新車と変わらない状態なのに、安く買えるとあって人気の未使用車!
新古車とも呼ばれているこの未使用車ですが、安く買えるメリットの裏にはデメリットもあります。
そこで今回こちらでは、未使用車の5つのデメリットや購入する際の注意点を詳しくお伝えしていきます。
- デメリットを確認してから購入の検討をしたい
- 未使用車の購入で失敗したくない
- どのくらい安く買えるのか?目安を知りたい
- メリットも教えて欲しい
もし、未使用車に関してこういった不安があるなら、ぜひ読んでみてください。
メリット・デメリットに加え、購入する際の注意点を知ることで未使用車に対する不安がなくなります。

未使用車には5つのデメリットがある!
- メーカーオプションを装備できない
- グレードやボディカラーを選ぶ自由度が低い
- ツーオーナー車になってしまう
- 車検の残り期間が新車より短い
- 新車購入の優越感に浸れない
新車より価格が安くてお得!と言われる未使用車ですが、5つのデメリットがあります。
それでは1つずつ説明していきますね。
メーカーオプションを装備できない
未使用車はすでに出荷されている車のため、メーカーオプションを装備できません。
メーカーオプションは、車を製造するときでないと取り付けできないオプションだからです。
たとえば、このようなオプションがメーカーオプションです。
- サンルーフ
- 本革シート
- シートヒーター
- 自動ブレーキなどの安全装置
- 追加のエアバック
ただ、未使用車でも最初からメーカーオプションが付いている車もあります。
なので未使用車を探すときは、メーカーオプションの有無もチェックしておきましょう。
グレードやボディカラーを選ぶ自由度が低い
中古車市場に流通している未使用車は、売れ筋のグレード・白や黒などの人気ボディカラーの車がほとんどです。
新車のように、グレードやボディカラーを自由に選べるわけではありません。
たとえば、こういった未使用車は探すのが困難です。
- 最上位のグレード
- 不人気のボディカラー(黄色・緑など)
グレードやボディカラーにこだわる方は、もしかすると希望に合う未使用車を探すのに時間がかかってしまうかもしれません。
ツーオーナー車になってしまう
未使用車はすでに、ディーラー名義で登録を済ませている車です。なので、購入した時点でツーオーナー車となります。
- 1人目のオーナーは新車ディーラー
- 2人目のオーナーがあなた
ツーオーナー車だからと言って、車を使う上での問題はまったくありません。
ですが、車を売却するときに査定額が若干マイナスになる可能性があります。
では、なぜ最初のオーナーが新車ディーラーなのでしょうか?
これは新車ディーラーが販売実績をつくるために自社買いを行っているからです。
売れたことにして数字上の実績をつくり、メーカーから報奨金を得るためと思っていいでしょう。
全国の新車ディーラーで自社買いが行われているため、未使用車が中古車市場に出回っているわけです。
車検の残り期間が新車より短い
未使用車は、新車よりも車検の残り日数が短くなっています。
新車は購入者が決まってから登録するのに対し、未使用車は購入者が決まる前に登録を済ませているからです。
上記の画像をみてください。
こちらは、登録から6ヶ月経過した未使用車を購入したときの残り車検期間を現した例です。
初回車検は新車登録から3年後なので、登録から6ヶ月経過した未使用車を購入すると残りの車検期間は2年6ヶ月となります。
このように、未使用車は新車登録した時期によって残りの車検期間が変わってきます。
新車のように丸々3年の車検期間があるわけではないので、デメリットと言えるでしょう。
新車購入の優越感に浸れない
未使用車は新車同等とはいえ、扱いはあくまで中古車です。
新車ディーラーでコーヒーをすすりながら、新車オーナーになる心地よい優越感に浸ることはできません。
未使用車の購入場所も中古車販売店になるので、一般的な中古車を買う感覚となってしまいます。
価格が安い分こういったところは仕方ないですね。
未使用車のメリット5つを紹介!
- 新車より1〜2割安く買える
- 品質は新車と同等
- 次の車検まで自動車重量税の支払いがない
- 納車までの期間が短い
- メーカー保証を受け継ぐことができる
ではさっそく、5つある未使用車のメリットを1つずつ紹介していきましょう。
新車より1〜2割安く買える
未使用車のメリットは新車より安く買えるところです!
車種にもよりますが、新車より1割〜2割ほど安く買えるのが一般的です。
では、実際にどのくらい安いのか?3台の例を紹介しましょう。
事例①:N-BOXの未使用車と新車の価格差「116,210円」
- 未使用車:1,398,000円
- 新車:1,514,210円
- 差額:116,210円
- 新車の7.67%オフ
※注意:必ずこの価格差が出るわけではありません。
事例②:フィットの未使用車と新車の価格差「308,130円」
- 未使用車:1,557,000円
- 新車:1,865,130円
- 差額:308,130円
- 新車の16.5%オフ
※注意:必ずこの価格差が出るわけではありません。
事例③:ハスラーの未使用車と新車の価格差「156,870円」
- 未使用車:1,576,000円
- 新車:1,732,870円
- 差額:156,870円
- 新車の9.05%オフ
※注意:必ずこの価格差が出るわけではありません。
安く上がった分でナビやドライブレコーダーを取り付ければ、快適なカーライフを送ることもできます!
品質は新車と同等
未使用車は、登録済みというだけで新車同等の品質です。
- 外装・内装がピカピカ!
- 部品類も新品
- 走行距離もゼロに近い
- 誰も使用していないから清潔
- 新車独特の香りもする
次の車検まで自動車重量税の支払いがない
未使用車を購入した場合、次の車検時まで自動車重量税を支払う必要がありません。
新車登録の際にディーラーが自動車重量税を納めているためです。
自動車重量税は車の重さによって金額が違いますが、およそ以下の金額分がお得になります。
- 軽自動車は8,200円程度
- 軽自動車(エコカー)は5,000円程度
- 普通自動車は16,000円〜49,000円程度
- 普通自動車(エコカー)は10,000円〜30,000円程度
納車までの期間が短い
未使用車はすでに在庫のある車です。なので、納車までの期間が非常に短いです。
- 最短で3日
- 遅くても1週間程度
このくらい納車がスピーディーです。
新車購入の場合は、納車まで1ヶ月半〜2ヶ月半ほどかかるのが普通です。人気のある車だと納車まで3ヶ月以上も待つことがあります。
メーカー保証を受け継ぐことができる
未使用車は新車のメーカー保証を受け継ぐことができます。
メーカー保証は新車保証とも呼ばれる保証のことで、以下2つの保証があります。
- 一般保証(3年間):消耗部品を除いた部品の保証
- 特別保証(5年間):エンジン・ステアリングなど車の走行に重要な部品の保証
購入後に何か不具合が起きた場合でも、メーカー保証を使える点は安心ですよね。
ただし、メーカー保証を受け継ぐ手続きをするために、別途料金が必要になる店舗もあります。
こちらは契約前に店舗に確認しておきましょう。
知らないと損する!未使用車の購入に関わる3つの注意点
未使用車の購入を考えるなら、メリット・デメリットの知識だけでは不十分です。
そこでこちらでは、未使用車の購入で損しないために3つ注意点を上げています。ぜひ読んでみてくださいね。
未使用車と新車は総額で比較すること!
未使用車と新車の価格は、必ず支払総額で比較しましょう。
支払総額で比較しないと、本当に未使用車が新車より安いのか判断できないからです。
支払総額=「車両価格+諸費用」
諸費用は、車の購入時にかかる税金・強制加入保険の費用・車庫証明手続きの代行費用・名義変更の手続き代行費用…などを指します。
このうち代行手数料は、販売店が自由に金額を決められます。販売店によっては高額な手数料を取るとこもあるので注意してください。
諸費用に関しては以下の記事でおおよその金額を掲載しています。
ローンで購入するなら金利を確認すること!
未使用車をローンで購入するなら、金利を確認しましょう。
- 新車購入するディーラーで組むローンの金利
- 未使用車を購入する中古車販売店で組むローンの金利
金利が数%違うだけで、最終的に支払う車の総額に差が出てきます。
なので、金利と最終的に支払う金額はどのくらいなのか?新車と未使用車の違いを確認しておきましょう。
ちなみに未使用車をローンで購入するなら、銀行のオートローンの利用も検討しましょう。銀行のオートローンは金利1%〜2%台と低い傾向にあります。
人気の未使用車はすぐに売り切れる
未使用車の中で人気のある車種は、すぐに売り切れてしまいます。
未使用車は流通台数が少ないうえ、探しているライバルも多いからです。
今はネットで全国の未使用車を検索できるので、問い合わせしたときには売れてしまっていることも珍しくありません。
では、未使用車は全国にどのくらい流通しているのでしょうか?
2019年11月にカーセンサーで車種別の未使用車台数を調べた結果がこちらです。
車種 | 全中古車の台数 | 未使用車の台数 |
---|---|---|
軽自動車 | 166,660台 | 11,146台 |
ミニバン | 64,868台 | 1778台 |
コンパクトカー | 231,302台 | 870台 |
SUV・クロカン | 58,062台 | 1,248台 |
未使用車の台数が多いと言われる軽自動車でも、全国で1万1千台程度です。
さらに軽自動車の人気車種に絞って調べてみました。
- スペーシア:1,206台
- N-BOX:1,107台
- ワゴンR:891台
- ハスラー:754台
- タント:476台
未使用車を探しはじめたときブチ当たるのが、希望する車が中々みつからないことです。
でも、探し方を変えるだけで、あっさりと条件に合う未使用車が見つかることもあります。
その方法を次に紹介します!
【裏技】未使用車を効率よく探す方法!
未使用車を効率よく探すなら、中古車提案サービスがおすすめです。
中古車提案サービスとは、希望する車の条件をネットから入力するだけで、車探しのプロがあなたに変わって車を探してくれるサービスのこと。
一般の中古車だけでなく未使用車も豊富に扱っています。
また、カーセンサーやグーネットに掲載されていない未使用車を紹介してくれる強みがあります。
そんな中古車提案サービスの中でも、未使用車に強いのが「ズバット車販売」です。
- 市場に出回る前の非公開車両を紹介してくれる
- 希望する車の条件を入力し後は待つだけ
- 登録料・利用料は無料
- サービスの運営者は株式会社ウェブクルー
- 車買取大手のガリバーと提携しているサービス
- ガリバーの在庫から未使用車がみつかる
ズバットクルマ販売というサービス名ですが、サービスの提供元は全国に約500店舗展開する車買取大手のガリバーです。
ガリバーは全国に拠点があるため未使用車も豊富に取り扱っており、さらに大手という安心感もあります。
もし、ライバルよりも早く希望の未使用車を購入したいなら、中古車提案サービス「ズバット車販売」を試してみてください。
未使用車のデメリット・注意点まとめ
- メーカーオプションを装備できない
- グレードやボディカラーを選ぶ自由度が低い
- ツーオーナー車になってしまう
- 車検の残り期間が新車より短い
- 新車購入の優越感に浸れない
- 未使用車と新車は総額で比較すること!
- ローンで購入するなら金利を確認すること!
- 人気の未使用車はすぐに売り切れる
未使用車はメリットだけでなく、デメリットや購入する際の注意点もあります。
販売店はメリットしか言わないので、未使用車を購入する際は今回の記事の参考にしてみてくださいね。