冬になって水槽の水温が低下するのを防ぐのはもちろん、熱帯魚が暮らしやすい熱帯地域と同じ環境を作ってあげるためにも水槽用ヒーターは必須ですよね!
さらにヒーターが空だき状態になると自動で電源やヒューズを切ってしまうタイプや、カバーが難燃性の素材を使用したタイプなど安全性が高いのも魅力の1つです。
しかし水槽用ヒーターは調整できる温度や付属機能の違いによるバリエーションが多く、どれを選べば良いのかとても迷ってしまいます。
そこで今回は、種類が豊富で悩みがちな「水槽用ヒーターの選び方」と「通販で買えるおすすめの水槽用ヒーター15選」をご紹介します!
あなたにぴったりの水槽用ヒーターを見つけて観賞魚にとって快適な環境になるように役立ててくださいね!

もくじ
水槽用ヒーターを選ぶ3つのおすすめの選び方!
水槽用ヒーターはとりあえず温められれば良いと考えて、よく選ばずに直感的に購入してしまうことが多いですよね。しかし、それでは理想の水槽用ヒーターには出会えません!
水槽用ヒーターを選ぶときには「タイプ」の他に「ワット数」と「温度」というポイントも意識しましょう!これで自分好みの水槽用ヒーターが見つかるので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
水槽用ヒーターは「タイプ」で選ぶ!
タイプ | 温度調整 | 特徴 |
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オートヒーター |
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サーモスタット 一体型 |
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サーモスタット 分離型 |
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パネルヒーター |
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まず水槽用ヒーターを選ぶ時には「タイプ」に注目して選びましょう!タイプごとに調整可能な温度や形状が異なり、求められる機能も違うからです。
初めて水槽を買う初心者の場合は使い方が簡単でコスパの良い「オートヒーター」が、レイアウトにこだわりたい上級者はデザイン性の高い「パネルヒーター」がおすすめです。
また飼育している魚の種類に合わせて細かく温度を設定したい場合は、サーモスタットの「一体型」と「分離型」を用途に合わせて選ぶと良いですよ!
さらにオートヒーターとサーモスタット一体型は配線がシンプルなので邪魔になりにくいものが多いです。パネルヒーターは底に敷くので配線だけでなく本体も景観を邪魔しません。
このように、水槽用ヒーターの配線にも注目してレイアウトのことも考えながらアイテムを選ぶと失敗が少なくなりますよ!
水槽用ヒーターを「ワット数」で選ぶ!
水槽用ヒーターの「ワット数」にも注目して、使用する水槽のサイズに最も適したものを選びましょう!ワット数が小さいと水温が十分に上がらず、大きいと電気代の無駄になります。
水槽のサイズを主に使われることが多い6つにわけて、目安となるワット数を以下にまとめてみました。
- 〜30cm(20L以下)・・・50W
- 45cm(40L以下)・・・100W
- 60cm(60L以下)・・・150W
- 70cm(約100L)・・・200W
- 90cm(約150L)・・・300W
- 120cm(約200L)・・・500W
このようになります。基本的には使用する水槽のサイズに合わせて選べば大丈夫ですが、最適な水槽のサイズをパッケージに記載している商品もあるのでしっかりと確認してくださいね!
さらに実際に使用した人の口コミも参考にして、自分にぴったりの水槽用ヒーターを見つけてみてください。この後のランキングでは、商品ごとに口コミもご紹介しますよ!
水槽用ヒーターを「温度」で選ぶ!
水槽用ヒーターの「温度」も重要なポイントです!飼育している生き物の種類に適した温度に調整できるヒーターを選びましょう。
すでにご存知かもしれませんが、改めて生き物の種類ごとに最適な温度を以下にまとめてみました!
- 熱帯魚・・・26℃
- 金魚・・・18℃
- メダカ・エビ・・・23℃
- ベタ・・・27℃
- 亀・・・28℃
日中と夜間で温度の変化が激しいと体調を崩してしまうので注意してください。また飼育している魚などが高温になっている水槽用ヒーターにぶつかると、火傷や怪我をしてしまう可能性が高いです。
このような事故を防ぐためにも、高めの温度で使用する場合は水槽用ヒーターにカバーが付いているタイプを選ぶようにしてくださいね!
「タイプ」別におすすめ水槽用ヒーターの人気ランキングを見る!
それでは「タイプ」別に、おすすめの水槽用ヒーターランキングをご紹介していきます!
タイプの他にもワット数や温度を考慮して厳選しましたので、ぜひ自分にぴったりの水槽用ヒーターを選んでくださいね!
【オートヒーター】小型やパネルヒーターでコンパクトに!おすすめ水槽用ヒーターの人気ランキングTOP7!
「オートヒーター」は温度調整ができませんが、使い方が簡単でコスパが良くバリエーションも豊富なので初心者におすすめです。
様々な特徴を持った最新商品がとても多いですが、その中でも特におすすめの水槽用ヒーターをご紹介します!
300Wで90cm水槽にも使えるカバー付きのおすすめ水槽用ヒーター!エルエンスタジオ
オートヒーター 安全カバー付きの特徴
消費電力が300Wなので100cmまでの大型水槽に使用が可能で、水温も34℃まで上げられる火力の高い水槽用ヒーターになります。
大型水槽用のオートヒーターは販売している種類も少ないので複数のヒーターを使う場合が多いですが、こちらは数少ない単独で保温ができる仕様になっています。
高火力パワーの割にサイズはコンパクトで使いやすく、アロワナなどの大型熱帯魚を大きな規格水槽などで飼育したい場合におすすめですよ!
オートヒーター 安全カバー付きの口コミ
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真下の位置に敷いて隠すことができるパネル型の水槽用ヒーター!みどり商会
ピタリ適温プラスの特徴
容器の外から暖めるので水槽内がスッキリとした印象になる、小型熱帯魚を飼育するときに便利なボトルアクアリウム専用のパネル型ヒーターになります。
従来のパネルヒーターは水への熱伝導が不安定でしたが、こちらは水温を安定して高めることができて形状も円形なので無駄な熱の放出がありません。
さらに自己消化性機能も付いているので安全性も高く、温度も完全自動で制御してくれるおすすめのパネルヒーターです!
ピタリ適温プラスの口コミ
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省エネの小さいサイズでメダカの産卵におすすめの水槽用ヒーター!GEX
メダカ元気オートヒーターの特徴
手動で温度調節はできませんが常に水温を23℃前後に固定し、冬でもメダカの産卵ができるように整えてくれるジェックスのメダカ元気オートヒーターになります。
設定温度が低めなので省エネで、ヒーター管を2段にすることでコンパクト化していて縦置きも横置きも可能なので置き場所に困りません。
通電中に空気中に出てもヒーターカバー表面の温度をコントロールする安全機能が付いており、安全機能作動後も再使用できるおすすめヒーターです!
メダカ元気オートヒーターの口コミ
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60cmサイズで活躍する熱帯魚におすすめの水槽用ヒーター!ジェックス
セーフカバーオートヒーターの特徴
燃えにくい難燃性樹脂使用している小型サイズで、サーモスタット不要で26℃に温度を固定してくれる熱帯魚用のオートヒーターになります。
多くのヒーターは安全装置が作動すると通電を切断して2度と使えないですが、こちらはセンサーが温度をコントロールして下げるので再使用が可能です。
ヒーター部の熱から人の手や魚を守るカバーが付いているので安全性が高く、カバーは取外して水洗いが可能なので衛生面も抜群ですよ!
セーフカバーオートヒーターの口コミ
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設置場所に困らず使い方も簡単な水槽用ミニヒーター!エヴァリス
プリセット オートヒーターの特徴
現在人気が急上昇しているボトルアクアリウムやインテリア水槽などのおしゃれな水槽に最適な、他よりも小型のミニオートヒーターになります。
インテリア水槽は大きくても2リットル程度の小さなものなので、通常のヒーターだと急激な水温の上昇や水の蒸発を引き起こしかねません。
しかしプリセットオートヒーターは出力も低く本体も小型で、大きさの割にカバー付きで安全機能面もしっかりしているので使い勝手も抜群ですよ!
プリセット オートヒーターの口コミ
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50W以下の種類も豊富で30cm水槽にも使えるおすすめヒーター!ジェックス
スタンディの特徴
安全を追求した独自の「シャトル構造」が採用された、熱帯魚飼育に最適な26℃に水温を固定するジェックスで人気の水槽用ヒーターになります。
発熱部と温度制御部を2つの管に分離配置しているので安定した設置が可能で、空焚き検知温度センサーもついているので安心です。
さらにヒーターカバーにも表面温度を安全な温度にコントロールする機能付きで、バリエーションも豊富なので様々な水槽にフィットするオートヒーターですよ!
スタンディの口コミ
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商品寿命が長くAmazonで人気な縦置きのおすすめ水槽!ミニヒーター100W
26℃ミニヒーター 100Wの特徴
人気メーカーであるテトラが販売している定番商品で、水温をしっかりと26℃前後に維持してくれるコスパの良い熱帯魚用のミニヒーターになります。
しっかりと端まで高めの温度をキープしてくれる高火力ヒーターで、空焚きが続いて自動温度調節器が故障しても温度ヒューズが通電をカットするので安全性も抜群です。
コンパクトでスッキリしているので大型水槽の追加ヒーターとしても使えて、カバーも付いているので魚への配慮もされている初心者におすすめの水槽用ヒーターですよ!
26℃ミニヒーター 100Wの口コミ
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【サーモスタット】大型サイズの水槽でも温度調整が可能!おすすめ水槽用ヒーターの人気ランキングTOP8!
「サーモスタット」は飼育している魚の種類に合わせて細かく温度を設定することができ、大きく分けて一体型と分離型の2種類があります。
そんなサーモスタットの水槽用ヒーターの中でもワット数や温度に注目して選んだので、ぜひ購入の参考にしてみてください!
ベタや金魚だけでなくハムスターなどにも最適な水槽用ヒーター!寿工芸
セーフティヒートセットの特徴
ブラック管を採用したことで水槽内で目立つことなく設置でき、新規格「統一基準規格」をクリアした安心機能のサーモスタット一体型になります。
メンテナンス時にカバーを着脱しなくても掃除が簡単で使いやすく、独自設計でヒーターカバーがなくても空焚きを防止できる表面温度になっています。
大型のダイヤルにすることで扱いやすく、カバーの隙間に魚が入り込んで死んでしまわないように設計されていたりと細部にもこだわったヒーターです!
セーフティヒートセットの口コミ
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防滴加工で故障の心配がない外部付けの水槽用ヒーター!ジェックス
NX003Nの特徴
ジェックスのサーモスタットは15〜35℃という広範囲の温度設定なので、病気治療後に少しずつ水温を戻したい時にも便利なサーモスタットになります。
比較的低温を好む観賞魚の飼育にはもちろん、水温が急上昇して魚に負担がかかるのを防げるので初心者のヒーター導入にもおすすめです。
外付けですが防滴加工がされているので濡れても故障の心配がなく、ダイヤルには4つの四角を配した突起が付いていて使いやすいおすすめのヒーターですよ!
NX003Nの口コミ
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温まる時間が早く500Wなのでパワフルな水槽用ヒーター!ニッソー
プロテクトPROヒーターの特徴
サビを防止する安心のヒーターカバー付きで、トラブル時に原因究明の役に立つパイロットランプも付いているサーモスタット分離型になります。
SH基準に準拠していて対トレッキングクラグを採用しており、錆びにくい構造や空焚き防止機能だけでなく非常時に電源を落とすヒューズも内臓されています。
さらに横置きしたヒーターから電源コードを真上に出せるL型キャップが採用されているので、コードを水槽の壁に沿って配置できるおすすめヒーターです!
プロテクトPROヒーターの口コミ
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エアコン代わりで夏にも活躍するクーラー兼用の水槽用ヒーター!ゼンスイ
TEGARU2の特徴
加温機能だけではなく冷却機能まで搭載されているのでオールシーズン使える、手の平サイズのコンパクトなクーラー兼用の水槽用ヒーターになります。
コンプレッサー式クーラーとは違い音はファンのみで発生するので静かで、ファンは高性能パーツを採用しており稼動音をさらに抑制してくれます。
夏は冷やして冬は温めるので水槽を一年中適温に保つことができ、小型で音も静かというクオリティの高いヒーターですよ!
TEGARU2の口コミ
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150Wや200Wなどのバリエーションが豊富で値段も安い水槽用ヒーター!ジェックス
セーフカバー ヒートナビの特徴
安心素材であるキスゴムが付いているので初心者でも簡単に設置することができる、定番メーカーのジェックスが販売する大人気の王道ヒーターになります。
熱帯魚などを火傷から守ってくれるカバーが付いている安全性と、水温を15~35℃に自由に調節できる利便性の両方を兼ね備えています。
さらに縦と横のどちら向きでも設置ができるのでレイアウトにこだわりたい場合にも最適で、全体的な完成度が高いおすすめのヒーターです!
セーフカバー ヒートナビの口コミ
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1000Wで大容量サイズの水槽でも温めてくれるヒーターセット!ニッソー
シーパレックスV1000の特徴
制御温度範囲が0℃~60℃までと広く、約500Lの水量まで対応している大型水槽用に進化したヒーターとサーモスタットのセットになります。
ヒーター設置は縦置きと横置きの両方に対応可能で、頼れる空焚き事故防止機能であるニッソーダブルセーフティを搭載しているので安心です。
さらに独自の加熱方式であるセパレートヒーターシステムで大型の水槽でも活躍し、難燃性樹脂のカバーを採用している完成度の高いヒーターですよ!
シーパレックスV1000の口コミ
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ブラックでレイアウトの邪魔にならない万能な水槽用ヒーター!寿工芸
セーフティヒーターSHの特徴
構造をシンプルにしてパーツを減らすことでコストパフォーマンスを高めた、安定のクオリティで評価されている寿工芸のセーフティヒーターになります。
ブラック管を採用したことで水槽内で目立たずにレイアウトを邪魔せず設置でき、新規格「統一基準規格」をクリアした安全設計にもなっています。
カバーがないと観賞魚の火傷が気になりますが、こちらはヒーター自体が一般的なものより低温に設計されているので安心して使用できますよ!
セーフティヒーターSHの口コミ
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部分交換ができる亀や水草にまで対応可能な水槽用ヒーター!ジェックス
セーフカバーナビパックの特徴
ヒーター部分とサーモスタットをセパレートしているので、ヒーター部分が古くなってきたらそこだけを交換できてコスパも良いセーフカバーナビパックになります。
完全なサーモスタット一体型よりも温度調節が正確で、安全を追求した独自のシャトル構造を採用しているので安心して使用することができます。
さらに大型の水槽にも対応できるワット数のバリエーションが豊富で、アクアリウムを愛する人たちに向けた人気の次世代ヒーターですよ!
セーフカバーナビパックの口コミ
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水槽用ヒーターについてのよくあるQ&A
では、最後に水槽用ヒーターを使う上での気になるQ&Aをご紹介していきます。
水槽用のインラインヒーターでおすすめの商品はなんですか?
安全機能が充実していて、水温が36℃以上で自動停止したり設定水温より3℃以上高くなってしまったら自動停止するなど豊富な制御装置が付いていますよ!
乾電池式の水槽用ヒーターはありますか?
乾電池式の水槽用ヒーターは安全性の観点から基本的には販売されていません。電源プラグで供給するタイプを購入しましょう!
まとめ
様々な種類の水槽用ヒーターが販売されていて迷うことも多いと思いますが、求めるポイントで絞ると自分に合ったものを選ぶことができます。
調整できる温度や使用場面が大きく変わってくるので、水槽用ヒーターのタイプを基準に選ぶのが重要です!
また水槽用ヒーターは1つだけという決まりもありません。飼育する生き物の種類や水槽の大きさなどに合わせていくつか組み合わせるのもおすすめですよ!
ぜひここでご紹介したポイントを参考に、自分にとって理想の水槽用ヒーターを見つけてくださいね。