ロードバイクを買ったらまず確実に必要になるのが専用の空気入れですよね。
ロードバイクとママチャリなどの一般的な自転車とでは空気入れを接続するバルブの形状が違うため、一般的にご家庭にある普通の空気入れではダメなんです。
そしていざロードバイク専用の空気入れを買おうとしても自宅でのメンテ用から出先でのパンク修理用まで様々あり、一見するだけではどれが必要なのか分かりづらいです。
そこでこの記事では「ロードバイク用の空気入れの選び方」と「おすすめの空気入れ12選」をご紹介していきますね。

もくじ
ロードバイクの空気入れを選ぶ6つのおすすめの選び方!
まず、ロードバイク用の空気入れを買うときは自分が使用するシーンに合ったものを選ぶことが大切です。
空気入れごとの特徴や違いもありますが、現在ママチャリとロードバイクをお持ちなのか、もしくはロードバイクのみなのかによってもあなたにとって最適な空気入れは変わってきます。
ではまずはロードバイクを買ったばかりの初心者さんにも分かりやすいように、ロードバイクの空気入れの基本的なところから順に選び方を解説していきますね。
ロードバイクの空気入れは仏式バルブ(フランス式バルブ・フレンチバルブ・プレスタバルブ)対応のものを選ぶ
← 横にスクロールできます →
種類 | 対応 | 特徴 | おすすめ度 |
---|---|---|---|
![]() |
|
|
![]() |
![]() |
|
|
![]() |
![]() |
|
|
![]() |
タイヤの空気を入れるところをバルブと呼びますが、ロードバイクの空気入れは仏式バルブに対応しているものから選んで下さい。
バルブには仏式・米式・英式の3種類が存在していますが、ロードバイクは一般的に仏式バルブを採用しています。
仏式バルブに対応している空気入れじゃないとロードバイクには空気を入れられないので、まず第一に仏式バルブに対応している空気入れの中から選びましょう。
自宅用のロードバイクの空気入れ(フロアポンプ)は空気圧メーター付きの製品を選ぶ
自宅などで使う据え置き型の空気入れをフロアポンプと呼びますが、ロードバイクのフロアポンプは必ず空気圧メーターがついているものを選んでください。
ロードバイクはほかの自転車よりもタイヤの空気圧が高圧で、さらに路面のコンディションや乗る人の体重によっても微妙な空気圧の調整をおこなう乗り物です。
だからママチャリのようにタイヤを掴んだ感覚で調整するようなアバウトな方法ではいけません。
微妙な空気圧調整をするには空気圧メーターが必要なので必ず空気圧メーター付きのフロアポンプを選ぶようにしましょう。
適正な空気圧までいれられる空気入れを選ぶ
空気入れの種類 | 適正な空気圧(bar) |
---|---|
![]() |
6bar(バール)~8bar |
![]() |
3bar(バール)~4bar |
![]() |
2.5bar(バール)~4.5bar |
ロードバイク用の空気入れなら最低でも8bar(バール)以上は入れられる空気入れにしてください。1barというのは1気圧のことで、ロードバイクの世界ではよく使われる単位です。
ママチャリなどの一般車はだいたい3bar~4barぐらいで、普通のロードバイクタイヤの適正空気圧はだいたい6bar~8barです。
なのでママチャリ用に市販されている空気入れでは、仮にバルブが接続できたとしても押し込みが重すぎてロード用タイヤの適正空気圧まで入れることはできません。
タイヤの側面に推奨空気圧が表記されていますので、自分のタイヤの適正空気圧を確認して必ずその空気圧以上に対応している空気入れを選ぶようにしましょう。
ロードバイクに取り付ける携帯用の空気入れ(携帯ポンプ)はできるだけ小型で軽いものを選ぶ
主に市街地で乗っているならパンクしても近くの自転車屋まで押せばいいので携帯ポンプは必ずしも必要ではありません。
ですがロードバイクで郊外まで遠出する際はもしパンクすると果てしない道のりを歩かないといけなくなるので必ず携帯ポンプと予備のチューブ、そしてタイヤを取り外す工具は持っていきましょう。
何人かで行く場合は携帯ポンプはチーム内の誰かが持っていれば最低限大丈夫です。
その際、空気の入れやすさや押しの軽さはしっかりと確保しつつ、少しでも邪魔にならないようにできるだけ軽くて小型なものにこだわったほうがいいでしょう。
空気圧メーター付きの携帯ポンプもありますが、基本的に携帯ポンプは緊急時の応急処置的な使い方をするものなので空気圧メーターはあるほうが便利ですが必須ではありません。
逆に、自転車を輸送して出先から出発するような場面では現地で空気圧調整をする必要があるので、最寄りの自転車屋によるか正確な空気圧メーター付きの携帯ポンプが必須といえるでしょう。
ロードバイク用に売られているほとんどの電動空気入れはおすすめ出来ません
Amazonなどでロード用の空気入れを検索していたら電動ドリル型や小型の水筒のような電動空気入れを見ることがあるかもしれません。
しかもよく見たら電動なのにそこそこ安いしレビューも良いからついついポチりそうになりますが、これらはやめておきましょう。これらの実態は中国製の粗悪品です。
Amazonのレビューをよく見てみると同じような褒め方のレビューが多く、中には明らかに翻訳したとわかるような日本語的におかしいものもありサクラを使ってかさ増ししている可能性が濃厚です。
高評価に埋もれているレビューを見ると買って3日で壊れたとか、最大圧力120PSIまでと書いているのに100PSIも入らないとか書かれています。
何台も自転車をお持ちであれば特に、空気入れは日々のメンテナンスに使うものですから『これが電動で入れられたら楽だろうな-』と思いますよね。私も思います。(笑)
ですが電動という言葉に惹かれてこれらの電動空気入れを買うのはおすすめ出来ません。
もしかしたらママチャリぐらいならいけるのかもしれませんが、ロードバイクの高圧まで小型のコンプレッサーで空気を圧縮するのはなかなか難しいのでしょう。でもガッカリしないで下さい。
そんな中、唯一といっていいほど安心しておすすめ出来る電動空気入れは、私の中ではたった一つです。
ランキングで第1位にしていますので、電動空気入れで失敗をしたくない!というなら、ぜひチェックしてみてくださいね。
ロードバイクにおすすめなフロアポンプと携帯ポンプを紹介!仏式バルブ対応の自転車の空気入れ12選
ロードバイクの空気入れのメーカーは人気の「パナレーサー」をはじめとして色々なメーカーが色々な商品を出していてどれがいいのか迷ってしまいます。
ですからここからは上記の選び方をもとにしてロードバイクのおすすめ空気入れ12選として、この中から選べば間違いない!という空気入れをご紹介していきますね。
ロードバイクの空気入れでエントリーモデルならコレがおすすめ!パナレーサーBFP-04AGA3
ブラック
ホワイト
ライトグリーン
BFP-04AGA3の特徴
ボールや浮き輪用のアダプターも付属しているので、ロードバイクやママチャリだけでなくこれ1本で家の空気入れを全部まとめられますね。
BFP-04AGA3の口コミ
体重50kgの女性ですが、600kPa越えたあたりからポンピングがキツくなってきて、私は全体重のせても700までが限界でした。
男性ならいいかもしれませんがロード用なら人を選ぶかもしれません。
でも600までは楽に空気を入れられたのでママチャリとかにならとてもおすすめです。
それに比べるとこれは押しも軽いし空気圧も見やすいので買ってよかったなと思います。
本体も軽くていいですね、そこは賛否あると思いますが。
バックライトで暗い場所でも見やすく正確なデジタルゲージが魅力!FP-200SE DIGITAL GAUGE
イエロー
クローム
ブラック
1.6kg
FP-200SE DIGITAL GAUGEの特徴
土台がスチール製なので安定感はありますが、板の間では傷がつくので室内での使用はあまりおすすめできません。外の暗い場所で作業する方におすすめです。
FP-200SE DIGITAL GAUGEの口コミ
バックライトもついてるので暗い場所でもとても見やすいです。
米仏共用のバルブなので付け替えずにコレ一台でできて便利です。
ポンピングも155cmの私でも快適に押せて、ひと押しで入る空気の量も多いので空気入れが楽です。
フロアポンプ?いいえ、携帯ポンプです!メガモーフ
1.1kg
メガモーフの特徴
収納しやすくて大きさも十分あるので家用にも使えますが、普通のフロアポンプの方が土台がしっかりしている分使いやすさは上です。よく遠征に行く方ならアリかもしれませんね。
メガモーフの口コミ
自転車に取り付けるタイプのミニポンプとは空気の入れ易さは雲泥の差。
スタンドと合体・変形するフロアポンプ!トランスフォーマー XX
(スタンド折畳時)
高さ740 × 幅366 × 奥行320mm
(スタンド使用時)
2.21kg
トランスフォーマー XXの特徴
ホースも後輪を上げながら前輪に空気を入れられるように長めに設計されています。
トランスフォーマー XXの口コミ
空気入れとしての性能もいいですね。
普通よりポンプが長いのも入れやすくていいですね。
スタンドは着脱可能なので色んなシーンで役に立ってます。
まあ、スタンドと空気入れを別々で買ったほうが安いですが、省スペースでなによりかっこいいので買ってよかったと思います。
たためば携帯性もいいのでなかなかの良品ですね。
高圧から大容量までモード切替可能なプロユースのフロアポンプ!ジョーブローエース
2.4kg
ジョーブローエースの特徴
頻繁に空気をいれる方とか、ロードバイクとマウンテンバイクやファットバイクなどをお持ちで高圧にも大容量にも対応した空気入れが必要な方におすすめです。
ジョーブローエースの口コミ
ロードもMTBもファットも乗ってるのでそれぞれのポンプを1つにできるし、チューブレスタイヤでもいけます。
特に最近のマウンテンはタイヤが太いので入れるのに苦労していました。
作りもしっかりしていてバルブの取り外しもスムーズです。
マニアックなほど精巧な創りで、かなりいけどその分重いです。
女性でも高圧まで入れられる携帯ポンプ!ロードモーフ G
220g
ロードモーフ Gの特徴
簡易的な空気圧ゲージもついているので初心者でもある程度は適正範囲内の空気圧におさめられます。
ロードモーフ Gの口コミ
初心者じゃなければタイヤの硬さでだいたい適正値わかると思いますので。
やっぱりロードモーフが1番です。ただ他のと比べるとやや大きい(長い)ので邪魔になりやすいです。
以前はトップチューブにつけていましたが邪魔だったので今はシートステーに取り付けています。
満足です!
押し込むだけで装着できると話題のパナレーサーのワンタッチポンプがリニューアル!BFP-02AGEZ2
ブラック
BFP-02AGEZ2の特徴
1つ注意点として、押し込んで装着するのでバルブをホイールにナットで固定しないチューブには使いにくく、無理に押し込むと内部を傷つける可能性があるのでおすすめしません。
BFP-02AGEZ2の口コミ
圧力計も丈夫にあって見やすいので空気圧を正確に確認できます。
女性や年配の方でも使いやすいと思いますよ。
ワンタッチのポンプヘッドはとても良いですが、反対の口をしっかり押さえて奥まで差し込まないと空気が漏れてしまうので注意してください。
装着が簡単でポンピングも軽くて空気圧も見やすい優れたポンプです。
ロックが簡単で漏れもなく、外すのも楽です100点満点ですね
非常に軽くて使いやすいんですが、でももうちょっと重量感があったほうが良いように感じます。
空気入れだってオシャレしてもいいじゃない?CLASSIC FLOOR DRIVE
パールホワイト
1.7kg
CLASSIC FLOOR DRIVEの特徴
もちろんデザインだけではなく実用性も兼ね備えています。3.5インチの大きなメーター搭載で視認性もよく、ねじ込み式のポンプヘッドは装着感もしっかりしていています。
CLASSIC FLOOR DRIVEの口コミ
ちょっとお値段はしますけど、そう頻繁に買い換えるものではないのでデザイン重視です。
玄関のオブジェにもなりそうですよね。(笑)
実用性もよく便利です。あとは耐久性がどうか、こればかりは使ってみてのお楽しみですね。
ねじ込み式のバルブは手間はちょっとかかるけど確実だしゲージも大きいから立ったままの確認も楽勝。
自転車好きなら部屋の隅に置いてるだけでインテリアになりますね。
ネジ式なのでバルブとの固定は少し時間がかかりますが、その分安心感は大きいです。
置いてるだけでサマになる、でもブラックだから主張しすぎないのもいいですね。
ロードバイクの携帯用空気入れとして全世界で愛され続けているド定番。CO2ボンベセット(バルブタイプ)
CO2ボンベセット(バルブタイプ)の特徴
小型で軽くて一瞬で入れられるのが大きなメリットですが、消耗品であるため回数に限りがあるのが通常の携帯ポンプと好みが分かれるところです。
CO2ボンベセット(バルブタイプ)の口コミ
替えののチューブは持っていなかったのですがボンベ2つで4kmちょい走れたので少し押しただけで帰れてよかったです。
理由はCo2ボンベを使うのはほとんどが外出先ですが、外出先でのパンクは気が動転したり車や歩行者からジロジロいられたりであたふたしてしまうものです。
そんな時にねじ込み式で確実に接続できるバルブタイプのほうがミスを減らすことができるからです。
Co2ボンベで2秒とかからずにタイヤがパンパンになるのはまるでマジックを見てるようですよ。
700c×25mmのチューブならおおよそ7気圧の充填が可能です。マウンテンバイクなどの場合は数本必要と思います。
今まで外出先でミニポンプを使ってパンク修理をしたこともありますが、数百回ポンピングして地獄を見ました。
それでも4~5barぐらいが限界で、そろーりそろーりと帰りました。
使ってないので使用感はわかりませんが、できればサドルバッグの肥やしになればいいなあ。
今までにない軽さの携帯ポンプ!MAGIC PUMP LC-M2
シルバー
100g
MAGIC PUMP LC-M2の特徴
他にも同じシリーズで18cmの小型のモデルと空気圧ゲージ付きのモデルがありますので、必要に応じて選ぶと良いでしょう。
MAGIC PUMP LC-M2の口コミ
「高圧まで軽い力で空気が入る」のキャッチコピーに惹かれて買ってしまいましたが、ポンピングの回数は相当かかりますが確かに7bar以上入ります。携帯ポンプを使ったことある人ならわかると思いますが、7barとか普通の腕力の人なら無理、4barが限界。
高圧対応のポンプも今まであるにはありましたが実際にはポンピングが重すぎてそこまで入らない。
でもこれはホントに軽いです!あとは耐久性ですね。さあどうなるかな。
いつもはまずCo2ボンベを使い、予備としてポンプを使用していますが時間さえ気にしないならこれだけでも苦じゃないですね。
あとは耐久性ですね、メンテは行いますがどれだけもってくれるのか楽しみです。
お助けチューブを使ったほうがバルブに負担をかけないのでおすすめですよ。
リニューアルしたのかなんなのか知りませんが、分かりにく過ぎます。
仏式に変換するには口金の中にはまっているゴムの向きを変えるだけでOKです。
商品自体はいいのでこういうところがもったいないと思いました。
安くて機能性も良くてカッコいい!全ての人におすすめしたいフロアポンプFP01
1.09kg
FP01の特徴
グリップも握りやすくてメーターも大きく見やすいのでとにかく弱点がありません。その上でこの価格なので文句のつけようのない商品です。
FP01の口コミ
脚が樹脂製で軽く、ホースも長めなのがいいです。
クレバーバルブが使いやすくて、うちの自転車は仏式と英式なので口の入れ替えなしで使えるのも便利です。
7.5barでもかる~く入ります。
クレバーバルブのバルブ切り替えもやってみたら簡単でした。
本体も安定感があり空気圧もきちんとわかります。
使いやすいので購入できてよかったです。
・ゲージが大きくて下にあっても見やすい
・赤のネジを反転するだけで英仏と米の切り替えが簡単
・軽い
・安くてコスパが良い
悪い点:
・少しかさばる
総合的に考えるとかなり良い製品です。
ロードバイク用の電動空気入れならコレしかない!MP100DSH
1.1kg
MP100DSHの特徴
マキタの10.8Vバッテリーが使えるので他のマキタ製品からバッテリーを共有できるなら本体のみで8000円程度で購入可能です。
MP100DSHの口コミ
本品は5分以上の連続使用はできないと書かれていますが通常の自転車2台の空気の補充なら問題なく行えました。
英式バルブのママチャリも仏式バルブのタイヤにもきちんと使えました。
外す際の空気の抜けも少なかったです。
エアーを入れてるときのスイッチをロックできない事と本体に収納してある仏式アダプターが外しにくいことがマイナスポイントです。
ケースが思ったより大きかったので驚きましたがカッコいいのでよかったです。お値段は張りますが後悔しない商品だと思います。
バイクと自転車はまだしも、車となると汗ダラダラでついに心が折れました。本機は米式、英式、仏式全てに対応していておまけに浮き輪とボールのアダプターも付いてきます。お家の空気物はほとんどこれで対応可能かと思います。
米式と仏式は指定した空気圧で自動停止します。これは本当に便利。しかししばらくすると指定圧より低めの値で落ち着くことが多いので、何度か試してけ最初から不足分だ高めに設定して入れるのがコツです。
英式クリップはホースの先にチェーンでついているので使わないときは強烈に邪魔です。
ケースは本体、充電池、充電器、説明書を収納できるので便利ですが、デカいです。もう少しコンパクトだといいなあ。
少々高値ですがその価値はあります。
ロードバイクの空気入れおすすめの使い方は!
ロードバイクの空気入れをご紹介しましたが、ロードバイクを買ったばかりの方やこれから買う方の中には仏式バルブの空気の入れ方がわからないという方も多いのではないでしょうか?
ですので仏式バルブのタイヤへの正しい空気の入れ方から空気を入れる頻度などについて解説していきますね。
ロードバイクのタイヤへの空気入れの正しいやり方
脅かすつもりではありませんが、ロードバイクの仏式バルブは細かな空気圧調整ができる代わりに写真のように細くて破損しやすいのが特徴です。
はじめてだとやや戸惑うかもしれませんが慣れれば簡単なので、下記の手順をしっかり見て焦らず丁寧に行いましょう。
- バルブのキャップを外す
- バルブの先端のねじを一番上まで反時計回りに回す
- バルブを一瞬だけ押して「プシュッ」と少しだけ空気を出す
- 空気入れのポンプヘッドをバルブに対してまっすぐに差し込む
- ポンプヘッドのロックレバーを立ててバルブをロックする
- 目的の空気圧までポンピングして空気を入れる
- ロックレバーを倒し、バルブに対してまっすぐに抜いてポンプヘッドを外す
- バルブ先端のねじを元通りの位置まで時計回りに回す
- バルブのキャップをつける
仏式バルブの空気の入れ方を紹介しました。この通りに空気を入れても抜けるときはポンプヘッドがバルブに対してまっすぐに装着できていませんので、もう一度挿し直してみてください。
また、空気入れの種類によってはロックの仕方がネジ式だったり押し込むだけだったりしますのでそこはお使いの空気入れに合わせてくださいね。
ロードバイクの空気圧の目安とは
タイヤの空気圧はタイヤの側面に書かれている適正な空気圧内で調整することは選び方の部分でお伝えしたとおりです。ではどのその範囲がよいのかという事に触れていきます。
一般的なのはMAX圧の9割ぐらいで調整することです。ですからMAXが7barなら6.3bar、MAXが8barなら7.2barという感じですね。
空気圧が高いとペダルが軽くてスピードも出やすいですが、グリップが効かずに曲がりにくくてスリップしやすいし乗り心地が硬くてパンクもしやすいです。
反対に空気圧が低いとグリップが効いて滑りにくいし乗り心地も良いですが、ペダルが重くスピードがでなくて段差でのパンクがしやすいです。
そして乗る人の体重も関係します。重い人が乗るとタイヤが沈むのでより高い空気圧が必要になりますし、反対に軽い人が基準通りの空気圧に調整すると乗り心地が硬すぎて辛いと思います。
よく女性で初めてロードバイクに乗った時に『痛い』と言っている人がいますが、あれは空気圧が高すぎるんだと思います。
ですから9割位を基準に、走るコースや自分の体重に合わせて微調整をするのが賢い方法ですね。
ロードバイクに空気を入れる最適な頻度とは?
頻度や距離によりますが、通勤通学などで毎日乗る人だと5日~6日に1回、週に1回乗る人だと毎回乗る前に空気を補充するのがおすすめになります。
ロードバイクに採用されている仏式バルブは空気が抜けにくい構造ですが、ロードバイクのタイヤは空気圧が高圧なため乗っても乗らなくても少しずつ空気が抜けていってしまいます。
そのため小まめな空気の補充が欠かせません。なので最低でも1週間に1回は空気をいれるようにしたいですね。
携帯用空気入れは「お助けチューブ」を使おう
出先でパンクしてしまって携帯用空気入れを使うときに、バルブに直接挿してポンピングするタイプのものは実際に使うとその使いにくさに辟易(へきえき)すると思います。
仏式バルブは斜めの力に弱いのでポンプを傾けないように気をつけながら重いポンプを手でシュコシュコやるのはなかなか至難の業なんですよね。
そこで「お助けチューブ」という延長ホースを使うことでバルブに負担をかけずに自分が使いやすい角度で空気を入れられるようになり、ポンピングがグッと楽になります。
また、お助けチューブがあることでロードバイクの仏式バルブでもガソリンスタンドでの空気入れが可能になります。
かさばるものでもありませんし価格も600円程度なので、それでバルブが傷つかなくてポンピングがしやすくなりますから携帯用空気入れと一緒にサドルバッグに入れておくのをおすすめします。
ロードバイクにパンク防止用のシーラント剤を入れている場合はタイヤのバルブを上にして空気入れと接続しよう
パンク防止剤は入れると小さなバンクは防ぐことができますが、その分タイヤが重くなるので使うか使わないかは好みによるところが大きいですね。
もしロードバイクのタイヤにパンク防止用のシーラント剤を入れている場合は空気を入れるときにはシーラントの噴出を防ぐためにバルブを上にして空気をいれるようにしましょう。
ロードバイクの空気入れについてのよくあるQ&A
では、最後にロードバイクの空気入れを使う上での気になるQ&Aをご紹介していきます。
走らなくてもタイヤの空気が抜けるのはなぜですか?
ですがそれでも空気のほうが分子が小さいため時間が立つと空気がゴムの分子の間をすり抜けていってしまいます。バルブから空気が漏れているわけではありません。
タイヤの空気を入れすぎるとどうなりますか?
空気を入れすぎないためにもメーター付きの空気入れで適正に空気圧を調整するのはとても大切なことですね。
ロードバイクのツールケースには空気入れの他に何を入れればいいですか?
欲を言えばキリがないので、ここではパンク時のタイヤのチューブ交換に使うための最低限の装備をご紹介しますね。
- 携帯用の空気入れかCo2ボンベのどちらかまたは両方
- 予備のタイヤチューブ
- お助けチューブ
- タイヤのつけ外しに使うタイヤレバー
- マルチ工具
こんな感じが一般的です。あとはここにパンク修理キットとか汚れ防止の手袋とか色々使いそうなものを足していくとその人好みのツールケースになります。
あと、タイヤチューブは劣化や擦れによるパンクを防ぐために袋のまま入れておくか、箱買いして裸の場合はラップに巻くなどして保護してから入れましょう。
まとめ
ここまでロードバイク用の空気入れの選び方からおすすめの商品、そして使い方までご紹介してきました。
予備知識がない状態でAmazonなどで検索して商品がブワァーっと表示されると一体何が違うのか分からずに困ってしまいますが、この記事ではその全体像がお伝えできたのでは?と思っています。
あとはあなたが何を重視するのか次第です。
空気入れは出発前の重要な「儀式」ですから、レザインのようなカッコよさで選ぶのもひとつですし、使いやすいパナレーサーの新ワンタッチポンプやコスパ抜群のPWTを選ぶのもいいですね。
おすすめのロードバイク用の空気入れTOP3をもう一度チェックする!
空気圧ゲージもまあ合っている感じがします。