「ゲーミングPCが欲しいけど、大きくて置く場所がない…」そんな方へおすすめの「小型ゲーミングPC」を3つ厳選して紹介しています!
ただ、小型ゲーミングPCは通常サイズのゲーミングPCと比べて、デメリットがいくつかあるんですよね…。そういった注意してほしい点もまとめているので、是非参考にしてみてください。

ゲーミングPCはどれぐらいから小型?ケースの大きさ目安について
ミドル | ミニ | ハンドル付きミニタワー | (参考) PS4 Pro |
|
---|---|---|---|---|
高さ(目安) | 435 (mm) | 400 (mm) | 285 (mm) | 55 (mm) |
幅(目安) | 210 (mm) | 188 (mm) | 178(mm) | 295 (mm) |
奥行(目安) | 520 (mm) | 410 (mm) | 395 (mm) | 327 (mm) |
商品の例 |
|
|
|
– |
備考 |
|
|
|
– |
「ミドルタワー」など、ゲーミングPCの大きさを表す名称はいくつかありますが、厳密に大きさが定義されている訳ではありません。ショップによって名称にばらつきもあります。
色々な大きさのゲーミングPCを取り扱っている「G-Tune」の商品を例に、各種大きさを比較してみました。参考までに、PS4 Proの寸法も置いています。
名称に「ハンドル付きミニタワー」や「スリム」、「小型」、「キューブ型」等が使われている製品を「小型ゲーミングPC」として扱う事が多いですね。「ミニタワー」よりも小さい製品は小型として考えて大丈夫でしょう。
小型のゲーミングPCを購入する際に抑えておきたい3つのポイント
小型のゲーミングPCを購入する際に知っておきたいポイント、注意したいポイントを3つ紹介していきます。
排熱性能が低いので長時間は苦手
パソコンの冷却性能は、本体内部のエアフローによって決まります。風の通り道が狭く、ケース内部に余裕のない小型ゲーミングPCは排熱性能が低くなってしまいます。
もちろん、小型ゲーミングPCでも排熱のための工夫がされています。小型ゲーミングPCで採用されるケースは大きめのファンを搭載していたり、メッシュが使われている面積が多かったりします。
それでも、ミドルタワーやミニタワーと比べると排熱性能はどうしても劣ってしまいます…。長時間使用しているとパフォーマンスが落ちたり、寿命が縮む可能性がある事を覚えておいてください。
小型ゲーミングPCを使う際は設置場所も工夫したいところです。排熱できるスペースを考えて設置したいので、ファンがある側を壁際に向けたくはないですね。夏場は扇風機やエアコンで冷やすのも手でしょう。
取り扱っているメーカーが少なくラインナップも少なめ
2023年現在、ゲーミングPCを販売している各メーカーは、小型ゲーミングPCの販売にあまり積極的ではないような印象を受けます。ラインナップが少なく、高性能GPUを搭載しているモデルはほとんどありません。
小型ゲーミングPCは拡張性も低いので、後でハイエンドGPUに交換したり、SSDを増設したり…といった事も難しいです。製品を選ぶ際は慎重に検討したいところですね。
この記事で紹介しているドスパラのGALLERIA RM5C-G60S、G-Tuneの HM-B-3060Tiシリーズは、比較的小型のゲーミングPCの中でもおすすめ製品となっています。ぜひ参考にしてみてください。
サイズが小さい点以外はデメリットが多い
小型ゲーミングPCのメリットは「サイズが小さい」の1点のみです。小さいから安い!といった事はなく、小型のまま冷却性能を向上させるために工夫されたケースが高コストになり、割高になっている製品も多いです。
先ほども解説しましたが、排熱性能が低いので長時間運用には適しませんし、拡張性も低く、ラインナップも少ないんですよね…。普通のパソコンは小型も一定の需要があるようですが、ゲーミング用途に限っては人気が少ないようです。
それでも「サイズが小さい」は魅力的ですよね…!次の項目では、小型ゲーミングPCの中でも「排熱性能が考慮されている」「料金が安め」な製品を紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
【2023年最新】おすすめの小型ゲーミングPC3つを厳選紹介!
PC名 | 価格(税抜) | 寸法・パーツ構成 |
---|---|---|
GALLERIA RM5C-G60S 第13世代Core搭載 |
|
|
G-Tune HM-B-3060Ti |
|
|
G-GEAR mini |
|
おすすめの小型ゲーミングPCを3つ紹介していきます。
特にドスパラのガレリアRM5C-G60Sは高性能&料金も安く、かなりおすすめです!
【ドスパラ】GALLERIA RM5C-G60S 第13世代Core搭載
出典:ドスパラ公式サイト
構成 | |
---|---|
正式名称 | GALLERIA RM5C-G60S 第13世代Core搭載 |
CPU | Core i5-13400F |
GPU | GeForce GTX 1660 SUPER 6GB |
メモリ | 16GBメモリ |
ストレージ | 500GB NVMe SSD/追加ストレージ 無し |
OS | Windows 11 Home |
マザーボード | インテル B760 チップセット マイクロATXマザーボード |
電源 | 550W 電源 (80PLUS BRONZE) |
インターフェース |
|
寸法 | 幅220 × 奥行440 ×高さ425 (mm) |
価格 | 144,980円(税抜) |
おすすめ度 | ![]() |
国内でも有名なBTOショップ「ドスパラ」では、ミドルゲーミングPCも取り扱っています。ガレリアではかつて、スリムモデルのSシリーズがありましたが現在はラインナップがありません。
そのため、比較的小型であるRM5C-G60Sを選びました。
GeForce GTX 1660 SUPER 6GBを搭載しており、フルHD環境下でのゲームは超快適です!最高画質でもヌルヌル(fps60以上)と動くでしょう。設定次第では144fpsも狙えるスペックです。CPUも機能を十分に活かせるCore i5-13400を搭載しています。
スタンダードなモデルで、RGB-LEDライトが外観を際立たせます。SSDにはより高速なNVMeを搭載しているので、読み込みストレスから解放されますよ!
両方の側面にはインテークエリアが配置されているので、向きを選ばずに設置が可能です。狭い場所でも問題ありません。
相当ハイスペックな構成となっています。このハイスペックさ&ゲーミングPCで144,980円(税込)は相当安いです…!ドスパラは本当に安いですね!メモリも16GBあるのでゲームをやりこんでも安心ですね。
各社販売している小型のゲーミングPCの中でも、この「GALLERIA RM5C-G60S」は断然おすすめです!
GALLERIA RM5C-G60S 第13世代Core搭載の詳細はこちら
【G-Tune】HM-B-3060Ti (プレミアムモデル)
出典:G-Tune公式サイト
構成 | |
---|---|
正式名称 | G-Tune HM-B-3060Ti (プレミアムモデル) |
CPU | Corei7-11700F |
GPU | GeForceRTX3060Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2/デュアルチャネル) |
ストレージ | 512GB (NVMe) |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
マザーボード | インテルPTT(CPUに統合/TPM2.0準拠) |
電源 | 700W/AC 100V(50/60Hz) |
インターフェース |
|
寸法 | 幅189 × 奥行396 ×高さ390 (mm) |
価格 | 204,800円(税込) |
おすすめ度 | ![]() |
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」では、HMシリーズという小型ゲーミングPCが販売されています。
このタイプは、リアルタイムで映画品質の映像美を出力する「GeForceRTX3060Ti」を搭載したゲーミングPCです。
本体は10kgとやや重たいですが、ミニタワーパソコンとしてスリム化を実現していますよ。
メモリも32GBあるので快適でしょう!
スペック良し、見た目も良し、サイズもそこそこ小く、結構良い小型ゲーミングPCですね。
ただ、先ほど紹介したドスパラのRM5C-G60Sと比べると、料金が割高なのが難点です…。
その分、無線LANやBluetoothは標準装備されており、メモリも十分なので金額相応かもしれません。
なので、G-TuneのHM-B-3060Tiは、「見た目が気に入った方」「マウスコンピューターの評判が良いサポートを利用したい」といった方へおすすめです!
【ツクモ】G-GEAR mini
構成 | |
---|---|
正式名称 | G-GEAR mini GI5A-D221/B |
CPU | AMD Ryzen5 5500 |
GPU | GeForce RTX3050 |
メモリ | 16GB (8GBx2枚) DDR4-3200 |
ストレージ | 500GB SSD |
OS | Windows 11 Home (64ビット版) |
インターフェース |
|
寸法 | 幅183 × 奥行390 ×高さ300 (mm) |
価格 | 157,800円(税込) |
おすすめ度 | ![]() |
ツクモのG-GEAR miniでは、AMDの「Ryzen5000シリーズ」CPUを搭載しているので、パフォーマンスが大幅に向上しています。
高耐久な電源設計と進化した冷却コントロールによって、コンパクトPCなのにゲーミング体験は抜群の感触です!
ハイエンドグラフィックカードとATX電源を搭載し、ハイスペックでも省スペースを実現しています。
通気性が良いメッシュデザインで、サイドパネルからは常に吸気するので電源ユニット内に熱を溜めません!
超高速無線LAN規格に対応しているので、電波のパフォーマンスも向上させるでしょう!
小さいサイズで見た目も良し、機能性も抜群で、値段も許容範囲内のミニゲーミングPCといえますね。
まとめ
- 小型ゲーミングPCならドスパラの「GALLERIA RM5C-G60S」がイチオシ!
- 「サイズが小さい」という点以外はデメリットもある
- 排熱性能・拡張性に優れた小型ゲーミングPCが増えてきている
- 通常サイズの「ミドルタワー」も是非検討してみてほしい
この記事では、小型のゲーミングPCについて解説しました。
2023年現在、最新の構成で販売されている小型ゲーミングPCは少ないです。PS4並のサイズである「超小型」はほぼありませんでした。
サイズが小さいのはうれしいですが、やはりデメリットが気になって人気も少ないのかもしれません。
もし小型ゲーミングPCを検討しているのであれば、ドスパラの「GALLERIA RM5C-G60S」がおすすめです!数少ないラインナップの中でも、かなり良い製品かと思います。
もしPCを置くスペースを確保できるなら、通常サイズの「ミドルタワー」や、少し大きめの「フルタワー」も是非検討してほしいです。小型と比べるとラインナップも多いですし、メリットがたくさんあります!