相場を調査する流れをまず把握しましょう!
まずはここから。「近隣で今いくらで売りに出されているか」
近隣の類似物件を見つる。今の売り出し金額をチェックする。以下のポータルサイトの使い方も含めて解説します。
近隣の類似物件を見つけ「今の売り出し金額」がチェックできる3つのポータルサイト
近隣の類似物件の売り出し金額をチェックする | |
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① LIFUL HOME’S(ライフルホームズ) | 全国/戸建・土地・マンション |
② suumo(スーモ) | 全国/戸建・土地・マンション |
③ at home(アットホーム) | 全国/戸建・土地・マンション |
不動産の相場を知りたい場合、近隣で似たような物件をいくつか探し現在の売り出し金額を見ていけばおおよその相場金額が見えてきます。不動産を購入したい人がインターネットで物件を探すポータルサイトを活用しましょう。
以下3つのサイトはオリコン顧客満足度ランキングの上位サイトで使いやすいです。もちろん全て匿名でOK!それぞれサイトごとに物件の見つけ方を含めて確認して行きましょう。
①「LIFUL HOME’S(ライフルホームズ)」の広告で類似物件を探し売り出し金額を調べる方法
画像引用LIFUL HOMES
運営会社 | 株式会社LIFULL |
調べる場所 | https://www.homes.co.jp/ |
探しやすさ | ![]() |
「LIFUL HOME’S(ライフルホームズ)」は今売りに出ている全国の物件(土地、戸建、マンション)が探せるポータルサイトです。売り出し金額も見ることができます。
不動産会社は自社で売却依頼を受けた物件をここに広告として掲載。購入見込み客はこちらのサイトでいい売り物件がないか探せるシステムなんですね。
使い方の例として今売りに出されている「愛知県春日井市の土地」の広告を調べてみましょう。手順を画像にまとめると以下①~④となります。近隣の物件情報が無い場合もあります。もしなければ隣接する「町」や「丁目」など少し幅を広げて探せば類似する物件がみつかります。
売り物件の全てが「LIFUL HOME’S(ライフルホームズ)」に掲載されてるわけじゃないです。「LIFUL HOME’S」で満足いくような物件が見つからなければ次に解説する「suumo」でも確認してみてください。
②「suumo(スーモ)」の広告で類似物件を探し売り出し金額を調べる方法
画像引用suumo
運営会社 | 株式会社リクルート住まいカンパニー |
調べる場所 | https://suumo.jp/ |
探しやすさ | ![]() |
「suumo(スーモ)」も今売りに出ている全国の物件(土地、戸建、マンション)が探せます。売り出し金額も見ることができます。使い方は「LIFUL HOME’S(ライフルホームズ)」同様、物件所在地や売地、売りマンションなどのカテゴリーから検索できます。
売物件が出ると売主から頼まれた(媒介契約を締結した)不動産業者は「suumo(スーモ)」をはじめとする不動産情報サイトに掲載して買い見込み客の反応を待ちます。このような情報サイトには毎日様々な物件が続々掲載されます。
物件を探す例をこちらでも画像で紹介しておきますね。
「LIFUL HOME’S」や「suumo」の他にも類似物件の売り出し金額がわかるサイトがあります。3つ目に紹介する「at home」です。
③「at home(アットホーム)」の広告で類似物件を探し売り出し金額を調べる方法
画像引用at hme
運営会社 | アットホーム株式会社 |
調べる場所 | https://www.athome.co.jp/ |
探しやすさ | ![]() |
「at home(アットホーム)」でも今売りに出ている全国の物件(土地、戸建、マンション)が探せます。売り出し金額も見ることができます。使い方は「LIFUL HOME’S」や「suumo」とほとんど変わらず調べやすいです。
運営会社のアットホーム株式会社は不動産情報ネットワークの老舗。創業者の松村文衛氏が60年代に自身の売りたい不動産を紙にまとめ不動産会社に配ったことが会社の始まり。なので加盟・利用している不動産会社の店舗数が全国で約55,000も。情報量はかなり多いです。
物件の探し方をこちらでも画像でまとめておきますね!
ここまでのまとめ(近隣の類似物件の広告から売り出し金額を調べる)
近隣の似たような物件広告から今の売り出し金額をチェックできる3つのポータルサイト「LIFUL HOME’S」「suumo」「at home」。
これらのポータルサイトを活用することで、近隣の売り物件が探せます。不動産会社に身元を明かすことなく今の不動産の売却相場を把握することができます。どのサイトも特定の不動産会社のサイトじゃありません。広告を見たからといって営業をかけられることもないです。
ちなみに、不動産は新築の戸建や新築マンション以外、売りに出ている金額で成約となるケースはごくごく稀です。たいてい買主から値段交渉(値交渉)が入るんですね..。値引きされることを想定して売り出し金額を決めてる売主が多いです。
売り出し金額が3,000万円でも3,000万円で買い手がついた…とは限りません。2,700万円で成約できた可能性もあるんです。
「じゃ、近隣の類似物件っていくらで売却されたか?これも知りたいんだけど。」
大丈夫です!契約締結に至った価格帯を調べるポータルサイトもあります!
近隣の類似物件を見つけ「いくらで売れたか」がチェックできる2つのポータルサイト
近隣の類似物件がいくらで売却されたかを確認する | |
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①レインズマーケットインフォメーション | 全国/戸建・マンション |
②土地総合情報システム | 全国/土地・戸建・マンション・農地 |
近隣の類似物件はいったいいくらで買い手がみつかったか。「レインズマーケットインフォメーション(REINS)」と「土地総合情報システム」で売却相場を調べることができます。誰でも匿名で利用できます。
近隣に事例が無い場合もあります。みつからない場合は「隣町」や「丁目」を変えて幅広く「自分の不動産と似たような物件」があるかどうか調べてみましょう。
まずはレインズマーケットインフォメーション「レインズ(REINS)」から解説して行きますね。
①「レインズマーケットインフォメーション(REINS)」で類似物件を探し売却された金額を調べる
画像引用REINS(レインズ)
運営団体 | 全国指定流通機構連絡協議会 |
調べる場所 | http://www.contract.reins.or.jp/ |
探しやすさ | ![]() |
「レインズ(REINS)」で全国の物件(土地、戸建、マンション)が探せます。売却された金額も確認することができます。運営は全国指定流通機構連絡協議会という「国土交通大臣の指定を受けた各地域の指定流通機構」が行っています。民間企業ではありません。
宅地建物取引業者(不動産会社など)は国土交通大臣または都道府県知事の免許がないと不動産取引ができないんです。金額も高額、複雑な権利移動も伴う。だから不動産取引業界に関わってくるんですね。成約データの情報は月1回のペースで更新。
以下に「レインズ(REINS)」サイトの使い方をまとめておきます。
「レインズ(REINS)」は「マンション」「戸建」のカテゴリーしかなく「土地」がありません。
「土地」の金額は、「戸建の築年数」を操作することでおおよその目安がわかります。築年数を「20年超え」に指定して検索すると、構造にもよりますが建物価格は限りなくゼロに近づきます。正確ではないけど土地価格を判断する材料になります。
「レインズ(REINS)」の他に「土地総合情報システム」で調べることもできますよ。
②土地総合情報システムで類似物件を探し売却された金額を調べる
画像引用土地総合情報システム
運営団体 | 国土交通省 |
調べる場所 | http://www.land.mlit.go.jp/ |
探しやすさ | ![]() |
「土地総合情報システム」でも全国の物件(土地、戸建、マンション)が探せます。売却された金額を確認することができます。運営は国土交通省。「レインズ(REINS)」と違う点は、過去5年間のデータを遡って検索できる点ですね。使い方もカンタン!最新の成約金額データは「レインズ(REINS)」、過去に遡って調べたい時は「土地総合情報システム」といった使い方もできます。
こちらも成約価格の探し方を画像で記しておきますね。
ここまでのまとめ(近隣の類似物件の成約金額を調べる)
近隣の類似物件から売れた金額をチェックできる2つのポータルサイト「レインズ(REINS)」「土地総合情報システム」。特に「土地総合情報システム」は使いやすいです。成約データは5年分確認できますが、「不動産の売却相場」を調べるには直近のデータは「レインズ(REINS)」の方がいいです。
以上、「近隣の類似物件がいくらで売りに出されているか」「近隣の類似物件がいくらで売れたか」。これらのポータルサイトを見ることで、近くの類似物件を探し、売りに出ている金額の総額や、売却できた金額の総額が調査できます。調べて行くうちに「売却できそうな価格帯」がつかめてきます。
次に、自分の所有物件と類似物件を比較する場合の具体的な方法をお伝えします。
結論から言うと物件の「総額」だけでは売却金額の相場はわかりません。不動産売却の相場を把握するには「総額」だけじゃなく「坪単価」をチェックする必要があります。「坪単価」を確認することで、「自分の物件の総額」がわかり「売れそうな金額の相場」がつかめてきます。
では、「坪単価」の調べ方から解説しますね。
「坪単価」を調べ自分の不動産の売却相場を知る計算方法
- 面積(㎡)×0.3025=面積(坪)
- (マンションは「専有面積(㎡)」×0.3025=専有面積(坪))
「㎡」で記載されてる面積を「坪」で表すには上記のように計算します。
不動産業界では土地、戸建、マンションの面積は「㎡」よりも、主に「坪」を基準にします。
まず、自分の不動産の土地面積(マンションは専有面積)を「㎡」から「坪」に換算しておきましょう。次に自分の不動産と似た物件(今いくら、いくらで売れた)をみつけ、その「坪単価」を把握します。
今売り出されている類似物件または、売れた類似物件が以下の売地だと仮定し、それを事例に実際の坪単価を算出してみましょう!
坪単価の計算方法を売地の事例で解説
売地(価格4,000万円/土地面積500㎡) | ||
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1.面積を㎡から坪に換算 | [500㎡]×0.3025= | ①151.25坪 |
2.土地価格から坪単価を算出 | [4,000万円]÷①= | ②26.4万円/坪 |
「㎡」に「0.3025」をかけると、「坪」で面積が表せます(表①)。「総額」を「坪」で割ると物件の「坪単価」が出せます(表②)。
上記のように売地4,000万円(土地面積500㎡)を例に算出すると、坪単価は26.4万円となります。この類似物件の坪単価に自分の不動産の面積(坪)をかけると「相場」がつかめてきます。
土地とマンションは単純に「坪単価」をかけると売却相場がつかめます。でも「戸建」は「建物価格」が出せないといくらくらいなのか把握できないんです。
【土地・戸建・マンション別】売却相場を把握するポイント
坪単価を把握しておく | |
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土地 | 土地の総額÷面積(坪)=坪単価 |
戸建 | ※建物価格を算出するデータがないと算出しにくい |
マンション | マンションの総額÷専有面積(坪)=マンション単価(坪) |
戸建の相場は「坪単価」を自分の不動産の土地面積にかけるだけではわからないんです。戸建の売却価格の構造は「土地価格」+「建物価格」です。ですが、「建物価格」は建物の構造や築年数などによって複雑に変わって行きます。
建物価格の詳細を調べるには市区町村で「固定資産評価証明書」を取得する必要があります。しかし、不動産会社の査定じゃないのでここまでしなくてもいいと思います。戸建の金額相場をつかむだけです。近隣にある自分の不動産と似たような戸建の築年数や面積、住環境から売却総額を見比べて見て判断すればいいです。
次に、不動産売却の相場をつかむために自分の不動産と似た物件をどのようにみつけるか。「土地」「戸建」「マンション」別に見ておくべき不動難広告のポイントを解説しておきます。
【不動産売却の相場をつかむ!】不動産広告の見るべきポイントを土地・戸建・マンション別に解説!
所有する不動産と比較して見ておくべき不動産広告のポイント | |
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土地 | 地形や権利関係、どんな建物が建てられる地域なのか |
戸建 | どんな建物なのか、周辺はどんな住環境なのか |
マンション | どんな管理がされているか、どんな住環境なのか |
自分が所有する不動産と似た物件を、不動産ポータルサイトの不動産広告から見つけて比較します。最寄駅からの距離や権利関係、住環境など物理的な条件の違いでも不動産の売却価格は違ってくるんです。
「土地」「戸建」「マンション」ごとにまとめておきました。まずは「土地」から解説しますね。
土地は地形や権利関係、どんな建物が建てられる地域なのかで売却金額に差が出る
土地の広告を見るポイント | |
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所在地 | 自分の物件と似たような環境かどうか |
交通 | 駅から徒歩で何分か |
価格 | 総額と坪単価 |
土地面積 | ㎡(坪) |
建蔽率と容積率 | 敷地内にどれくらいの建物が建てられるか |
用途地域 | 何が建てられるか |
その他 | 権利関係(所有権・借地権等)、地形、上下水道、ガス、電気、古家の有無など |
土地の売広告で見るべきポイントは、所在地や交通、価格のほかに「面積」「権利関係(所有権や借地権等)」「地形」や「最適用途(何が建てられるか)」「現況(古家の有無)」などをチェックします。
更地と違って古家がある場合、どちらが建物解体の費用を負担する取引なのかによって成約する金額も変わってきます。相場を知るだけの段階では、「あぁ、更地で売却した方が条件よく売れる可能性が高いね。」くらいに覚えておきましょう。
戸建はどんな建物なのか、周辺はどんな住環境なのかで売却金額に差が出る
戸建の広告を見るポイント | |
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所在地 | 自宅の戸建と似たような環境かどうか |
交通 | 駅からの距離(徒歩で何分か) |
価格 | 総額と坪単価 |
土地面積と建物面積 | ㎡(坪) |
建蔽率と容積率 | 敷地内にどれくらいの建物が建てられるか |
築年数・建物の構造 | 建築された年や木造か鉄筋コンクリート造などの構造 |
用途地域 | 住宅が多い地域か商業施設、作業所が多いか |
その他 | 土地建物の権利関係、電気・ガス・上下水道の設備、学区、居住中か空家かなど |
戸建の売広告で見るべきポイントは、所在地、交通、金額のほか「土地や建物の面積」「建物の築年数や構造」「住環境」「土地建物の権利関係」などをチェックします。
戸建を求める人は価格はもちろんのこと、立地条件、敷地の広さや陽当たりなどの住環境、建物の築年数や構造などを中心に探します。周辺の他物件より極端に金額が低い場合は事故物件(人の変死があったなど)かどうかもよく確認します。売却価格に影響を与える要因が多いです。家をキレイにしておくと査定のポイントもアップし査定価格も違ってきます。
類似物件を探すときは、自分の家と比較してプラス要因、マイナス要因を確認して見て行きましょう。
マンションはどんな管理がされているか、どんな住環境なのかで売却金額に差が出る
マンションの広告を見るポイント | |
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所在地 | 自分の物件と似たような環境かどうか |
交通 | 駅から徒歩で何分くらいか |
価格 | 総額と坪単価(マンション単価) |
専有面積 | ㎡(坪) |
用途地域 | 住宅が多いか商業施設などが多い地域か |
管理体制 | 自主管理・委託管理、毎月の修繕積立金や管理費など |
その他 | マンションの権利関係、電気・ガス・上下水道の設備、学区、居住中か空家かなど |
マンションで類似物件を探すときは、自分の家と比較してプラス要因、マイナス要因を確認して見て行きましょう。
マンションを求める人は価格も然ることながら、住んだらどんな暮らしができるかが気になるところです。「立地条件」、「専有面積」や「陽当たりなどの住環境」、建物の「築年数や構造」などを中心に探します。戸建同様、極端に金額が低い場合は事故物件(人の死亡など)かどうかもよく確認します。
戸建もマンションも売却価格に影響を与える細かな要因が多いです。内装改装分の値段交渉はよくされるので、家をキレイに第一印象を良くしておくと査定金額も違ってきます。
類似物件を探すときは、自分の家と比較してどこがいいか、どこがよくないかを意識して見て行きましょう。
- 匿名で使えるAI査定を活用する(概算)
- 身元を明かして不動産会社で査定してもらう
匿名で使える「AI査定HowMa」。物件の所在とメールアドレスを知らせるだけで具体的な金額を教えてくれます。マンションと戸建に限定してるようですが営業をかけられる心配はありません。実際に物件を見て査定するシステムじゃないので提示される金額は参考程度かと思います。
プロである不動産会社に査定してもらう方法なら確実です。匿名では無理。近隣の類似物件で実際に締結された事例を基に算出。最近の取引状況や売りたい理由などを加味し売却可能な金額を提示してもらえます。具体的な根拠もわかります。売り出し価格は査定価格を参考に売主が決めます。
不動産売却の相場を調べる時に知っておきたい不動産の3つの売却方法【仲介・買取・直接売買】
「仲介・買取・直接売買」のポイント | ||
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①仲介(媒介) | 売主と買主の間に不動産会社が存在する | 仲介手数料が必要/プロ介在で安心 |
②買取 | 不動産会社や住宅会社等が売主から買い取る | 仲介手数料不要/すぐ現金化できるが仲介より安くなる |
③直接売買 | 売主・買主だけで売買する | 仲介手数料不要/トラブル時のリスクあり |
なぜ不動産売却の相場を調べる時に「不動産の売却方法」を知っておいた方がよいかというと、売却金額に影響が出てくるからです。
「①仲介」「②買取」「③直接売買」の中で最も金額が高く安心できる取引態様は、「仲介」です。特に売り急ぐ理由が無ければ「仲介」で売却したほうが安心です。
「買取」は売り急ぐ理由があるときに最適です。即現金が手に入るので物件購入を先にする場合に適しています。「仲介」より安くなるのは、買い取った業者がリフォームして転売するからです。
「直接売買」はトラブル発生時に非常に苦労します。不動産取引のプロでない限りオススメできません。
以上、「不動産売却の相場」をつかむときいっしょに覚えておくと、いざ売却となった時に後悔しなくてすみます。
~不動産売却の相場まとめ~
- 不動産売却の相場は自分でも把握できる
- 類似物件はポータルサイトで探せる
- 自分の不動産と似た物件を探す
- 「今売りに出ている価格」と「売れた価格」をおおざっぱに把握する
- 類似物件の坪単価を算出する
- 坪単価を基に自分の不動産の相場をつかむ
- 土地・マンションは坪単価を基に相場がわかる
- 戸建は類似物件の総額で判断する
- 相場は概算なので具体的な金額を知りたいなら不動産会社へ査定依頼
不動産を売却する時の相場は自分でも把握できるけど概算になる。正確な金額を出したい場合は不動産会社に査定してもらうしかないです。
不動産売却の相場は、「今売り出ししている価格」と「売れた価格」を確認して自分の不動産に当てはめて判断します。そのためには「坪単価」を知る必要があります。
土地とマンションは「坪単価」を基に相場がわかります。戸建ては建物の構造や築年数などが金額に大きくかかわってくるため似たような戸建の総額で判断するしかないです。