無線LANはどこでもwifiが使えて大変便利です。でも、wifiルーターから遠かったり、電波の障害となるものがあったりすると無線が届かずイラっとすることがありますよね?
そのようなときに便利なのが、無線LAN中継器です。これを取り付ければ、届かなかった電波が端末まで届くようになります。
しかし、一言で無線LAN中継器といってもさまざまな種類があり、どれを選んでよいのか迷うことも多いと思います。
今回は「無線LAN中継器の選び方」と「おすすめの無線LAN中継器12選」を紹介してみたいと思います。
あなたにぴったりの無線LAN中継器を、迷うことなく選べること請け合いです。

もくじ
無線LAN中継器を選ぶ3つのおすすめの選び方!
無線LAN中継器を選ぶときには、押さえておきたいポイントが3つあります。これを外さなければ失敗することはないですから、しっかり確認しておきましょう。
使っているwifiルーターの規格を確認する
規格 | 最大通信速度 | 周波数 |
---|---|---|
IEEE802.11a | 54Mbps | 5GHz |
IEEE802.11b | 11Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11g | 54Mbps | 2.4GHz |
IEEE802.11n | 600Mbps | 2.4GHz/5GHz |
IEEE802.11ac | 6.9Gbps | 5GHz |
wifiの規格には上表の5種類があります。これら5種類のうち、現在主流となっているのは、IEEE802.11nとIEEE802.11acの2種類です。
今使っているwifiルーターが「どの規格のものなのか」をまず確認して、それと同じ規格の無線LAN中継器を選びましょう。
使用できる周波数を確認する
wifiルーターは使用できる周波数を必ず確認しておきましょう。周波数が合っていないと通信トラブルのもとになってしまうからです。
wifiルーターの規格は、上記画像のようにルーターに貼り付けられたステッカーなどで確認できます。
- IEEE802.11n・・・2.4GHz/5.0GHz
- IEEE802.11ac・・・5GHz
wifiルーターの規格では、2.4GHzと5GHzの2種類の周波数が使われています。今使っているwifiルーターの周波数を確認して、それと同じ規格の無線LAN中継器を選びましょう。
設置タイプを選ぶ
同じ規格、同じ周波数でも、無線LAN中継器には設置タイプによって、以下の2種類に分けられます。
- 本体を直接コンセントに差し込むタイプ(写真左側)
- 本体から出た電源コードをコンセントに差し込むタイプ(写真右側)
直接コンセントに差し込むタイプはコードがないため、スッキリ見える点がメリットです。また、電源コードをコンセントに差し込むタイプはどこにでも自由に設置できるのがメリットです。
状況に合わせて選びましょう。
高速・広範囲で高評価!おすすめの無線LAN中継器ランキングTOP12!
ここからは、高速で電波が届く範囲が広いと評価が高い無線LAN中継器をピックアップして、ランキング形式で紹介します。
規格や周波数を確認しながら、無線LAN中継器選びの参考にしてくださいね!
PS4にも対応、Logitec無線LAN中継機LAN-RPT01BK

LAN-RPT01BKの特徴
LAN-RPT01BKは強力なアンテナを内蔵しているため、家の中で電波が届きにくい場所でもwifi機器を使用することができます。
一般住宅での測定結果では、ルーターのみでの通信と比較して約13倍の通信速度になりました。
wifiルーターの電波の強さを表示するランプがついているため、どこに設置すればよいか簡単にわかります。また、面倒な設定も不要で、WPSボタンを押すだけで設定が完了します。
LAN-RPT01BKの口コミ
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今までwifiが届かなかった場所も使えるようになり、家中どこでもネットにつながるようになりました。
今まではwifiルーターの電波が弱く、ちょっと動画を見るのもストレスを感じるほどでしたが、スムーズにみられるようになりました。
Nintendo Switch動作確認済、I-O DATA無線LAN中継機WN-G300EXP

WN-G300EXPの特徴
本体がコンパクトに作られているため、コンセントをふさがずに済みます。
また、もともとwifiルーターに接続していたパソコン・スマートフォン・ゲーム機などは、本中継器を設置しても再度接続の設定をする必要がないのも、大変便利です。
接続や設定について万が一わからなくても、電話サポートがあるので初心者でも安心です。
WN-G300EXPの口コミ
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ただ難を言えば、眩しいので寝室に設置できないのが残念です。
3年保証、TP-Link無線LAN中継機TL-WA850RE

TL-WA850REの特徴
TP-Linkは世界でトップシェアの会社で、保証も3年ついているので安心です。
また、技術的なサポートも充実していて、電話やEmailのほかチャットでのリアルタイム対応が可能です。
本中継器には有線LANポートがひとつついていますから、絶対にインターネット接続を切断させたくないような場合や、有線LAN接続のみのネットテレビなどに威力を発揮します。
TL-WA850REの口コミ
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高画質動画をガンガン見たりするには少し非力ですが、せいぜいyoutube動画を見る程度であれば、まったく問題ないと思います。
ただ戸建てなら1階、マンションなら1LDKが推奨とあるので、広い家の場合はもう少しパワーのあるものを選んだほうが良いと思います。
ACアダプタ接続、エレコム無線LAN中継器WRC-300FEBK-R

WRC-300FEBK-Rの特徴
電波の拡張範囲は、マンションであれば1部屋分、一戸建てであれば1フロア分が目安となっていますから、多くの場合、自宅内どこでもwifiを使えるようになります。
また有線LAN接続もできるので、有線LANしか対応していないwifi機器を無線LAN環境化することができます。
WRC-300FEBK-Rの口コミ
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iPhoneX/XS動作確認済み、BUFFALO無線LAN中継機WEX-733DHP

WEX-733DHPの特徴
ハイパワーなので、壁が厚く頑丈な造りの家や3階建てなど、wifiルーターだけでは届かなかった電波も、家中隅々まで届きます。
また、親機の弱い電波でつながっている場合でも、中継器用SSIDで手動で電波が強い中継器に接続を切り替えることができるので、ストレスを感じません。
WEX-733DHPの口コミ
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南北のほぼ真ん中の廊下の設置したところ、電波状況が劇的に改善しました。
オンラインゲームにも最適、TP-Link AC750無線LAN中継器RE200

RE200の特徴
RE200は、wifiルーターから受信している信号の強度を示すスマートシグナルライトが搭載されているので、中継地点としてどこが最適な場所か、簡単に見つけることができます。
また、wifiルーターにWPSボタンがあれば、RE200のボタンを押すだけで簡単に接続が可能です。
RE200の口コミ
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セッティングが完了したらすぐに使えて、それ以降まったくストレスなく使えています。
その結果はバッチリ、劇的に電波状況が改善しました。
階段に設置したところ、2階の全部の部屋でまったく問題なくパソコンやゲーム機が使えるようになって、大正解でした。
外出先・旅行先でも便利、TP-Link無線LAN中継器TL-WR902AC

TL-WR902ACの特徴
TL-WR902ACは、コンパクトで持ち運び可能なルーターで、中継器やホットスポットなどとしても使えて大変便利です。
旅先のホテルが有線LANでも、本機を接続するだけで、簡単に無線LANの環境を作れます。
自宅では、中継器やデスクトップパソコンとつないで無線LANとして接続するなど、一台何役もこなしてくれる優れものです。
TL-WR902ACの口コミ
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本体の発熱も抑えられているので、携帯用だけでなく家に設置してずっと使っても十分いけそうです。
簡単接続、バッファロー無線LAN中継機WEX-1166DHP

WEX-1166DHPの特徴
本体をコンセントに直接挿すこともできますし、据え置いた本体から電源コードでコンセントに挿すこともできるため、状況に合わせて設置できます。
また、ビームフォーミングといって、エリア内にあるwifi機器を狙って電波を出すため、より安定した通信が可能になっています。
WEX-1166DHPの口コミ
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電源を入れて、スマホの専用アプリから中継器の管理画面に入り、電波状況を見ながら中継器を設置すれば、あとはパスワードなどを変更するだけで完了してしまいました。
これなら、たぶんあまりこういった機器に強くない人でも大丈夫なのではないかなと思います。
そこで2階に本機を設置したところ、2階はもちろん、3階のすべての部屋でwifiが使えるようになりました。
親機は2階にあり、中継器は1階に設置したのですが、通信速度も変わらず快適に使えています。
ハイパワーでコンパクト、TP-Link AC1200無線LAN中継器RE305

RE305の特徴
2.4GHzはもちろん、オンラインゲームやHDストリーミングやオンラインゲームなどに適した5GHzにも対応しています。
LANケーブルで接続するだけで、有線LANを無線アクセスポイントに切り替えることも可能です。
また、無料アプリ「Tether」を使えば、スマホ(iphone、androidとも可)から簡単に設定することもできます。
RE305の口コミ
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中2階の部屋に設置したのですが、さすが11ac対応だけあって電波強度は格段に上がり、スピードも速いです。セッティングもWPSボタン一発で楽ちんです。
そのせいで、玄関から離れた居間の奥のほうでwifiの感度が悪く、パソコンが使えない状況でした。
そこで本機を廊下の途中のコンセントに挿してみたところ、ばっちり使えるようになりました。購入してよかったです。
家が長細い形で、片方の端にルーターがあるせいで、逆側の端では電波状況が悪かったのですが、これを設置したら一発で解消しました。
一人暮らしにも最適、NETGEAR無線LAN中継機EX6110-100JPS

EX6110-100JPSの特徴
お風呂やトイレなど、家じゅうどこでもwifiが欲しい、スマホやゲーム、テレビなど無線で接続したい、という方にピッタリです。
コンセントに直接挿すタイプですが、スリムでコンパクトなので、もう一つのコンセント穴をつぶしません。また、ボタンを押すだけで設定できるので初心者でも安心です。
EX6110-100JPSの口コミ
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今まで風呂場では受信状況が悪く、受信感度のアンテナ表示が1本だったのが3本になりました!
1階に親機のルーターがあるのですが、ちょうど真上の部屋にこの中継器を置いたら、2階全体で快適に高速通信ができるようになりました。
使っていると少し熱を持つのが気になる点です。
ほかの方のレビューで評判が良かったので、これが最後だと思って試してみたらつながったので、本当に試してよかったと思いました。
ハイスペック・超高速、TP-Link無線LAN中継器RE650

RE650の特徴
「4ストリーム」「TurboQAM」「Wave2」といった最先端テクノロジーにより、 何と最大1733Mbpsの高転送速度が可能です。
これにより、4K動画やゲームなどもストレスなく楽しむことができます
また、ハイパワーでしかも4本のアンテナを搭載しているので、家の隅々にまで電波を供給してくれます。
RE650の口コミ
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そこで中継器を設置したところ、170Mbpsの速度が出ました。これだけでれば文句なしです。
そこでこの中継器を試してみたのですが、電波も問題なく届き、スピードも十分でした。動画視聴なども快適です。
その結果、2階では60~75M、3階では分厚い扉があっても35M、4階でも15~30Mとの速度で通信が可能になりました。
ハイスペックで低価格、TP-Link無線LAN中継器RE450

RE450の特徴
3本のデュアルバンドアンテナで、929平方メートルまでカバーするので、「届かない」という心配から解放されます。
スペックは無線LAN中継器として最高峰ながら、価格は安く抑えられているので、かなりの「お得感」を感じられるはずです。
RE450の口コミ
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1階も2階も同じwifi環境になり、うれしいです。
スマホアプリでほとんどの設定ができるのも、すごく便利だと思います。
無線LAN中継器のおすすめの使い方は!
無線LAN中継器は、wifiルーターとwifiに接続したい端末(パソコン、スマホ等)の間に設置します。
設置する前にまず、無線LAN中継器とwifiルーターをつなぐ作業が必要です。作業方法には、以下の2通りがあります。
wifiルーター(親機)にWPSボタンがある場合
wifiルーター(親機)にWPSボタンがある場合は次のように行います。
- 中継器を親機近くのコンセントに接続
- 親機のWPSボタンを長押し
- 中継器のWPSボタンを長押し
- 接続完了
つまり、親機と中継器のWPSボタンを押すだけで、接続が完了します。
wifiルーター(親機)にWPSボタンがない場合
wifiルーター(親機)にWPSボタンがない場合は下記のように行います。
- 中継器の電源を入れてスマホやパソコンと接続
- スマホやパソコンで表示される設定画面で親機と接続
- 接続完了
WPSボタンがない場合は、スマホやパソコンなどで手動により設定作業を行います。接続が完了したら、中継器を設置場所に移動すればすべて完了です。
機種によっては、使い方が異なる場合があります。その場合には、説明書を読んでみてください。
無線LAN中継器についてのよくあるQ&A
では、最後に無線LAN中継器を使う上での気になるQ&Aをご紹介していきます。
wifiルーター(親機)と無線LAN中継器のメーカーは同じである必要はありますか?
その場合は、手動設定することになります。
無線LAN中継器は同時複数台接続で何台まで可能でしょうか?
無線LAN中継器でAC750やAC1200、AC1750、AC2600といった表示を見かけますが、どういう意味ですか?
転送速度は、「対応する周波数帯が2.4GHzの場合の最大速度 + 周波数帯が5GHzの最大速度」という形で表示されます。
AC | 最大速度 |
---|---|
AC750 | 300Mbps + 433Mbps |
AC1200 | 300Mbps + 866Mbps |
AC1750 | 450Mbps + 1,300Mbps |
AC2600 | 800Mbps + 1,733Mbps |
ACの後の数字が大きくなればなるほど、転送速度も速くなるということですね。
無線LAN中継器にゲーム機やテレビなどを有線接続し、無線化することはできますか
上記のようなLANポートがある無線LAN中継器であれば可能です。
無線LAN中継器を設置したのですが、速度は遅いままです。
- 端末が無線LAN中継器ではなく、親機に接続している
- 無線LAN中継器の設置場所が悪い
端末に表示されている電波(SSID)を確認して、親機のものではなく中継器のものになっているかどうかチェックしましょう。
また、無線LAN中継器の設置場所が、親機から離れすぎていないか確認しましょう。
中継器に表示されている電波強度が「弱」の場合、通信が不安定だったり、速度が遅くなったりする可能性があります。
まとめ
無線LAN中継器とは、wifi電波の延長コードのようなものです。
たとえば家の中で「1階のリビングではパソコンでインターネットに接続できるのに、2階の自室ではつながらない」といった場合に威力を発揮します。
また、つながっていはいても頻繁に途切れたり通信速度が遅かったりといった場合でも、中継器で改善できる可能性大です。
取付自体も工事が必要なわけではなく、コンセントに挿して接続の設定をするだけですから簡単です。
値段も数千円程度なので、もしwifiの電波について何か改善したいことがあれば、ぜひ試してみることをおすすめします。
中継器を設置したことで、接続できる範囲が1.5倍くらいにひろがりました。