車に乗っていると、買い替えのタイミングで迷うときってありますよね。
- 走行距離が伸びてきたからそろそろ…
- 家族が増えたので大きい車に…
- 燃費のいい車にしたい…
- 修理箇所が増えてきたから…
- 今年買い替えるか、2年後の車検まで待つか…
…などなど。
車を買い替えたい!と考える場面はさまざまですが、車の買い替えタイミングは大きく分けると3つあります。
今回こちらでは、上記の3つの買い替えタイミングについて、7回の車買い替え経験のある私がお伝えしていきます。
ぜひ、こちらの記事を読んでベストタイミングを見つけてくださいね。

もくじ
年数から考える車の買い替えタイミング!7年目・9年目・13年目が買い替え時!
年数 | ポイント解説 | 買い替えおすすめ度 |
---|---|---|
9年目 |
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7年目 |
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13年目 |
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新車に乗りはじめて何年経過したら買い替え時?という、年数から車の買い替えタイミングを考えるなら、9年目・7年目・13年目の順でおすすめします!
では、それぞれの買い替えタイミングについて説明していきますね。
車の買い替えタイミングで迷っているなら、新車登録から9年目の買い替えがおすすめ!
車の買い替えタイミングはいつがベスト…?と迷っているなら、新車登録から9年目の買い替えがおすすめです。
9年目の車は売却すればまだ値が付く可能性があり、同時に部品交換の必要が出てくる時期でもあるからです。
また、一般的に9年目に車を買い替える人が多いこともその理由です。
9年目に車を買い替える人が多いことは「一般財団法人 自動車検査登録情報協会」が公開している、平均車齢からわかります。
平成30年3月末の乗用車3,953万3,782台(軽自動車を除く)の平均車齢は8.60年で、前年に比べ0.07年延び、26年連続して高齢化するとともに24年連続で過去最高齢となった。自動車の長期使用化がさらに進んだことが影響したとみられる。
平均車齢というのは、新車購入時にナンバープレートを付けてからどれくらいの年数が経過しているかの平均年数です。
平均車齢が8.6年ということは、4回目の車検が訪れる9年目に車を買い替える人が多くいることになります。
以上のことから、車の買い替えタイミングで迷っているなら9年目の買い替えがおすすめです。
現車が高値で売れるなら、新車登録から7年目の買い替えもアリ!
新車登録から7年目の車でも、高値で売れるなら買い替えを考えてもよいでしょう。
現車を高く売却できれば、その分次の車の支払い負担が軽くなるからです。
ただし
- ローンの支払いが終わっていること
- 車の査定額が高いこと
この2つが条件となります。
今はディーラーの下取りよりも、買取業者に買取ってもらうほうが高値で売れます。
買取業者は複数あるので、3社以上から見積もりを取って比較することが大事です。
実際に私は、7年乗ったオデッセイというミニバンを複数業者に査定してもらい、相場の+23万円で売却したことがあります。高く売るためにはコツもあるので、高額査定を出したいなら、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
自動車税の負担増を避けたいなら、13年目が車の買い替えどき!
新車登録してから13年目の車は、自動車税と自動車重量税があがるダブルパンチを喰らいます。
※ハイブリッドカーはこの限りではありません。
もし、次回の車検が新車登録してから13年目にあたるなら、買い替えを検討してもよいでしょう。
では、新車登録から13年目の車は、どのくらい税金があがるのでしょうか?
自動車税と自動車重量税を以下の表にまとめましたので、参考にしてみてくださいね。
通常の自動車税と13年目の自動車税の差は?
排気量 | 通常税額 | 13年以上 | 差額 |
---|---|---|---|
1000cc以下 | 29,500円 | 34,000円 | +4,500円 |
1000ccから1500cc以下 | 34,500円 | 40,000円 | +5,500円 |
1500ccから2000cc以下 | 39,500円 | 45,500円 | +6,000円 |
2000ccから2500cc以下 | 45,000円 | 52,000円 | +7,000円 |
2500ccから3000cc以下 | 51,000円 | 59,000円 | +8,000円 |
3000ccから3500cc以下 | 58,000円 | 67,000円 | +9,000円 |
3500ccから4000cc以下 | 66,500円 | 76,500円 | +10,000円 |
参考資料平成31年4月1日現在の自家用自動車の自動車税月割税額表(愛知県)
通常の自動車重量税と13年目の自動車重量税の差は?
排気量 | 通常税額 | 13年以上 | 差額 |
---|---|---|---|
軽自動車 | 6,600円 | 8,200円 | +1,800円 |
0.5tまで | 8,200円 | 11,400円 | +3,200円 |
1.0tまで | 16,400円 | 22,800円 | +6,400円 |
1.5tまで | 24,600円 | 34,200円 | +9,600円 |
2.0tまで | 32,800円 | 45,600円 | +12,800円 |
2.5tまで | 41,000円 | 57,000円 | +16,000円 |
3.0tまで | 49,200円 | 68,400円 | +19,200円 |
走行距離から考える車の買い替えタイミング!7〜8万kmと10万kmが買い替え時!
走行距離 | ポイント解説 | 買い替えおすすめ度 |
---|---|---|
10万km |
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7〜8万km |
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走行距離による車の買い替えタイミングは、7〜8万km、または10万kmが目安です。では、それぞれのタイミングについて説明していきましょう!
走行距離10万kmは、車買い替えの区切り!
これまで大きな故障もなく、車に不満を感じることがなくても、走行距離10万kmは車買い替えの区切りとなります。
走行距離10万kmを超えた車は、多くの部品が劣化してくるから…。というのが大きな理由です。
10万kmを超えた車を車検に出すと、車検を通すために交換が必要な部品が多く出てきます。問題なのは、交換費用が高額になりがちなことです。
車検を通すために、20万〜30万円と高額になることも珍しくありません。
「えっ、そんなに費用がかかるなら新しい車の資金にしたほうがいいんじゃないの?」
と考えるのが普通でしょう。こういった理由から、走行距離10万kmは車買い替えの区切りとなります。
では、走行距離10万kmを超えると、どのような部品の交換が必要になってくるのでしょうか?以下の表に交換部品と交換費用の目安を掲載しましたので参考にしてみてください。
交換部品 | 交換費用の目安 | 詳細 |
---|---|---|
タイミングベルト | 5万円〜 | エンジンの動力を伝えるために必要なゴム製の歯付きベルトです。 |
ウォーターポンプ | 1.5万円〜 | エンジンのオーバーヒートを防ぐための部品です。 |
スパークブラグ | 5千〜 | エンジンに取り込んだガソリンを燃焼させるために、着火の役割を果たす重要な部品です。 |
オルタネーターブラシ | 5万円〜 | オルタネーターは発電機のこと。オルタネーターブラシはオルタネーターの内部にあるブラシ。ブラシが減ると発電できなくなってしまいます。 |
ラジエターホース | 1万円〜 | 冷却水の通り道になっているゴム製のホースのこと。 |
タイロットエンド | 1万円〜 | ハンドルの操作力をタイヤに伝える役割を持つ部品です。 |
ブレーキホース | 2万円〜 | ブレーキを効かせるために必要な部品。ブレーキオイルをマスターシリンダーからブレーキキャリパーまで通すホースのことです。 |
10万kmを超えた車は、上記の部品交換が必要になってきます。
もし車検のとき、すべての部品を交換すると交換費用だけで16万円、通常の車検費用で10万円ほど、合わせて26万円の出費となってしまいます。
26万円支払ってまで乗り続けるのか…?という話になってくるのが走行距離10万kmです。
交換部品が増えてくる前に買い替えたいなら、走行距離7万〜8万kmが目安!
交換部品が増えてくる前に買い替えたいなら、走行距離7万〜8万kmでの買い替えを検討しましょう。
これまで順調に走行してきた車でも、部品の劣化によって挙動がおかしくなってくるのが走行距離7万〜8万kmです。
大半は部品の交換で済むケースが多いのですが、挙動がおかしいまま走行すると大きな故障につながることもあります。
なので、普段から車の状態をマメに点検する人以外は、このタイミングに車の買い替えを検討するとよいでしょう。
それでは、走行距離が7万〜8万kmになると、どのような部品の交換が必要になってくるのか?例をあげてみます。
交換部品 | 交換距離の目安 | 交換費用の目安 | 詳細 |
---|---|---|---|
Vベルト | 5〜10万km | 6千円〜 | エンジンの回転力をウォーターポンプ・オルタネーター・エアコン・パワステなどに伝える役割を担っている部品。 |
ショックアブソーバー | 5~10万km | 8千〜2万円(1本あたり) | スプリングの上下運動を出来るだけ早く抑え、車体を安定させる役割を持つ部品。 |
ドライブシャフトダストブーツ | 7~10万km | 3万円〜 | ハンドルを切ったときや走行時のタイヤの向きに応じて、自在に曲がり伸縮ができる様にジャバラ状になったゴム製のカバー。 |
燃料ポンプ | 7〜10km | 5〜8万円 | ガソリンタンクに入っている燃料を汲み上げてエンジンに供給する部品。 |
年数・走行距離以外の買い替えタイミング!今の車に不満・不安を感じたときが買い替え時!
- 今の車では、小さい子どものお世話がしにくい
- 家族全員で外出する機会が増えたけど車内が狭すぎる
- 結婚し夫婦2台の車の維持費がもったいないと感じている
- 趣味に使う車として不便さを感じている
- 通勤距離が伸びた関係で、燃費の悪さが気になっている
- アクセルとブレーキの踏み間違えなど安全性が気になっている
今の車に対して、こういった不満や不安を感じたときも、車を買い替えるタイミングです。
金銭的に得とは言えない状況でも、使い勝手のよさ・快適さ・安全性を求めることは大事ですからね。
不満を感じたまま今の車に乗り続けるよりも、満足のいく車に乗り換え、長く乗ったほうが賢い選択と言えます。
また、今乗っている車の状態がよければ、高額買取も期待できます。高く売却できれば次に車の頭金に使えるので、買い替えを検討してみるといいでしょう。
車を買い替えるなら、車検の少し前が金銭的に絶対お得!
車を買い替えるタイミングはいくつかありましたが、買い替えるなら、車検の少し前が金銭的に絶対お得です!
なぜかというと、車検の残り期間は車の売却額にほとんど影響しないからです。
車検までの期間が長くても短くても売却額が変わらないなら、車検ギリギリまで乗っていたほうが車検代を無駄にすることがなくなります。
車検代は軽自動車でも5〜6万円ほどかかり、普通自動車になると7万円〜10数万円必要になってきます。
車検代を無駄にしないためにも、車の買い替えは車検の少し前に合わせて行いましょう!
もし、新車を購入するなら納車までに1ヶ月半〜3ヶ月ほどかかることがあります。なので、早めに商談をはじめることをおすすめします。
また、新車を購入するならフルモデルチェンジの予定がないかも確認しておきましょう。
次に乗り換える車が新車なら、フルモデルチェンジの予定がないか確認しておこう!
次に乗り換える車が新車なら、フルモデルチェンジの予定がないか確認しておきましょう!
新車購入後しばらくしたら、フルモデルチェンジの発表…。こういった残念な結果にならないためです。
フルモデルチェンジの予定や噂は、インターネット検索で調べるのがおすすめです。
- 「2019年 フルモデルチェンジ 予測」
- 「車種名 フルモデルチェンジ」
こういったワードで検索し、フルモデルチェンジの予定や噂がないかチェックしておきましょう。
ちなみに、これまで車のフルモデルチェンジは4年に1度が目安と言われていましたが、現在はフルモデルチェンジの周期が長くなっている車もあります。
参考までに、2019年10月時点で5年以上フルモデルチェンジしていない車の例をあげておきます。
- アトレーワゴン:14年
- エスティマ:13年
- プレミオ・アリオン:12年
- パジェロ:12年
- i-MiEV:10年
- ランドクルーザー・プラド:10年
- マークX:10年
- RVR:9年
- フーガ:9年
- ジューク:9年
- エルグランド:9年
- ヴィッツ:8年
- アクア:7年
- エクストレイル:5年
- ヴェゼル:5年
こういった車は、いつフルモデルチェンジするのか?予測が難しいのも事実です。
車を買い替えるなら、任意保険の車両入替えも忘れずに!
車を買い替えるときは、任意保険の車両入替手続きを確実に行っておきましょう!
任意保険は車の所有者ではなく、登録した車が対象となっているためです。
車両入替の手続きを行わないまま事故を起こしてしまうと、保険が降りなくなってしまいます。なので、確実に車両入替の手続きは済ませておきましょう。
- 加入している保険会社に電話連絡する
- 保険加入した代理店に連絡する
このどちらかになります。
任意保険の車両入替手続きには、次に乗る車の車検証のコピーが必要です。できるだけ早めに、次の車を購入する販売店に車検証についての問い合わせしておくといいでしょう。
また、車の買い替え時は保険の見直しをする良い機会でもあります。
数社の保険料や保証内容を比較し、条件のよいところに新しく加入することも視野にいれておきましょう。
いずれにしても、次の車に乗るときは必ず任意保険に加入した状態にしておきましょう!
車の買い替え・乗り換えタイミングのまとめ
- 年数によるタイミング
- 走行距離によるタイミング
- 今の車に不満・不安を感じたタイミング
車の買い替え・乗り換えのタイミングは、主に3つありました。
年式が古い、走行距離が多い、不満や不安がある、どれも買い替えタイミングです。
車を買い替えるときは今乗っている車がいくらで売れるのか?査定額も重要です。なので、車一括査定を使って査定額だけでも出してもらいましょう。
車一括査定の中でおすすめはカーセンサーです。
また、次に買い替える中古車を非公開車両や未使用車から探したいなら、中古車提案サービスの利用がおすすめです。