高反発マットレス歴11年で、これまで8種類のマットレスを使ってきました。
寝るときや起きた時に、なんか身体がかゆかったりくしゃみがでたり・・・そんな経験ありませんか?
私もかつてマットレスのダニが不快で、色々な方法で駆除したり対策をしたりしました。
このページでは、効果的なダニの駆除方法と予防方法をまとめています。快適な睡眠の手助けになれば幸いです。

マットレスにダニが発生する原因3つ
マットレスにダニが発生する原因は主に3つあります。それぞれ解説していきます。
マットレスにダニが発生する原因1:湿気が多い
ダニは、温度20~30℃、湿度60~80%で繁殖します。
また、湿度が70%を超えるとさらに繁殖するため、湿気が多い布団では非常にダニが発生しやすくなります。
マットレスにダニが発生する原因2:同じ向きで使い続けている
マットレスを同じ向きで使用していると、どうしても背中部分に汗が溜まりやすくなり、汚れが蓄積します。
ダニはこの汚れをエサにして繁殖するため、発生しやすくなってしまいます。
また、腰痛マットレスなどは同じ向きで使い続けるとヘコみが生じて本来の機能が果たせなくなります。
マットレスにダニが発生する原因3:通気性が悪い
風通しが悪い場所にマットレスを置いておくと、湿気がたまる原因となりダニが発生しやすいです。
万年床のように布団をおきっぱなしにしていると、それだけでもダニは発生してしまいます。
マットレスに発生したダニの駆除方法
マットレスに発生したダニを駆除するにはどうすれば良いのでしょうか。
大きく3つの方法に分けて効果的なものを紹介します。
マットレスのダニ駆除方法1:布団乾燥機を使用する
出典:Amazon
おすすめはこちらの布団乾燥機を使用する方法です。布団乾燥機は手軽に使える上、毎日かけることが可能なので現実的な駆除方法です。
また、どの素材にも基本的には使用できることも魅力です。思いマットレスでも動かす必要がないため、毎日乾燥させることができます。
布団乾燥機は7,000円~20,000円が一般的で、毎日使うことを考えると安すぎないモデルをおすすめします。
布団乾燥機の使い方としては、専用のシートを布団にひろげ、乾燥機をつないでスイッチをオンにするだけなので非常に簡単です。
2時間ほどでダニは死滅するため、朝や寝る前にかけておくと快適な睡眠を得られます。また、布団もさらさらになるので寝心地もよくなり、おすすめです。
マットレスのダニ駆除方法2:天日干しにして掃除機をかける
天日干しにすることで、ダニは死滅します。干すことでマットレス全体に風をあてることができるので、こちらの方法もおすすめです。
難点としては、ウレタンマットレスのような高反発マットレスの軽いものしかできないという点です。スプリングマットレスやラテックスマットレスは非常に重さがあるため、天日干しは現実的ではないでしょう。
重量がないマットレスであれば、こちらの天日干しする方法は2週間に1度は行うことをおすすめします。
また、天日干しにした後はほこりやダニの死骸が付着している可能性があるため、掃除機をかけましょう。
掃除機のヘッドも、布団用のものが付属していたり販売されているため、床に使うものと分けて使用することを推奨します。
マットレスのダニ駆除方法3:丸洗い(クリーニング)する
長年使ってメンテナンスをしていなかったマットレスは、こちらの丸洗いがおすすめです。
しかし、丸洗いできる素材のマットレスは少なく、ウレタンマットレスは特にボロボロになってしまうためおすすめしません。
専用業者によるクリーニングがあるため、価格は高めですがマットレスを買い替えたくない場合はそちらもおすすめです。
クリーニング料金の目安は素材にもよりますが、シングルサイズで6000円~が一般的です。
マットレスにダニを発生させないための対策方法
ここでは、マットレスにダニを発生させないための対策方法を解説します。
マットレスに発生したダニを駆除した後は、大変な思いをしないためにもダニ対策をしておきましょう。
マットレスのダニ対策方法1:専用スプレーを使う
出典:Amazon
寝具用のダニ防止スプレーというものがあります。こちらはダニの駆除も可能ですが、できれば布団乾燥機を使用した後にこちらのスプレーを使用するのがおすすめです。
頻度としては月に1度でOKです。ダニが寄り付きにくくなるため、手入れが非常にラクになります。
薬剤を気にする方にはおすすめできませんが、スプレーするのに抵抗が無い方は使用してみると良いですよ。
マットレスのダニ対策方法2:毎日布団乾燥機を使う
布団乾燥機を毎日使うことで、ダニが発生しにくくなります。また、睡眠時にかいた汗を乾燥させたり、除菌効果も高いため、快適な睡眠を得やすくなります。
電気代もあまりかかりませんし、冬場は寝る前に布団乾燥機をかけると暖かい布団で寝ることができて気持ちいいです。
マットレスのダニ対策方法3:2週間に一度上下を入れ替える
マットレスをずっと同じ向きで使用していると、どうしても一部分に湿気と汚れが溜まりやすくなります。
2週間に一度、マットレスの上下を入れ替えることで、これを防ぐことができます。
とくに背中があたる部分には湿気や汗が溜まりやすく、放置しているとダニの温床となってしまいます。
スプリングマットレスであれば少し手間がかかってしまいますが、それでもやる価値はあるので試してみて下さい。
私の経験からは、マットレスの素材に関してはメンテナンスがしやすく腰に優しい高反発マットレスをおすすめしています。
マットレスのダニ対策方法4:スノコや除湿シートを使う
スノコや除湿シートをマットレスの下に敷いておくことで、通気性を良くすることができます。
湿気がたまりにくい状況であれば、ダニの繁殖を未然に防ぐことができます。
スノコや除湿シートを使用したからといって布団を敷いたままにしてはダニは発生してしまいますが、これらを使うことでメンテナンスの頻度を減らす事は可能です。
マットレスのダニはアイロンでは駆除しきれない?
マットレスのダニ退治についてネットで調べていると、「スチームアイロンを使う」という方法がありますが、当サイトではおすすめしません。
確かに、アイロンの高熱でダニを一度駆除することはできますが、スチームアイロンの蒸気は威力が弱いためマットレスの表層しかダニ退治をすることができません。
そして、スチームは蒸気、つまり水を使いますので、表面には湿気がたまった状態になります。
これにより、マットレス深部にいるダニが、スチームアイロンによってたまった湿気と温度により、さらに繁殖してしまう可能性があります。
湿気がたまるという点でもマットレスにスチームアイロンをあてることはおすすめできませんし、ダニが繁殖しやすくなる点でも使用しない方が無難です。
マットレスのダニ駆除&対策まとめ
- 湿気やメンテナンス不足でダニは発生する
- 布団乾燥機や専用スプレーで駆除が可能
- クリーニングで丸洗いできるマットレスもある
- マットレスの上下を入れ替えて使うことでダニ対策ができる
- すのこを敷くとダニが発生しづらくなって良い
マットレスのダニを退治するための方法と、未然に防ぐ方法を解説してきました。
私もメンテナンスを全然せずに、ダニだらけになってしまったマットレスを泣く泣く買い替えたことがありました。
上記の駆除方法を試してみて、改善がみられないようであれば、この際マットレスを買い換えることも選択肢にいれることをおすすめします。