引っ越し料金はできるだけ安く抑えたいもの。そんな時に引っ越しをする曜日も気になると思います。
「引っ越しが安くなる曜日っていつなんだろう?」
こういった疑問ってありますよね。
実は引っ越し料金というのは曜日ごとに差が出るものです。休日と平日で料金に差が出るのはもちろん、平日の中でも料金に差は出ます。
今回の記事では曜日ごとの引っ越し料金の違いを解説していきますので、ぜひ引っ越しの際の参考にしてみてくださいね!

土日と平日でどれくらい違う?引っ越し料金が安い曜日は?
まず最初に結論としては、引っ越し料金は土日よりも平日の方がお得です。理由は簡単で、平日は引っ越し業者への依頼が少ないから。
では平日と土日でどれくらい引っ越し料金が違うのでしょうか?
ここでは「引っ越し侍」という一括見積もりサイトのデータをもとに、引っ越しのオフシーズン(5~2月)の引っ越し料金の違いをまとめてみました。
平日 | 土日 | 差額 | |
---|---|---|---|
県内への引っ越し | 42,730円 | 42,804円 | 74円 |
県外への引っ越し | 69,343円 | 70,928円 | 1,585円 |
平日 | 土日 | 差額 | |
---|---|---|---|
県内への引っ越し | 83,364円 | 85,560円 | 2,196円 |
県外への引っ越し | 146,180円 | 153,530円 | 7,350円 |
県内への単身引っ越しでは、引っ越し料金にほとんど違いはありません。
それに対して県外への引っ越しや家族引っ越しの場合は、1,000円以上の料金の違いが出てきます。特に家族で県外に引っ越す場合は、差額も大きくなるようです。
ちなみに先ほどは平日・土日といった感じでザックリ分類しましたが、各曜日ごとに料金の違いも実は出てきます。具体的な傾向としてはこちら。
- 火曜~木曜
- 月曜、金曜
- 日曜
- 土曜
このように料金に違いが出てくる理由をもう少し詳しく見ていきましょう!
平日の中でも火曜~木曜は特に引っ越し料金が安い
なぜ火曜~木曜が最も引っ越し料金が安いのかというと、単純に火曜~木曜は引っ越し依頼が最も少ないからです。
ではなぜ火曜~木曜は引っ越し依頼が少ないのか?それはわざわざ週の真ん中に有休を取って引っ越しをする人が少ないからです。
月曜や金曜でしたら有休を取ることで3連休にすることができます。3連休なら時間的な余裕もあるので、引っ越しもしやすいですよね。
ですが、火曜~木曜に有休を取って引っ越しをするとなると、時間的な余裕もあまりありません。
こういった理由から火曜~木曜は引っ越し依頼が少なく、引っ越し料金が安くなるということなんです。
実際、サカイ引越センターのホームページでは、引っ越しの混雑具合がこのように掲載されていました。
出典:サカイ引越センター
色のついた日は「赤字覚悟」ということで、要は引っ越しの予約が取りやすくて料金が安い日のことですね。
このカレンダーからも火曜~木曜は引っ越しの予約が取りやすくて、なおかつ料金が安くなるのがわかると思います。
なので、もし火曜~木曜でも問題ないのでしたら、あえて火曜~木曜を選んで引っ越しをしてもいいかもしれませんね。
月曜・金曜は有休を使って引っ越しをする人がいる
先ほども言いましたが、月曜や金曜に有休を取って3連休に引っ越しをする人もいます。なので火曜~木曜に比べると月曜と金曜の料金は若干高めです。
ただ、それでも平日の引っ越しには変わりありませんので、土日の引っ越しに比べると料金は安くなります。
ちなみに月曜と金曜でしたら、月曜の方が料金も若干安めです。月曜の方が料金が安い理由としては、次の日が仕事だからというのが考えられます。
金曜の引っ越しでしたら次の日が土曜なので、ゆっくり片付けなどに時間が使えます。
ですが、月曜が引っ越しの場合だと、次の日が仕事なのでゆっくり片付けすることもできません。
こういった理由から、月曜に引っ越しをする人は金曜よりも少ないのかもしれませんね。
土日はどうしても引っ越し料金は割高になる
土日の引っ越し料金が高くなるのは仕方ないですよね。土日休みの人の方が多いわけですから、土日に引っ越し依頼が殺到して料金も高くなります。
ただ、引っ越しが殺到する土日でも、実は日曜の方がまだ依頼は少なくて料金も安くなる可能性があるんです。
なぜ日曜の方が引っ越し依頼が少ないのかと言うと、多くの人が土曜に引っ越しをしてゆっくり片付けをしたいからです。
日曜に引っ越しをしてしまうとゆっくり片付けができないので、どうしても土曜の方が引っ越しの依頼が増えてしまうということなんですね。
なので、もし土日の引っ越しで料金を安くしたいのでしたら、日曜に引っ越しするのをおすすめします。
曜日以外で引っ越し料金が安くなる要素は?
ここまで引っ越し料金が安くなる曜日について解説してきましたが、曜日以外にも引っ越し料金が安くなる要素がいくつかあります。例えばこちら。
- 繁忙期や月末を避ける
- 六曜を選んで引っ越しをする
- 午後便やフリー便を利用する
- 引っ越し業者の一括見積もりサービスを利用する
これらの要素について順番に解説していきますので、引っ越し料金を安くするためにもチェックしてみてください。
繁忙期や月末を避けて引っ越しをする
引っ越しの依頼が殺到する時期は引っ越し料金も割高になるので、そういった時期は出来るだけ避けたいところです。
具体的には引っ越しの繁忙期(3~4月)や月末を避けて引っ越しすることをおすすめします。
まず、繁忙期については何となくわかりますよね。3~4月は新生活のために引っ越しの依頼がピークになりますので、料金はどうしても割高になります。
では月末はどうして引っ越しの依頼が増えるのか?これについては以下のような理由があります。
- マンションやアパートの更新日が月末になっているから
- 転勤や転職などで1日から仕事始めの人が多いから
こういった理由から月末の引っ越しが増えるということなんです。
実際、引っ越し業者のデータからも、月末の方が引っ越し依頼が増えるのがわかります。
出典:アップル引越センター
このように月末の方が引っ越し依頼は増えますので、出来れば月の上旬~中旬に引っ越しをした方が料金も安くなるのでおすすめです。
六曜を選んで引っ越しをする
六曜を気にして引っ越し日を選ぶ人もいますので、料金が高くなる六曜の日を避ければ引っ越し料金は安くなります。
その日の運勢を示すもの。六曜には先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の6つがあり、それぞれで運勢の良し悪しが違う。六曜はカレンダーに書かれている場合もあります。
確実に言えるのは、大安は縁起が良いので引っ越しの依頼が増えるということ。
ということで引っ越し料金を安くしたいなら、大安の日を避けた方が無難です。もし六曜を気にしないのであれば、まずは大安以外の日を選んで引っ越しをするといいでしょう。
それから六曜の中には縁起の悪い日もあります。
- 仏滅(ぶつめつ) … 仏も滅ぶような最悪な日で大凶日とされている。
- 赤口(しゃっこう) … 赤は火や血を連想させる。火の元やケガに注意する必要がある縁起の悪い日。
こういった日を引っ越し日に当てるのが嫌な人も一部ではいます。
なので、引っ越し料金を安くするために、あえて仏滅や赤口の日を選ぶのも逆にありかもしれません。この辺はお任せします。
午後便やフリー便を使って引っ越しをする
引っ越しというのは午前中の方が依頼が多いです。なので午後便やフリー便(時間は引っ越し業者にお任せする便)を利用した方が、引っ越し料金も安くなります。
ではなぜ午前中に引っ越しをする人が多いのか?これは午前中に引っ越しをして、午後にゆっくり片付けをしたいと考える人が多いからです。
逆に午後の引っ越しとなると、引っ越しが終わって片付けを始めるのが夜になることもあります。そうなるとゆっくり片付けもできません。
こういった理由から午前中の引っ越しは希望者が多く、逆に午後の引っ越しは希望者が少なく料金もお得ということなんです。
ただ、午後便やフリー便は時間が何時になるかわからないというデメリットがあります。
- 午後便 … 午前便が終わらないと開始できないので、何時になるかは午前便次第。
- フリー便 … 時間は業者が決めるので何時になるかは業者次第。午前中になる可能性もある。
特にフリー便は引っ越しの時間が読めません。なので最悪の場合、引っ越し作業が深夜になることも頭に入れておく必要があります。
とは言え、引っ越しが深夜までかかることはまれですし、午後便やフリー便の料金の安さはやはり大きなメリットです。
料金を安く抑えたいなら午後便やフリー便を検討してみるといいでしょう。
引っ越し業者の一括見積もりサービスを利用する
時期や曜日、時間帯などを選ぶのも重要ですが、引っ越し業者の一括見積もりサービスを利用するのも非常に重要です。
とういのも一括見積もりサービスを利用することで、引っ越し料金が50%も安くなることがあるから。
一括見積もりサービスを利用すれば、このように引っ越し業者間で価格競争が起こります。
その結果、引っ越し業者もお得な引っ越し料金を提示してくれるということなんですね。
ちなみに一括見積もりサービスはたくさんの種類がありますが、当サイトでは「SUUMO」の一括見積もりサービスをおすすめしています。
SUUMOは全国の引っ越し業者と提携していますし、電話番号の入力が任意なのがメリットです。
引っ越し業者からの営業電話の心配もないので、使い勝手が良くておすすめです。
まとめ:料金が安い曜日を選んでお得に引っ越ししよう!
- 土日よりも平日の方が引っ越し料金は安い
- 平日の中でも特に引っ越し料金が安いのは火曜~木曜
- 可能なら繁忙期(3~4月)や月末の引っ越しは避ける
- 大安は引っ越し料金が割高になる可能性がある
- 午後便やフリー便を利用するとお得
- 引っ越し業者の一括見積もりサービスは必ず利用する
曜日については平日の方が安くておすすめです。
ただ、平日に引っ越しができない人は、上にまとめた内容のうち出来る範囲で安くなる方法を取り入れてみてくださいね。
ちなみに先ほども言いましたが、引っ越し業者の一括見積もりサービスは、引っ越し料金を安くするためにも必ず利用しておきたいところです。
最後におすすめの一括見積もりサービスへのリンクを載せておきますので、お得に引っ越しをしたい方はチェックしてみてくだいね。