フライ返しの使い方は、食材をただ裏返すだけではありません。食材をフライパンから剥がしたり混ぜたりすくったりと、お料理に合わせて使い方は多様です。
そんなフライ返しですが、素材だけでもシリコンやステンなどたくさんあります。そのため、どのフライ返しを選んでいいのか分からなくなりますよね。
そこで今回の記事では、使っているフライパンとの相性や返しやすさなど、おすすめのフライ返しを12選ご紹介しています。
選び方のポイントなども解説していますので、ぜひフライ返し選びの参考にされてください。

フライ返しを選ぶ3つのおすすめの選び方!
ここではフライ返しの選び方のポイントについて解説いたします。フライ返し選びには、フライパンとの相性や耐熱性などいくつかポイントがあります。
せっかくのお買い物がムダにならないよう、チェックポイントを押さえておきましょう。
素材で選ぶならシリコンのフライ返し
シリコン | 木 | ステンレス | ナイロン | |
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ホーロー | ![]() |
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フッ素樹脂 | ![]() |
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鉄 | ![]() |
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ステンレス | ![]() |
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素材で選ぶならシリコンのフライ返しがおすすめです。なぜなら、シリコン素材特有の柔らかさがフライパンにキズを付けないからです。
フッ素樹脂加工のフライパンはキズに弱いので、硬い素材のフライ返しを使うと表面を傷つけてしまうのでフッ素が剥がれやすくなります。
その結果フライパンの寿命を縮めてしまうことになります。
このような理由から、素材で選ぶならどのフライパンにも万能なシリコン素材のフライ返しがおすすめです。
耐熱性で選ぶならステンレスのフライ返し
耐熱性で選ぶならステンレスのフライ返しがおすすめです。金属なので当然と言えば当然です。シリコンも耐熱性が高い素材ですが、製品によってバラつきがあります。
そのため、シリコン製のフライ返しをうっかりフライパンに入れたままにしておくと、変形したり溶けたりする原因になってしまいます。
特にプラスチックは耐熱温度が低い素材なので、調理の際は注意が必要です。このような理由から、耐熱性で選ぶならステンレスのフライ返しがおすすめです。
フライ返しを形状で選ぶ
ヘッドの形状 | 四角or丸 | とがった扇型 |
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おすすめ料理 | ハンバーグ・餃子 | チャーハン・炒めものなど |
裏返しやすさ | ![]() |
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上からの押さえやすさ | ![]() |
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食材の下に入れやすい | ![]() |
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食材の混ぜやすさ | ![]() |
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フライ返しを形状で選んでみましょう。フライ返しには、丸や四角のように食材を裏返しやすい形状のものと食材を混ぜやすい扇形をしたものがあります。
四角や丸のフライ返しは、裏返しやすく上からも押さえやすいのが特徴です。そのため、ハンバーグや餃子におすすめのフライ返しです。
これに対してとがった扇型のフライ返しは、裏返すよりも食材をかき混ぜるのに適しています。そのため、チャーハンや炒めものにおすすめです。
どちらにも向き不向きがあるので、ご自身が使っているフライパンとの相性も考慮しながら形状で選んでくださいね。
おすすめのフライ返しランキングTOP12!
それではここから、おすすめのフライ返しを12選ご紹介いたします。素材やフライパンとの相性をイメージしながら、ご自身にピッタリのフライ返しを見つけて下さい。
フライ返しのおすすめ!カルシファーフライ返し



ハウルの動く城カルシファーフライ返しの特徴
ジブリファンならずとも、見ただけで思わず買ってしまいそうなハウルの動く城カルシファーのフライ返しです。ヘッド部分はナイロンシリコンの記載があります。
耐熱温度は180℃なので、それほど高くはありません。柄の部分はステンレス製です。
プレゼントに喜ばれそうなフライ返しですが、レビューでは普通に使えるとのことです。小さなお子様のいるご家庭にもおすすめです。食事の時間が楽しみになりそうですね。
ハウルの動く城カルシファーフライ返しの口コミ
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すごく喜んでもらえましたよ。
餃子におすすめ!安いフライ返しなら貝印ターナー




貝印ターナーの特徴
キッチンアイテムでおなじみの貝印のシンプルで使いやすいターナーです。手になじむハンドルとしなやかな弾力で、くっつきやすい食材の下にも入りやすくなっています。
プロの料理人の厳しいチェックのもとに作り上げ、考え抜かれたプロ仕様のキッチンツールです。長さと大きさは、返しやすさを考えて設計されています。
ハンドル部分は十分な長さがあるので、持ちやすくて指をひっかけやすい形状となっています。
貝印ターナーの口コミ
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蒸し焼きの後にフライパンに張り付いた餃子なんかにはすごくおすすめですね。ターナーを差し込む隙間がなくても、薄さとしなりで何とかなります。
すごく簡単に、そして綺麗に取れます。ただし、弾力があるので大きめのハンバーグのような重いものは気をつけないと落としてしまいます。
その代り、羽根つき餃子も余裕なくらいフライパンとの隙間にスパッと入って軽くはがすことができます。
鉄フライパンのフライ返しにおすすめ!ツヴィリング




ツインキュイジーヌハンバーグターナーの特徴
ツヴィリング 「ツインキュイジーヌ ハンバーグターナー 」は、その名の通りハンバーグの押さえ焼きやフライ返しに最適な作りになっています。
見た目も美しいステンレスパイプにABS樹脂を使用したハンドルなので、耐熱・耐水性に優れています。自動食器洗い機対応なので、お手入れも簡単です。
裏返すのはもちろんのこと、ハンバーグをフライパンの中で切り分けるのにも便利なフライ返しです。サイズは、全長が25cmです。魚のソテーなど、使い道も色々です。
ツインキュイジーヌハンバーグターナーの口コミ
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全てがバランス良く解決しており、私的にはドンピシャでした。とても満足しています。
幅が狭めですが、餃子好きの私にはむしろいい感じです。フライパンにびっしり入った餃子にも差し込みやすいです。
裏返しもしやすく、ハンバーグが崩れることもなく簡単にひっくり返えせます。ただし、ハンバーグ専用といった感じではあります。
シリコンのフライ返しでおすすめならティファール!




インジニオプロフレックスターナーの特徴
インジニオプロフレックスターナーは、従来のシリコーンと比べ高い耐熱性(250℃)と高い耐久性が特徴のこだわり素材「プラチナシリコーン」のフライ返しです。
炒めたりかき混ぜたりと、毎日使っても欠けにくいプレミアム品質ですが、鍋やフライパンを傷付けません。また、有害物質BPAを含まないBPAフリーの製品です。
デザイン性にも優れ、食洗機も使えるのでお手入れも楽にすみます。毎日のお料理が楽しくなるような、高級感のある仕上がりのフライ返しです。
インジニオプロフレックスターナーの口コミ
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炒め揚げのような少し油を多めに使う時でも、特に心配なく使えます。油に当たっても溶けないので素人の私でも安心して使えます。
おすすめの木製フライ返し!ルクルーゼメープルウッドターナー




ルクルーゼメープルウッドターナーの特徴
ルクルーゼのメープルウッドターナーは、北米産のハードメープルを使用した最高級天然素材のフライ返しです。変質や変形に強く、耐久性にも優れています。
厚さが3mmほどあるので餃子のような食材には不向きですが、煮魚や炒め物、ホットケーキなどのお料理にはとても使い勝手がいいでしょう。
手に馴染みやすく優しい風合いが特徴のメープルウッドターナーは、鍋肌に優しいのでフライパンや鍋にも安心です。天然木のぬくもりが感じられるフライ返しです。
ルクルーゼメープルウッドターナーの口コミ
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ダイヤモンドコートのフライパンに使っていますが、特に傷がつく心配もなく使えてます。料理にはいい道具を使うという「こだわり派」にはおすすめですね。
ターナーの表面にはコーティングがされているので、木にありがちなカビも大丈夫そうです。少しお高いですが、使い勝手も見た目もいいターナーです。
テフロンのフライ返しにおすすめ!OXOシリコンターナー




シリコンターナーミニの特徴
OXOのシリコンターナーミニは、テフロン加工のフライパンを傷つけないシリコン製のフライ返しです。
小さなヘッドですが、隙間のない食材にはむしろ使いやすい大きさです。また、食材をすくいやすいのでいろんな場面で便利に使えます。
クッキーなどの小さな食材にも、小さなヘッドのシリコンターナーは便利に使えます。また、ヘッドが適度にしなるので食材の下に入れやすくお料理を崩しません。
ヘッド部分の耐熱温度は280度と耐熱性が高いので、どんなお料理にも幅広く安心して使えます。食洗器対応なので、お手入れも簡単です。
シリコンターナーミニの口コミ
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小さいですが、我が家の料理のほとんどがこれで完了します。テフロンのフライパンでも安心です。
ラップに包むときにおにぎりは手に付きますが、これですくえばそんなこともないのですごく便利です。
おすすめ!フライ返しなら無印のシリコーン調理スプーン




シリコーン調理スプーンの特徴
無印良品で人気のフライ返しがシリコーン調理スプーンです。人気の秘密はヘッドのスプーンにあります。フチが柔らかいので、液体でもすくいやすくなっています。
そのため、余ったカレーを別容器に移す時も残さずきれいにすくい取ることができます。もちろん調理にも便利で、炒め物などの混ぜる調理でも使いやすくできています。
そしてそのままスプーンできれいにすくってお皿に移せるので、すごく便利に使えます。また、つなぎ目がない一体型なので洗いやすくお手入れも簡単です。
耐熱性に優れ(250℃)、調理や取り分けに役立つシリコーンスプーンです。
シリコーン調理スプーンの口コミ
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お玉とフライ返し!おすすめのティファールエンジョイセット




キッチンツールエンジョイセットの特徴
お玉とフライ返しがセットになったティファールのエンジョイセットです。
キッチンを明るく彩る「ライムグリーン」が新カラーとして登場しました。レードル・ターナー・スプーンのの3本セットです。
調理にはよく使うアイテムがセットになっています。3本あると収納が気になりますが、スリムなデザインなので重ねて収納しても場所を取りません。
素材は、環境に優しい95%再生PET樹脂です。耐熱温度は210℃まで対応しているので安心して調理できます。ギフト用としても最適です。
キッチンツールエンジョイセットの口コミ
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PET樹脂がどんなものか知らなかったので不安でしたが、今では安心して使っています。今までで使い勝手は一番です。
角度やフォルムも違うので、使いやすいように改良されているんだと思います。買ってよかったです。
卵焼きにもおすすめ!ハンバーグのフライ返しならティファール




インジニオロングターナーの特徴
ティファール最高級シリーズ「インジニオ」は、卵焼きや焼き魚を返すのに最適なフライ返しです。崩れにくくすんなりと返してくれるので盛り付けもスムーズです。
スタイリッシュで高級感あふれるデザインと機能性を兼ね備えながら、ハードな使用にも十分耐えられる丈夫さが魅力のフライ返しでもあります。
ヘッド部分の耐熱温度は220℃と高い耐熱性と耐久性を持ち合わせながら、食材の色移りがしにくく汚れも落ちやすいのでお手入れも簡単です。また、有害物質のBPA(ビスフェノールA)を含みません。
インジニオロングターナーの口コミ
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先端は柔らかい素材ですが、フライパンでの切り分けも簡単です。
溶けないフライ返しのおすすめ!OXOステンレスバターピーター



OXOステンレスバタービーターの特徴
人間工学に基づいて作られているOXO(オクソー)のバタービーターは、フライパン上の食材を返すのが得意になるようなフライ返しです。
先端部分につけた角度はホットケーキやオムレツなどの大きな食材も返しやすく、改良されたグリップは握りやすく疲れにくいのがポイントです。
今使っているフライ返しが使いにくいのであれば、素材をひっくり返すのに適した角度が自慢のオクソーのバタービータはオススメです。
OXOステンレスバタービーターの口コミ
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あとは硬さですね。硬いのにしなやかなので返しには最適です。オススメのフライ返しです。
ステンレスなら油断しても溶けないので安心です。
お好み焼きにもおすすめ!左利きのフライ返しならサンクラフト




左きき用フライ返し愛妻専科の特徴
右利きの調理器具に使いづらさを感じているなら、このサンクラフトのバタービーター愛妻専科はおすすめです。
市場に流通しているバタービーターの多くは右手用なので、左利では扱いにくいものです。
このバタービーターは、ビーター部分を左利き専用にデザインしてあります。そのため、これまでのような不便さを感じることなくお料理が楽しめます。
先が斜めになっているヘッドの形状は、炒めものをするのに最適です。ステンレススチールを使用しているので、丈夫で重い食材も返すことが可能です。
継ぎ目のない作りは、洗いやすく衛生的です。食器洗浄機にも対応しています。
左きき用フライ返し愛妻専科の口コミ
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やっぱり左利きだと普通の調理器具を扱うのは不便みたいですね。今回の件でそれを知ったので、左利きの友達にもプレゼントする予定です。
こんなに喜んでもらえるとは思ってなかったので、すごくよかったです。
女性には少し重い感じもしますが、それよりも使いやすさ優先ですね。
フライ返しのおすすめ!amazonで人気の柳宗理バタービーター




柳宗理日本製バタービーターの特徴
柳宗理のバタービーターは、デザインと機能性を兼ね備えた人気のフライ返しです。フライ返しはもちろん、泡だて器やソース作りにも活躍します。
鉄に18%のクロムと8%のニッケルを添加した「18-8ステンレス」を採用しているので、耐腐食と耐久性に優れたフライ返しです。
その耐久性は、シリコンやプラスチックではとても及びません。
テフロンフライパンには不向きですが、鉄フライパンをお持ちであればぜひ使うことをおすすめしたい長く使える逸品です。
柳宗理日本製バタービーターの口コミ
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ヘラの部分は弾力性があってしなりますが、柄の部分は硬い金属です。使ってみるまで分かりませんでしたが、機能性を重視して作られているのが納得できました。
また、少し小さめかと思いましたが使ってみて不満はありません。やはりいいものはいいですね。おすすめです。
フライ返しのおすすめの使い方は!
フライ返しで食材を返そうとしても、崩れてしまって失敗することはありませんか?
例えばハンバーグですが、ターナーを無理やりハンバーグの下に差し込むよりも、フライパンを返してターナーに乗せた方が身崩れせずにきれいに返すことができます。
そのためには、表面をコーティングするように強火で焼くことがポイントです。
ターナーへの乗せ方は、動画内30秒程度のところでまな板からターナーに載せかえている部分がありますので、そちらを参考にされてください!
- 強火で表面をコーティングするように焼く
- フライパンを返してターナーに乗せて返す
- ハンバーグの下に差し込むなら角度10度がポイント
- フライパンの側面を有効に使って返す
上記の手順でフライ返しを使うと、食材を崩すことなくうまくかえすことができますよ!
フライ返しについてのよくあるQ&A
では、最後にフライ返しを使う上での気になるQ&Aをご紹介していきます。
ターナーとフライ返しの違いは何ですか?
アメリカでの呼び方 | ターナー | バターピーター |
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見た目の違い | ![]() |
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使い方の違い | 食材を返す | 食材を潰したり、かき混ぜる |
日本での呼び方 | フライ返し | フライ返し |
日本で言うフライ返しには2種類の形があり、そのうちの一つが「ターナー」でもう一つが「バタービーター」と呼ばれるものです。
アメリカでフライ返しと言えばターナーのことですが、日本ではフライ返しの中にバタービーターも含まれているのです。
日本とアメリカではフライ返しの認識が少し違うため、ちょっと分かりにくいですが用途に分けて選ぶと良いですよ!
フライ返しの耐熱温度を教えて下さい
ステンレス | シリコン | ナイロン | |
---|---|---|---|
耐熱温度 | 700~800℃ | 200~300℃ | 180~200℃ |
フライ返しに使われる一般的な素材の耐熱温度の目安です。製品説明書には耐熱温度の記載がありますので、ご使用前に必ず確認しましょう。
まとめ
今回の記事では、おすすめのフライ返しを12選ご紹介いたしました。
フライ返しには、素材や用途によっていくつか種類があります。また、フライパンや鍋との相性も考慮して選ぶ必要があります。
フライ返しの役目には、食材を裏返すだけではなくバタービーターのように炒めものにも使えるフライ返しもあります。
そして、フライ返しにがないとせっかくのお料理が身崩れして台無しに…。そうならないためにも、使い勝手がよくて毎日のお料理に役立つフライ返しぜひ見つけてくださいね。
使い勝手がどうかとも思いましたが、買ってみてよかったです!