- 中古車を購入したいけど、見分け方がわからない。
- 事故車と気付かず購入してしまわないか心配…。
- 中古車の状態を見抜くポイントがあるなら知りたい!
こういったことで困っていませんか?
私自身も過去に6台の中古車を購入してきて、同じように感じていました。
しかし、見るべきポイントをおさえておけば状態の悪い中古車を避けることができます!
そこで今回こちらでは、中古車販売店の店主に聞いた33のチェックポイントを写真付きで解説していきます。
中古車を購入する際のチェックとして、お役立てください。
もくじ
状態の悪い中古車を見抜く!33のチェックポイント!
チェック箇所の分類 | チェックポイント数 | 詳細 |
---|---|---|
エンジンルーム | 7 | エンジンルームのどこをチェックすれば良いか?7つのチェックポイントを説明します。 |
駆動系 | 3 | エンジンルームのチェックではわからない、走行に関わる3つのチェックポイントを説明します。 |
修理した痕跡 | 5 | 事故車や修理した場所を見抜く、5つのチェックポイントを説明します。 |
外装 | 7 | 車の傷・ヘコミや下回りのサビなどを確認する、7つのチェックポイントを説明します。 |
内装 | 5 | 見落としがちな車内の汚れや冠水車を見抜くポイントを説明します。 |
電装系 | 3 | パワーウインドウやエアコンなど電装系の3つのチェックポイントを説明します。 |
試乗するとき | 3 | 試乗するとき、または展示場内で走行するときの3つのチェックポイントを説明します。 |
チェック箇所を7つに分類し、全部で33のチェックポイントを説明していきます。
33もチェックするなんて大変…。と思われるかもしれませんが、これだけチェックすれば中古車選びで失敗することはありません。
それでは、さっそくエンジンルームのチェックポイントから説明していきましょう!
中古車のチェックポイント①:エンジンルーム
- エンジンルーム全体の汚れ
- オイルフィラーキャップの汚れ
- ラジエターキャップの汚れ
- エンジンルーム内のサビ
- エンジン周辺のオイルのにじみ
- バッテリーターミナルの腐食
- ブレーキオイルの劣化
エンジンルームのチェックは、必ずエンジンをかける前に行ってください。
エンジンをかけた後では、ルーム内が熱くなってしまうからです。また、エンジンルームをチェックする際は、販売店の許可をとってから行ってくださいね。
では、1つずつ見ていきましょう!
エンジンルーム内の汚れがヒドくないか?
- 上の写真より汚れがヒドくないかを見る
- ゴミや誇りが溜まっていないを見る
- 液体が飛び散った後がないかを見る
エンジンルーム内がゴミや誇りで汚すぎる…。という車は、まともに整備されていません。
この時点でアウトです!
また、エンジン温度が異常に高くなることで走行不能になるオーバーヒートを起こした車は、エンジンルーム内に冷却水の飛び散った跡が残ります。
こういった車は避けておきましょう。
オイルのフィラーキャップに汚れが付着していないか?
- オイルフィラーキャップにカスや汚れが溜まっていないかを見る
- オイル投入口にもカスや汚れが付着していないかを見る
- 白いゼリー状の固体がキャップに付着していないかを見る
オイルフィラーキャップやオイル投入口に、黒いドロドロ・ゴミ・カスが付着した車は避けておきましょう。
前オーナーが、オイル交換をマメに行っていなかった証拠です。
では、どんな状態ならOKなのか?というところですが、上の写真の状態なら十分OKです。
また、白いゼリー状の固体がキャップに付着している車も避けたほうが無難です。
というのも、長いあいだ放置されていた車か、チョイ乗りを繰り返しエンジンに負担のかかっている車である可能性が高いからです。
エンジンルーム内のサビはヒドくないか?
- エンジンルーム・サイドのパネルがサビていないかを見る
- ボルトのサビも確認する
エンジンルームの横側がサビついている車は、他の箇所もサビにやられている可能性が高いです。
なので、下回りのサビを念入りにチェックするようにしてください。もし、下回りがサビサビだった場合は問答無用で避けることです。
※下回りの確認は、外装のチェックポイントで説明しています。
ラジエターキャップ・冷却水にサビが付着していないか?
- ラジエターキャップにサビが付着していないかを見る
- 冷却水にサビが混じっていないかを見る
冷却水の管理が悪いと、ラジエターキャップや冷却水にサビが交じります。
こういった車は、ラジエターが損傷している可能性もあるので避けておきましょう。
また、確認する際は冷却水の色ではなく、サビの粉の有無を見るようにしてください。冷却水の中には、もともと赤色をした液体もあるからです。
エンジンルーム内にオイルの「にじみ」はないか?
- オイルフィラーキャップがある周辺にオイルの「にじみ」はないかを見る
オイルフィラーキャップのある周辺をよ〜く確認してください。
オイルの「にじみ」がある車は、おそらくヘッドカバーのパッキンが劣化しています。
パッキンの交換を行えば直りますが、交換してもらえないようならその車は避けておきましょう。
バッテリーのターミナルは腐食していないか?
- バッテリーの上部分にある金具を見る
バッテリーの上部分にある金具は、ターミナルと呼ばれる部品です。もしターミナルが腐食していたら、ターミナルを交換してもらうようにしましょう。
ターミナルが腐食していると、電気の流れが悪くなってしまうからです。
また、バッテリー本体には以前交換した年月日が記載されていることが多いです。もし、前回の交換から4年以上経過しているようなら、バッテリー本体も交換してもらいましょう。
ブレーキオイルの量が減っていないか?色は濃くないか?
- ブレーキリザーバータンクの液量を見る
- ブレーキオイルの色が茶色っぽくなっていないかを見る
ブレーキオイルの液量が少ない場合は、ブレーキパッドが減っている可能性があります。ブレーキパッドを確認してもらいましょう。
また、ブレーキオイルの色が茶色や黒色など濃い色の場合は、ブレーキオイルが劣化している証拠です。
こちらも交換をお願いしましょう。
中古車のチェックポイント②:駆動系
- エンジンの音
- マフラーから出る煙の色とニオイ
- AT車のシフトを変えたときのショック
エンジンルームのチェックが終わったら、次は上記3つのポイントも必ず確かめておきましょう。
エンジンの音がおかしくないか?
- ガラガラした音がしないか?
- ガチャガチャした音がしないか?
- エンジン音が大き過ぎないか?
エンジンオイルが新しく量も問題ない。それなのにエンジンの音がおかしい場合は、どこかに異常があると考えられます。
明らかに変な音がする…。と感じた場合、その車の購入は避けておきましょう。
異音かどうかよくわからない…。そんなときは、同じタイプの車のエンジン音と比べるとわかりやすいです。
マフラーから出る煙の色・ニオイに異常はないか?
- モクモクした白煙が多く出ないか?
- ガソリンのニオイがキツくないか?
- オイルのニオイがキツくないか?
上の写真程度の白煙なら全然問題ありません。普通です。
明らかに、モクモク白い煙がでる車がNGです。
モクモク白い煙が出る原因は、エンジンオイルを定期的に交換していなかったことがあげられます。
こういった車は、エンジンにも相当な負担がかかっていると考えられます。避けておいたほうが無難でしょう。
AT車のシフトを変えたとき「ガクン」というショックはないか?
- シフトチェンジしたとき、時間差で「ガクン!」とこないか?
AT車のシフトを「P」→「R」または「P」→「D」に変えたとき「ガクン!」と、1.5秒以上遅れで衝撃が来るかどうかを確認してください。
症状が出た場合は、AT機能が低下している可能性が高いです。
修理に20万円以上かかるケースもあるので、こういった車は購入しないようにしましょう。
ただし、これはAT車の場合。今主流となっているCVT(無段変速機)の車は別のチェック方法があります。
詳しくは「CVT車の走行時、ガクガクする振動や異音はないか?」を参考にしてみてください。
中古車のチェックポイント③:修理した痕跡を見抜く
- ボンネットの閉まり具合をみる
- ボンネット取り付け部のボルトをみる
- ハッチの取り付け部のボルをみる
- ドアの取り付け部のボルトをみる
- 前後ドア間の柱の歪みをみる
事故やその他の原因によって、ボンネット・ハッチ・ドアなどを交換修理している中古車もあります。
安心を求めるなら、こういった車は避けましょう。そのために、修理した痕跡を見抜くポイントを5つ紹介していきます。
ボンネットが「カチン」とスムーズに閉まるか?
- ボンネットの閉まりが悪くないか?を確認する
ボンネットを交換していると、閉まりが悪くなることがあります。
もし、ボンネットがスムーズに閉まらないときは「交換しているかもしれない。」と疑いましょう。
ボンネット取り付け部のボルトに交換した跡はないか?
- ボンネットの取付けボルトの角が削れていないか?
- 角の削れを隠すためにボルトを塗装していないか?
ボンネットを交換している場合は、取付けボルトの角が削れます。
もし、ボルトの削れを隠すために上から塗装してあったとしても、塗装の色がまわりと違うのですぐ気づきます。
「ボンネットを交換している車=状態が悪い車」とは言えません。しかし、交換した理由がわからないなら、その車は避けたほうが無難です。
ハッチの取り付け部のボルトに交換した跡はないか?
- ハッチの取付けボルトの角が削れていないか?
- 角の削れを隠すためにボルトを塗装していないか?
ボンネットの場合と同じく、取付けボルトの角が削れていないかを確認しましょう。
ハッチは、後ろからの追突(通称:オカマを掘られる)によって交換する場合が多いです。
ハッチを交換している車は、できれば避けておきましょう。
ドアの取り付け部分に交換した跡はないか?
- ドア取付けボルトの角が削れていないか?
- 角の削れを隠すためにボルトを塗装していないか?
ボンネットやハッチと同じく、取付けボルトの角が削れていないかを確認しましょう。
ドアを交換している車は、運転操作ミスで激しくぶつけたか、サイドから突っ込まれた事故車である可能性があります。
いずれにしても、避けておきたい車です。
前後ドア間の柱に歪みはないか?
- 前後ドア間の柱を横から見て歪んでないか確認する
前後ドア間の柱(ドアピラー)が歪んでいる車は、ほぼ事故車です。
おそらく「修復歴あり」と記載されている中古車のはずです。
走行に問題が出ることもあるので、購入は絶対に避けておきましょう。
中古車のチェックポイント④:外装
- 細かいキズやヘコミの確認
- ヘッドライトの左右の色の違い
- フロントガラスのビビや傷
- 屋根の傷やヘコミ
- ハッチの取り付け部分のヒビ割れ
- タイヤのヒビと製造年
- オイル漏れやサビがないか下回りを確認
車の外装は、見るべきポイントがあります。
ここでは、とくに重要となるポイントを7つまとめています。
細かいキズやヘコミはないか?
- しゃがみ込み、車の斜めから傷やヘコミを確認する
- 逆方向からも同じように確認する
ボディの細かいキズやヘコミは、正面や横からでは発見できないことがあります。
なので、ボディーの高さに合わせてしゃがみ込み、斜めから舐めるようにボディーラインを見ましょう。
そうすると、細かい傷やエクボと呼ばれる小さいヘコミも確認できます。
ヘッドライト左右に色の違いはないか?
- 車の正面から左右のヘッドライトの色の違いを見る
左右のヘッドライトの色が違う場合は、どちらか片方を交換している可能性が高いです。
自分でぶつけた、または事故を起こした車かもしれません。ヘッドライトはエンジンルームの近くにあるので、何かと不安が残ります。
なので、こういった車の購入は避けておいたほうが無難です。
また、ヘッドライトが黄ばみ過ぎている場合も注意してください。光の量が足りないという理由で、車検に通らないことがあるからです。
ヘッドライトの交換は2〜3万円かかります。無駄な出費となってしまうので、黄ばみの多いヘッドライトの車も避けておきましょう。
フロントガラスにビビや傷はないか?
- フロントガラスの隅々を確認する
飛び石などにより、フロントガラスに小さいキズやヒビが入っていることがあります。
交換となれば、7万円以上の費用がかかります。無駄な出費とならないよう、絶対に中古車を購入する前に確認しておきましょう。
ちなみに、フロントガラスに傷やヒビがあると車検に通りません。
車の屋根に傷やヘコミはないか?
- 脚立などを借りて、屋根の傷の有無を確認する
車の屋根は、台風で吹き飛ばされた物体などによって傷が付いている可能性があります。
大きなキズやヘコミがあるかもしれないので、必ず確認するようにしましょう。
もし、購入したい車がミニバンや軽自動車のスーパーハイトワゴンなら、脚立を借りて屋根中央部分もしっかり確認するようにしてください。
ハッチの取り付け部分にヒビ割れはないか?
- ハッチの取り付け部分を確認する
ハッチの取り付け部分にヒビがあると、雨が降ったときに水が内部に入り込んでしまうことがあります。
荷室に物を乗せたとき濡れてしまうので、必ず確認しておきましょう。
タイヤは劣化していないか?
- タイヤのヒビ割れを確認する
- タイヤの製造年を確認する
タイヤは山があるかどうかだけでなく、ヒビ割れ・製造年のチェックも行いましょう。
ヒビ割れしたタイヤ、製造年の古いタイヤはバースト(タイヤが破裂)する危険性があるからです。
タイヤは製造から4年〜5年で交換するのが理想です。製造年はタイヤの側面にある4桁数字で確認できます。
上の写真をみてください。
「X0814」と記載があるかと思います。これは、2014年の8週目に製造されたタイヤという意味です。
もし、欲しい車のタイヤが古かった場合は販売店に交換してもらえないか?頼んでみましょう。
下回りはサビていないか?
- ハンドルをいっぱいに切りフェンダーの奥を確認する
- マフラー全体のサビ具合を確認する
下回りのサビがヒドい車は避けておきましょう。
走行上の危険性があることはもちろん、車検に通らず余分な修理代がかかってしまうことがあるからです。
とはいえ、下回り全部を確認するのは大変です。
なので、サビやすいフェンダーの内側やマフラーにサビがないかを確認しましょう。
フェンダーの内側は、ハンドルをいっぱいに切ると確認しやすくなります。マフラーは、少し下を覗き込めば容易に確認できます。
中古車のチェックポイント⑤:内装
- シートのヘタリや汚れ
- ペットの毛の有無
- 喫煙車の確認
- 天井の汚れ
- 冠水した痕跡の有無
内装は、汚れ・ニオイ・傷を中心に確認していきます。
ここでは、とくに注意しておきたい5つのポイントをあげています。それでは、1つずつ見ていきましょう!
シートにヘタリや汚れはないか?
- シートを手で押してみる
- シートに座って他のシートと比較する
- 全体の汚れを確認する
最もヘタリやすいのは運転席のシートです。実際に座ってヘタリ具合を確認しましょう。
また、小さいお子さまを乗せていた車は飲み物の染みがあるかもしれません。シートとシートの間なども確認しておきましょう。
ペットの毛は落ちていないか?
- 助手席や後部座席のマットをめくって、ペットの毛の有無を確認する
ペットを乗せていた車は、シートに臭いが染み付いている可能性大です。
しかし、実車確認だけでは臭いに気付かないこともあります。
そこで、チェックしておきたいのがペットの毛の有無です。ペットの毛は車内クリーニングを行っても、助手席や後部座席のマット下に必ず残っています。
ペットの毛があるなら、ペット臭も残っていると考えましょう。
その上で購入するかどうか判断してください。
喫煙車ではないか?
- サンバイザーをめくってみる
- タバコの焦げ後がないか確認する
喫煙車だと確認する簡単な方法は、運転席のサンバイザーをめくることです。
サンバイザーと天井の色が明らかに違う車は喫煙者です。
タバコの臭いがする車は嫌だ…。というなら、喫煙者とわかった時点で諦めましょう。
天井に傷はないか?
- 車内の天井に傷やスレがないかを確認する
車内の天井は、意外と見落としがちな場所です。
汚れやスレ傷があるかもしれません。明るいところでしっかり確認しておきましょう。
冠水した痕跡はないか?
- ブレーキペダルの奥のマットをめくってみる
車内に水が侵入した車は冠水車です。
冠水した車は配線類が水に濡れるので、電装系に異常が起こるリスクが高まります。
中古車市場に出回ることは少ないですが、念のため注意しておきましょう。
冠水車だと確かめる方法は、ブレーキペダルの奥にあるマットをめくることです。
マットの裏に、ドロ・汚れ・染みがある場合は販売店に冠水車でないかを確認しましょう。
中古車のチェックポイント⑥:電装系
- パワーウインドウの作動確認
- エアコンの作動確認
- オーディオやナビの作動確認
電装系は、基本的に作動確認を行えばOKです。
ここでは、電装系で確認しておきたい3つのチェックポイントを説明します。
パワーウインドウは正常に作動するか?
- 4面のウインドウが正常に作動するか確認する
- 運転席にあるスイッチですべての座席のウインドウがスムーズに開閉するか?
- 各座席にあるスイッチでウインドウがスムーズに開閉するか?
両方ともチェックしておきましょう。
エアコンは正常に作動するか?
- エアコンを全開にしたとき風がしっかり出てくるか?
- 冷たい風が出てくるか?
- コンプレッサーが正常にまわるか?
カーエアコンから冷たい風が出てこない場合、ガス不足かコンプレッサーの故障が疑われます。
ガス不足なら補充のみで済みますが、コンプレッサーがイカれていた場合は数万円の修理費用が必要です。
必ず購入前に正常に作動するか確認しておきましょう。
オーディオやナビは正常に作動するか?
- オーディオが正常に作動するか?
- スピーカーから音が出るか?
- ナビの情報は古すぎないか?
取り付けてあるオーディオやナビをそのまま利用する場合は、必ず作動確認しておきましょう。
オーディオはスピーカーから音がキレイに出るかも忘れずに。また、カーナビは地図情報が古くないか?も確認しましょう。
ナビ情報を更新するために、1〜2万円かかる場合もありますので。
中古車のチェックポイント⑦:試乗するとき
- ハンドルの重さと戻り具合
- CVTの動作確認
- 加速と停止の確認
試乗できる中古車なら、上記3つをチェックしておきましょう。
もし試乗できない場合でも、展示場内で動かすことが可能なら試してみてください。
ハンドルは重くないか?戻りはスムーズか?
- ハンドルを左右いっぱいに切って重くないか確認する
- いっぱいに切ったハンドルの戻りはスムーズかを確認する
車をゆっくり走行させながら、ハンドルを左右のどちらかいっぱいに切ってみましょう。
- ハンドルを切るとき、重くないか?
- いっぱいまで切ったハンドルは、スムーズに戻るか?
こちらを確認しましょう。おかしい…。と感じた場合は、パワステの異常が考えられます。
パワステとは、軽い力でハンドルを回す装備のこと。正式名称はパワーステアリングと言います。パワステに異常を感じたら販売店に確認してもらいましょう。
状態が直らないなら、車の購入は避けるべきです。
CVT車の走行時、ガクガクする振動や異音はないか?
- 「Dレンジ」に入れ低速走行してみる
- 「Rレンジ」に入れ低速走行してみる
CVT(無段変速機)の車を試乗するとき、「Dレンジ」と「Rレンジ」それぞれで、低速走行を行ってください。
- 「ガクガクガクッ…」という振動がある
- 「ウィ〜ン〜」という変な音がする
こういった症状が出た場合は、CVTの故障が考えられます。
CVTのミッションを交換すると30万円以上するので、異常を感じた車は避けておきましょう。
加速はスムーズか?ブレーキの効きは正常か?
- 加速する際に違和感はないか?
- ブレーキを踏んだとき思った通りに停止するか?
アクセルを踏んでいるのに思ったように加速しない。ブレーキの効きが悪いように感じる。こういった違和感があったときは、まず同車種の別の車を試乗してみましょう。
同車種の車を試乗して違いが明らかなら、車に問題があります。もし同じような走りだと感じたら、その車の特性と考えてください。
状態の悪い中古車を見抜く!33のチェックポイントまとめ
エンジンルームのチェック | |
---|---|
エンジンルーム内の汚れがヒドくないか? | |
オイルフィラーキャップ・オイル投入口に汚れが付着していないか? | |
エンジンルーム内のサビはヒドくないか? | |
ラジエターキャップ・冷却水にサビが付着していないか? | |
エンジンルーム内にオイルの「にじみ」はないか? | |
バッテリーのターミナルは腐食していないか? | |
ブレーキオイルの量が減っていないか?色は濃くないか? | |
駆動系のチェック | |
エンジンの音がおかしくないか? | |
マフラーから出る煙の色・ニオイに異常はないか? | |
AT車のシフトを変えたとき「ガクン」というショックが時間差で来ないか? | |
修理した痕跡のチェック | |
ボンネットが「カチン」とスムーズに閉まるか? | |
ボンネット取り付け部のボルトに交換した跡はないか? | |
ハッチの取り付け部のボルトに交換した跡はないか? | |
ドアの取り付け部分に交換した跡はないか? | |
前後ドア間の柱に歪みはないか? | |
外装のチェック | |
細かいキズやヘコミはないか? | |
ヘッドライト左右に色の違いはないか? | |
フロントガラスにビビや傷はないか? | |
屋根に傷やヘコミはないか? | |
ハッチの取り付け部分にヒビ割れはないか? | |
タイヤは劣化していないか? | |
下回りはサビていないか? | |
内装のチェック | |
シートにヘタリや汚れはないか? | |
ペットの毛は落ちていないか? | |
喫煙車ではないか? | |
天井に傷や汚れはないか? | |
冠水した痕跡はないか? | |
電装品のチェック | |
パワーウインドウは正常に作動するか? | |
エアコンは正常に作動するか? | |
オーディオやナビは正常に作動するか? | |
試乗時のチェック | |
ハンドルは重くないか?戻りはスムーズか? | |
CVT車にて「Dレンジ」「Rレンジ」へ入れ低速走行したとき、ガクガクする振動や異音はないか? | |
加速はスムーズか?ブレーキの効きは正常か? |
中古車を購入する際は、今回の33のチェックポイントを参考に状態の良し悪しを確かめてみてください。
もし、なかなか良い中古車が見つからない場合は、非公開車両を紹介してくれる中古車提案サービスも利用してみましょう。