賃貸の引っ越しでは気になることがいろいろあると思います。
- どんな手続きが必要なの?
- 手続きをする時期は?
- どんな流れで引っ越しを進めればいいの?
特に賃貸から賃貸に引っ越す場合はタイミングが重要で、手続きが遅れると新居と旧居で二重の家賃がする可能性があります。
今回の記事では賃貸の引っ越しについて、必要な手続きや具体的な流れについて解説していきます。
引っ越しで損しないためにも、今回の記事の内容をぜひチェックしてみてくださいね!

賃貸の引っ越しで必要な手続きや流れを解説
まず最初に全体像として、賃貸の引っ越しの具体的な流れをまとめてみました。
- 退去日を連絡する
- 新居を探して入居日を決める
- 引っ越し業者を探す
- 各種手続きややることを済ませる
- 引っ越しをする
- 退去の立ち会いをしてもらい鍵を返却する
- 新居に住み始める
これらの手続きや作業を1つずつこなしていけばOKです。
では具体的に1つずつ解説していきますので、内容をチェックしてみてください。
契約書を確認して退去日を連絡する
まず最初にやることが退去日を連絡することです。そして、退去日の連絡が重要なことでもあります。
というのも退去日の連絡が遅れてしまうと、余計に家賃を払うことになってしまうからです。
退去日を連絡する時期は賃貸契約ごとに決まっていて、一般的には1ヶ月前までに連絡することになっています。※場合によっては1ヶ月以上前の場合もあります。
この連絡時期を過ぎてしまうと、次の月まで契約しなければならなくなり、余計に家賃を払うことになってしまうんです。
だからまず最初に契約書を確認して、いつまでに退去日の連絡をする必要があるのかを確認する必要があるんですね。
また、退去日の連絡方法は電話なのか?あるいは書面の提出が必要なのか?この辺も確認して退去日の連絡をするようにしてください。
ちなみに家賃が日割りになるのか、それとも月割りなのかで退去日を決めてもいいでしょう。
- 日割りの場合 … どのタイミングで引っ越してもOK
- 月割りの場合 … 月末に引っ越した方がお得
月割りの場合、月の半ばで引っ越をしたら、残りの日数分も家賃が発生しているのでもったいないです。なので月割りの場合は、月末に引っ越した方がいいでしょう。
新居を探して入居日を決める
退去日を連絡したら、次は新居を探して入居日を決めます。
家賃を入居日からの日割りで計算してくれる会社も多いので、出来れば日割りに対応した会社の方がいいでしょう。
ちなみに入居日が引っ越しの繁忙期になる場合は注意してください。というのも繁忙期は引っ越し業者が忙しくて、業者を押さえることができない可能性があるからです。
入居日が決まっているのに引っ越しができなくては困りますからね…
なので繁忙期については、先に引っ越し業者と引っ越し日を決めてから、入居日を決めた方がいいかもしれません。
引っ越し費用の安い業者を探す
次に引っ越し業者を探します。入居日に合わせて引っ越し業者を探してみてください。
ちなみに引っ越し業者を探す際は、一括見積もりサービスを利用するのがおすすめです。
一括見積もりサービスを利用すれば、引っ越し業者同士で価格競争が起きて、引っ越し料金が安くなります。
ちなみに当サイトではSUUMOの一括見積もりサービスをおすすめしています。
全国の引っ越し業者に対応していてお得な引っ越し業者も見つかりやすいので、ぜひ利用を検討してみてくださいね。
引っ越し日までに手続きややることを済ませる
次に引っ越し日までに各種手続きなどを済ませます。必要な手続きなどを以下にまとめました。
やること | 解説 |
---|---|
ライフラインの手続き | 電気、ガス、水道の手続きを済ませる。 |
ネットの手続き | ネット回線やプロバイダーの契約・解約などをする。 |
固定電話の手続き | 引っ越し先で利用する場合は工事が必要。 |
NHKの手続き | ネットから引っ越しの手続きができる。 |
転出届の提出 | 別の市区町村に引っ越す場合は、転出届を引っ越しの14日以内に提出する。 |
国民健康保険の手続き | 手続きが必要な人のみ役所で手続きをする。 |
郵便物の転送届 | 旧住所に届いた郵便物を新住所に届けてもらうよう、郵便局や宅配業者で手続きする。 |
その他の住所変更手続き | ケーブルテレビや衛星放送、新聞、牛乳、生協、通販の定期購入、各種明細などの送り先住所を変更する。 |
荷造りをする | 段ボールは自分で用意するか、あるいは業者で無料提供してくれる場合もある。 |
不用品を処分する | 粗大ごみは自治体に処分をお願いするか、専門の回収業者にお願いする。 |
掃除をしておく | 退去後のクリーニングの代金を抑えられれば敷金も多く戻ってくるので、きちんと掃除するのがおすすめ。 |
やることが多いので、1つずつ忘れずに手続きしていきましょう!
引っ越しをする
引っ越しについては業者にお願いする場合がほとんどだと思います。業者が作業をしてくれますので、特にすることはないでしょう。
業者の作業が終わりましたら、あとは荷物の片付けをするくらいですね。
後で片付けをするのは面倒なので、荷物を降ろしたその日に片付けることをおすすめします。
退去の立ち会いをして鍵を返却する
引っ越しが完了しましたら、旧居に戻り部屋の退去の立ち会いをしてもらいます。
立ち会いが不要にできる場合もありますが、クリーニングが必要かどうかなどを確認してもらうためにも、立ち会いはしてもらった方がいいでしょう。
また、この時に部屋の鍵を返却します。スペアキーがある場合はスペアキーも返却してください。
もし鍵を失くしてしまった場合、防犯上の理由からシリンダーごと交換する必要があり、シリンダーの交換費用を請求される可能性があります。
鍵の紛失には十分注意してください!
挨拶を済ませて新居に住み始める
旧居での部屋の退去が完了しましたら、ようやく新居での生活がスタートできます。
そして、もし必要であれば挨拶も済ませておくといいでしょう。挨拶は両隣と上下の部屋の人にしておけばいいかと思います。
ただ、防犯上の理由から、特に一人暮らしの女性は挨拶をしないケースも多いようです。
なので挨拶は必要な方のみするといいと思います。
ちなみに挨拶の際にお土産を持っていく場合は、相手が気を遣わないようにタオルや消耗品などの簡単なものを持っていくのがおすすめです。
賃貸の引っ越しに関するQ&A
引っ越し時にエアコンはどうすればいい?
初めからエアコンがあったならそのままにし、後から取り付けたなら撤去します。
もしわからないことがあれば、大家さんに聞いた方がいいでしょう。
賃貸の引っ越しでは火災保険はどうすればいい?
- 賃貸→賃貸 … 契約中の火災保険で異動手続きをする。
- 賃貸→持家 … 契約中の火災保険を解約して、新たに火災保険を契約する。
- 持家→賃貸 … 新たに火災保険を契約する。持家を売却・解体する場合のみ契約中の火災保険を解約する。
また、途中解約をしても返戻金がもらえますので、忘れずに手続きをするようにしましょう。
賃貸では契約更新と引っ越しのどちらがお得?
賃貸の引っ越しについてのまとめ
- まずは最優先で退去日を決めて連絡をする
- 退去日が決まったうえで新居や入居日、引っ越し業者を決める
- あとは必要な手続きを1つずつ済ませて引っ越しをするだけ
まずは退去日を決めて連絡するのがとにかく大事です。
退去日の連絡が遅れて余計に家賃を支払うことになって、新居と旧居で二重に家賃を支払わないように注意してください。
とは言え、退去日の連絡に注意しながら、あとは1つずつ確実に引っ越しの手続きを進めていけば問題ありません。
余裕を持って確実に引っ越しの手続きを進めていってくださいね。