災害のニュースを観るたびに「次は近くで起きるかも…早く準備をしなければ」と焦る気持ちはあるものの、ついつい後回しにしてしまうのが防災対策です。
災害が起こってすぐは誰しも危機感を持ちますが、時間が経つほど薄れてしまうものですよね。中でもおろそかになりがちなのが非常用持ち出し袋、いわゆる防災リュックの用意です。
備蓄は普段からやっていても、いざ避難!という状況になった時、必要なものを持ち出す防災リュックまで準備している、というケースは意外と少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、非常時にさっと持ち出し避難できる「防災リュックの選び方」と「通販で買えるおすすめの防災リュック15選」をご紹介していきます。
今すぐ一式揃えられる防災リュックセットや、リュック単品でのおすすめもありますので、これから準備を始める場合や、見直しをお考えならばぜひご活用ください。

もくじ
防災リュックを選ぶ3つのおすすめの選び方!
防災リュックは値段も機能もバラバラで、いくつも種類があるので迷ってしまいますよね。ここでは防災リュックの選び方で、押さえておきたい3つのポイントをまとめました!
防災リュックは「単品」か「セット」で選ぶ!
防災リュックを選ぶ際は、まずリュックだけを「単品」で買うのか、必要なものが一通り揃った「セット」で買うか決めましょう!
「必要なものは自分で用意できる」「既にいくつか主要な防災グッズは持っている」という場合はリュックを単体で購入し、必要なものを買い足しながら自分で詰めていくスタイルがおすすめです。
逆に「何が要るのか分からない」「手間暇かけず一気に揃えてしまいたい」という場合は、多種類の防災グッズがまとめられているセットをおすすめします。
また、防災リュックは一人一つが基本ですが、家族分を一から用意するのはとても大変な作業です。
手始めにセットの防災リュックを1つ購入しておいて、それを基準としながら家族分の防災リュックを徐々に揃えていくのも良いですね!
後ほどのランキングでは「単品」と「セット」にわけて、おすすめの防災リュックをご紹介していきます。ぜひご自身のスタイルに合った防災リュックを選んでくださいね。
防災リュックの大きさ(容量)、重さで選ぶ
容量 | 重さ | |
---|---|---|
男性 | 30~40L | ~15kg |
女性 | 20~30L | ~10kg |
子供 | 10~20L | ~3kg |
防災リュックは、たくさん物が入ればいいというわけではありません。大きすぎ、重すぎは逆に危険だからです。
大きすぎて中で荷物が遊ぶと疲れやすくなりますし、大きいからといってたくさん詰めれば、それだけ重くなって肩や腰に負担がかかります。
また、大きいとどこに置いても邪魔になるので、結局クローゼットの奥に仕舞いこんでしまう…というデメリットも見過ごせません。
上の表に、無理なく運べる容量と重さをまとめましたので、チェックしてみてください。
容量(L)=縦(cm)×横(cm)×マチ(cm)÷1000
例)縦40×横30×マチ20÷1000=24リットル
重さの目安は成人男性で15kg、成人女性で10kgまでと言われています。
ちょっと少ないかな?と思うかもしれませんが、それを担いで長時間歩いたり走ったりできる重さ、と考えるとこのくらいが限界です。実際に背負ってみて無理のないよう調整しましょう。
そして、容量と重さの他に「身幅より小さいサイズもの」を選ぶことも忘れないでください。
特に大地震などでは揺れの衝撃で玄関や窓が開かなくなり、狭い隙間から脱出しなくてはならない状況も考えられます。
また無事に外に出られても、建物の倒壊などで道幅が普段通りとも限らないからです。
いざというときにさっと持ち出せて、担いで走れる大きさと重さにする、選ぶ、ということが非常に大切です。
防災リュックは防水を選ぶ
防災リュックは「軽量で丈夫なもの」というのは必須条件ですが、それと同じくらい重要なのが「防水」機能です。災害は晴れの日ばかりに起こるとは限らないからです。
台風や豪雨などの災害時に傘をさせば片手がふさがってしまいますし、強風で飛ばされた傘は誰かに怪我をさせる恐れもあり危険です。
傘を差さなくても雨具を着なくても、雨で電池式のグッズ等がダメにならない安心は大きいですよね。
防水、止水ファスナーが付いている耐水性が高いものが理想ですが、少なくとも撥水機能がついているものを選べば安心して使うことができます。
- 防水・・・水を通さない加工
- 撥水・・・水をはじく加工
このように、防災リュックは「防水」機能がついているタイプを選ぶことをおすすめします!
「単品」「セット」別におすすめ人気のランキングを見る!
それでは「単品」と「セット」別に、おすすめの防災リュックランキングをご紹介していきます!
防災リュック自体の機能や、セット内容などに違いもあります。ぜひご自分に合った防災リュックを見つけてくださいね。
【単品】防災リュック手作り派に!防災リュックおすすめランキングTOP5
防災リュックは自作したい派のために、防災リュックに代用可能な機能性の高いリュックをご紹介します。
ヘルメットが収納できる防災リュック!ワークマン ヘルメット収納型リュック

ワークマン ヘルメット収納型リュックの特徴
中はもちろん大容量、両サイドにはポケット、そしてチェストベルトまでついています。これが2,000円以下で買えるとはさすがワークマンといったところですね。
「折りたたみではなく普通のヘルメットを常備している」「靴も一緒にしまいたい」という場合には、とても重宝する商品です。
ただし、防水加工はされていないのでレインカバーを準備するなどの対策は必要です。
ワークマン ヘルメット収納型リュックの口コミ
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ワークマンで見つけた、ヘルメット収納型リュック
デカめのBellの自転車用ヘルメットも入りました('?')bこれなら邪魔にならなくていいや(^^)
…お買い物用です(笑) pic.twitter.com/lUou4eVJl9
— Kazuki????Homma (Preparing restart…) (@pata1) April 19, 2020
防災リュックにおすすめ!無印 肩の負担を軽くする撥水リュックサック

撥水加工
無印 肩の負担を軽くする撥水リュックサックの特徴
無印の定番かつ大人気のリュックサックです。
タウンユースタイプですが、軽くて丈夫、コンパクトながら物もたくさん入るので、防災リュックとしても十分なスペックを持っています。
特徴は商品名にもなっている「肩の負担を軽くする」という点です。
肩紐が体にしっかりフィットし、また荷物の重さを肩紐の幅全体に分散させることで、肩への負担を和らげてくれます。
「いかにも防災リュックなのは苦手」「スポーティすぎるのは嫌」という場合には、シンプルなデザインの無印のリュックをおすすめします。
無印 肩の負担を軽くする撥水リュックサックの口コミ
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楽天デイリーランキング1位獲得!アルファインダストリーズ スクエアリュック

アルファインダストリーズ スクエアリュックの特徴
スクエア型だから物をたくさん入れてもコンパクトにまとまり、中にも外にもポケットがあるので、収納したものが整理しやすく便利です。
内部がオレンジ色なので視認性が良く、黒だと見失いがちな小物でもすぐに見つかるというのもメリットです。
チェストベルトもついているので、体にしっかり密着させることができ、荷物が揺れることで感じる重さを軽減してくれますよ。
アルファインダストリーズ スクエアリュックの口コミ
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40Lの大容量アウトドア防災リュック!マウンテントップ アウトドアバックパック

マウンテントップ アウトドアバックパックの特徴
肩や背中にかかる重さを分散する機能や、チェストストラップつきでリュックを体に固定できるなど、長時間背負っても疲れにくい設計になっています。
防水ではなく撥水加工ですが、本体の底部分にレインカバーが入っているので雨の中でも安心です。
カラー展開が豊富なので、自分の好きな色を選びたいときにはいいですね。40Lと大容量なので男性向けの防災リュックになります。
マウンテントップ アウトドアバックパックの口コミ
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おしゃれと機能性を兼ね備えた防災リュック!ピラルク バックパック

ピラルク バックパック GP-011の特徴
スタイリッシュなデザインもさることながら、テントにも使用される素材を使い、水をはじくことはもちろん、泥汚れもさっと拭くだけで落ちるのでお手入れも簡単です。
外側のポケットには防水性のある止水ファスナーが採用されています。
目をひくカラーは遠くからでも上空からでも目立ち、まさに防災リュックにうってつけの商品ですね。
ピラルク バックパック GP-011の口コミ
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【セット】必要なものが一度に揃う!防災リュックおすすめランキングTOP10
「一から準備する時間がない」「どんなものを用意すればいいか分からない」という場合には、最初から中身が揃った防災リュックが◎。おすすめのものを厳選したので、ぜひ参考にしてください。
低コストで一式そろえたいなら!山善の防災リュック

山善 防災リュック30点セットの特徴
山善の防災リュックなら価格もお手頃で、懐中電灯や非常用給水バッグ、レインポンチョなど、必要最低限のものはある程度カバーできます。
ラジオや充電器、非常食や飲料水などは入っていませんが、既に持っているグッズや自分の好みでカスタマイズがしやすいというメリットもあります。
あまり高価はものは必要ない、とりあえず低コストで最低限そろえたい時におすすめの防災リュックです。
山善 防災リュック30点セットの口コミ
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小型で軽量、子供用としても◎!アイリスオーヤマの防災リュック

アイリスオーヤマ 防災リュック15点セットの特徴
2リットルのペットボトルが入っていても重さが3kgと超軽量で、ペットボトルのサイズを小さいものと交換すれば、さらに軽くできます。
ラジオや懐中電灯の類は入っていないので買い足すことになりますが、既にそれらが準備済みであれば、アイテムをダブらせることもなく無駄がありません。
比較的手にしやすい価格なので、これから災害への備えを始めるならばおすすめの防災リュックです。
アイリスオーヤマ 防災リュック15点セットの口コミ
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食料充実の防災リュックが二人分!ヘルメット付きセット【2人用】

ヘルメット付き防災セットDX【2人用セット】の特徴
二人分の防災リュックに日本製ヘルメット、ヘルメット専用ライトでまずは安全をしっかり確保できます。
またラジオやランタン、3日分のアイテムが入っていても重さわずか3kg程度と、女性でも走って逃げられる軽さというのもポイントです。
こちらは2人用ですが、1~5人用と人数展開も多いので、家族分、職場でまとめて準備したい時にもおすすめです。
ヘルメット付き防災セットDX【2人用セット】の口コミ
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Amazonランキングで常に上位!Relieved Lifeの防災リュック

Relieved Life 防災グッズセット1人用の特徴
肩や背面がダブルクッションになっていたり、毛布や寝袋をリュックの下部にワンタッチで取り付けられるなど、登山用リュックにも引けを取らない機能を持ちます。
歯ブラシセットやアイマスク、耳栓なども入っているので、一時避難用としてだけでなく、その後の避難生活を見据えた防災リュックを求めている場合におすすめです。
Relieved Life 防災グッズセット1人用の口コミ
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赤ちゃんを守る防災リュック!LAPITA SHELTERファミリー

LA・PITA SHELTERファミリー ベビータイプの特徴
消毒不要のコンパクトな使い捨て哺乳ボトルや、ミルクを温められる発熱材、おむつが臭わない袋など、赤ちゃん用アイテムが充実しています。
自治体によっては赤ちゃん用の備蓄はほとんど無い場合もあるので、赤ちゃんのものは特に準備が必要です。
出産を機に購入されるケースも多いので、出産祝いのプレゼントとしてもおすすめです。
LA・PITA SHELTERファミリー ベビータイプの口コミ
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女性防災士が考案!MT-NET 防災リュック女性用

MT-NET 防災セット女性用の特徴
使い捨てショーツや生理用ナプキン、水のいらないドライシャンプー、鏡など、女性が災害時に備えておきたいアイテムがセレクトされています。
防災ブザーが入っているのも、女性ならではの心配りですね。もちろん、非常食や衛生用品、ラジオライトなど、通常の防災アイテムも充実しています。
アイテムの充実さに反し重さが約3.8kgと軽量なので、女性用として、また中学生以上の娘さん用に準備したい場合にもおすすめです。
MT-NET 防災セット女性用の口コミ
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被災経験者の声を反映した防災リュック!HIH 非常用持ち出し袋

HIH 非常用持ち出し袋36点セットの特徴
他の防災リュックではあまり見られない防災頭巾や、避難中の有害な煙から守る防煙フードが入っているなど、火災や瓦礫対策ができるのも安心ですね。
アイテム数が36個と充実しているのにも関わらず、このお値段でひと通り揃うのはかなり満足度が高い製品です。
ただしリュック自体に防水機能がないので、レインカバーをするかリュックを背負ってからポンチョをかぶるなどの雨対策は必要となります。
HIH 非常用持ち出し袋36点セットの口コミ
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防災用品専用メーカーが作った防災リュック!ラピタプレミアム

LA・PITA 防災セットラピタプレミアムの特徴
リュック本体にはテントに使用される素材や止水ファスナーを採用して防水性を高め、反射材、畜光材も付いているなど夜でも安心して避難できる工夫もされています。
中身もラジオつきライト、ランタン、非常食、加熱材、寝袋、非常用トイレなど、文句なしのラインナップです。
防災リュックのデザインはとてもシンプルでスタイリッシュなので、日常生活に溶け込んでインテリアを邪魔することのない防災リュックをお探しの時におすすめです。
防災セットラピタプレミアムの口コミ
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楽天ランキングで1位を獲得した防災リュック!Defend Future 防災セット

撥水加工
Defend Future 防災セット 1人用 Reliefの特徴
リュックは自立型、フロントに反射材、持ち手に蓄光材を施すなど機能性がアップし、またファスナーが大きく開くなど、中身を取り出したり整理しやすい工夫もされています。
中のアイテムも必要最低限のものはもちろん「携帯洗濯パック」「ポータブルウォッシュレット」など、あれば便利なものが入っているのもポイントです。
5年間の保証があり不備が出れば完全無料で負担してもらえるので、長期保管する面から見ても安心できる防災リュックです。
Defend Future 防災セット 1人用 Reliefの口コミ
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防水防炎&グッドデザイン賞受賞の防災リュック!防災防犯ダイレクトの地震対策避難セット

防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セットの特徴
非常用持出袋として初めてグッドデザイン賞を受賞した、とてもスタイリッシュなデザインが特徴です。
非常時にすぐ持ち出せるよう「玄関やリビングにも違和感なく置ける」をコンセプトに作られました。
防災リュックは止水ファスナーがつき、生地には防水と火災時の延焼を防ぐ防炎素材を併せもつなど、あらゆる災害に対応しています。自立式で取っ手付き等、機能的にも抜群です。
デザイン性と機能性を兼ね備えた、どんな人にでもおすすめできる防災リュックです。
防災防犯ダイレクト 地震対策30点避難セットの口コミ
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防災リュックのおすすめの中身の決め方、作り方は!
防災リュックは買って終わりではなく、あらゆる災害を想像しながら自分用にカスタマイズして作っていくことが大切です。
ここでは防災リュックの中身の決め方、作り方についてご紹介します。
「一次避難用」と「二次避難用」を分けて考える
備えるべき防災用品には大きく分けて、「一時避難用」と「二次避難用」があることはご存知でしょうか。
- 一次避難用・・・災害発生時に安全な場所へすぐ避難するために必要なもの
- 二次避難用・・・状況が落ち着いてから使う事になるもの
この2つを分けて考えないことが「何をどこまで準備したらいいか分からない」となり、結局後回しになってしまう原因です。
防災リュックは「一次避難用」にあたります。「二次避難用」である一週間分の食料や水は、防災リュックに入れるのではなく別に備蓄しておくのです。
事前に避難情報が来る大雨などとは異なり、大震災などでは避難所が整うまで時間もかかります。
国や自治体が機能停止になることも想定し、少なくとも24時間は自力でサバイバルするために用意するのが防災リュックです。
中身を決めるときはそれを念頭に置きながら、本当に必要なものだけに絞りましょう。
みんなに共通するものから作っていく
防災リュックには必要最低限のものを詰めるのが鉄則ですが、その必要最低限なものは「家族みんなに共通するもの」と「個々で必要になるもの」の2つがあります。
まずは「みんなに共通するもの」から準備していきましょう。
- 貴重品・・・現金、重要書類(預金通帳、保険証)のコピー、印鑑(認印でOK)、家族の写真(はぐれた時のため)
- 食料・・・飲料水、非常食
- 情報収集・・・ラジオ、モバイルバッテリー、乾電池
- 危機回避・・・懐中電灯、救助笛、軍手、帽子(できればヘルメット)、雨具
- 衛生用品・・・マスク、ウエットティッシュ、救急セット、トイレットペーパー
上記のアイテムは誰にでも必要になるものばかりです。災害などがあった直後は品薄になるものもあるので、貴重品も含め早めに準備しておきましょう。
個々で必要になる中身をリスト化する
参考資料内閣官房内閣広報室「災害の「備え」チェックリスト」(PDF)
「みんなに共通するもの」を準備したら、次は自分用にカスタマイズしていきましょう。「個々で必要になるもの」を下にリスト化してみました。
- 女性・・・生理用品、おりものシート、防犯ブザー、中身の見えないごみ袋
- 子供がいる人・・・おむつ、ミルク、お尻ふき、母子手帳、おやつ
- 持病がある人・・・薬、お薬手帳のコピー
- 視力が悪い人・・・メガネ、コンタクト
- お年寄り・・・折りたたみ杖、補聴器、吸水パッド、入れ歯
これ以外にも必要なものがあるかもしれません。日々、自分や家族が使っているものなどを思い出しながらチェックリストを作るのも、中身の入れ忘れを防ぐコツですよ。
チェックリストについては、内閣官房内閣広報室の「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」のページなどでも紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
参考資料内閣官房内閣広報室「災害に対するご家庭での備え~これだけは準備しておこう!~」
防災リュックについてのよくあるQ&A
では、最後に防災リュックを使う上での気になるQ&Aをご紹介していきます。
防災リュックの置き場所はどうすれば?どこに置くのが最適ですか?
玄関は逃げるときにさっと持っていきやすいですし、避難先から取りに戻るとなったときも分かりやすい場所ですよね。
また災害は就寝中に起こることも考えられるので、寝室に置くというのもひとつです。
寝起きの状態はただでさえ慌ててパニックになりやすいですから、すぐ近くに防災リュックがあれば安心です。
防災リュックの詰め方、重さを感じにくい入れ方のコツはありますか?
登山者には常識ですが、軽い荷物から詰めて最後に重い荷物を上に乗せると、重心が高くなり軽く感じます。
また、できるだけ体に密着させることで、荷物が揺さぶられたときに感じる重さを感じにくくさせることもできます。
リュックについているベルトやチェストストラップをとめたり、肩ひもを短くすることで体へのフィット感も増して安定しますよ。
重い荷物と軽い荷物を重ねて運ぶとき、重い荷物(重心)を上にした方が軽く感じます。登山をされる方はご存知かもしれませんが、非常持出袋(リュック)も詰め方ひとつで軽く感じ、楽に運ぶことができます。重い物は上の背中側に、軽い物は下の外側に詰めるのがコツです。ぜひ試してみてください。 pic.twitter.com/fWK3dn1I1Z
— 警視庁警備部災害対策課 (@MPD_bousai) June 20, 2018
上記は警視庁が推奨している詰め方のコツです!リュックに詰める時の参考にして下さいね。
防災リュックは100均のものでも大丈夫ですか?
「防災リュックには必要最低限だけ」とはいえそれなりに重くなりますし、生地が薄く破れやすいのは防災リュックとしては致命的です。防水加工もされていません。
いざというとき命綱になるものですから、防災リュックにはしっかりした作りのものを選ぶのがおすすめです。
防災リュックの色は何色がいいですか?
ひと昔前は銀色のものをよく見ましたが、今は部屋のインテリアを邪魔しない白、遠くからでも目立つオレンジなどの明るい色を採用している防災リュックも多いですね。
ひとつおすすめがあるとすれば、家族内で色をわざとバラバラにするということです。
いざというとき誰のリュックか一目で判断でき、さっと持ち出すことができるからです。
まとめ
地震、台風、集中豪雨など、自然災害の多い日本に住んでいる私たちは、日頃の備えができているかどうかで命が大きく左右されます。
緊急事態には頭も体も硬直し、平常時のようには動けなくなるものです。そのときに焦らず落ち着いて行動するためには、何かが起きる前に準備ができていることが大切です。
自分や家族を守るため、そして混乱している時に人に迷惑をかけないためにも、防災リュックは今のうちにしっかり備えておきましょう!