皆さんこんにちは。ライターのmatsuです。
今回は革製品ブランド「ココマイスター」と「万双」の「財布」「長財布」比較してみたいと思います。
どちらも人気のあるブランドですし、かっこいい革製品を扱っていますが、どんな違いがあるのでしょうか?自分好みのテイストの革財布はどちらのブランドで買えるのか?
コンセプトや価格帯、アイテム数、ファッション性まで、普段、気にしないようなことまで、今回比較してみました。

まずはココマイスターと万双の財布・長財布の違いを9つの項目で解説!
比較項目 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
コンセプト | 日本製ハイブランド革製品ブランド | 日本のモノ作りの精神と技術の上澄みを結晶化した革メーカー |
アイテム数 | 財布61 | 財布26 |
価格帯 | 財布:2万~12万円 | 財布:1万~14万円 |
修理 | ココクラブ入会で無償 or 会員価格 | 有償 |
財布の皮革の生産国 | 欧州中心・日本・アメリカ | 記載なし・日本(双鞣和地) |
クオリティー | ハイクオリティー | ハイクオリティー |
ファッション性 | メンズコンサバ系 | メンズコンサバ系 |
実店舗 | 銀座店・銀座並木通り店・自由が丘店・名古屋栄店・大阪心斎橋店・神戸旧居留地店 | 万双東京・万双神戸アトリエ |
WEB通販 | ココマイスター公式サイト | 万双オンラインストア |
ココマイスター(COCOMEISTER)と万双の財布・長財布を9つの項目で比較してみたいと思います。同じような革製品を製造していても、1つ1つ比べてみると知らなかった違いがわかるんです!
ココマイスターと万双のコンセプトを比較
比較項目 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
コンセプト | 日本の文化を守り、世界各国の古き良き皮革を現代に蘇らせる日本製ハイブランド革製品ブランド | 日本のモノ作りの精神と技術の上澄みを結晶化した革メーカー。「世界最高峰の品質」で、且つ「常識的な価格」で革製品を製造しているメーカー |
まずは「ココマイスター」と「万双」のコンセプトを比較してみたいと思います。コンセプトを知ることで、財布・長財布に対しての違った見方ができるようになるんです。
ココマイスターは、日本の文化を守り、世界各国の古き良き皮革を現代に蘇らせる日本製ハイブランド革製品ブランドです。
「日本の文化」とは「職人の熟練の技術」のこと!「世界各国の古き良き皮革」とは、古くから革製品が身近な存在だった欧州を中心とした、昔から使われていた素材を現代のファッションに合うように再生産すること。
「日本の職人の技術」×「欧州の革素材」=「ココマイスター」と言えると思います。現代のファッションに合う財布をメインとした革製品を生み出している「ブランド」としての地位を確立しています。
一方、万双とは、「独創的でありながら普遍的な粋を語れる革製品メーカーであり続ける」という理念の基、「世界最高峰の品質」で、且つ「常識的な価格」で革製品を製造しているメーカーです。
日本のモノ作りの精神と技術の上澄みを結晶化した革メーカーという立場をとり続けていて、自分たちのことを”大したブランドではない”と言っており、あくまで革メーカーに過ぎないと言っています。
このことから「モノ作り」に対する真摯で謙虚な姿勢が伝わってきますよね。日本人が昔から持っている「モノ作り」への拘りをすごく大切にしていますし、それを無くさないように次の世代へ受け継いでいこうとしています。
以上のことから
- 「ココマイスター」は革製品ブランド
- 「万双」は革製品メーカー
という立場をそれぞれ取っていることがわかりました。どちらもカッコイイ革製品を製造していますが、上記のような違いを知ると、また違った角度から革製品を見ることができますね。
「俺はブランドが好きだからココマイスターかな!」というのも有りですし、「万双のモノ作りへの姿勢が好きだから万双の商品を買う!」というのも有りです。両者の違いを、財布を買う時の参考にして頂ければと思います。
財布・長財布のアイテム数はココマイスターの方が多い!
アイテム | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
長財布 | 39 | 11 |
二つ折り財布 | 22 | 11 |
三つ折り財布 | なし | 4 |
財布アイテム数 | 61 | 26 |
上の表を見て頂ければわかりますが、「ココマイスター」と「万双」の財布・長財布のアイテム数を比較してみました。
ココマイスターが61、万双が26となっており、ココマイスターは万双の倍以上の財布・長財布を製造していることがわかります。選択肢が多いので、より好みのアイテムを見つけることができるというわけですね。
革製品ブランドとして地位を数年の間に確立したのも、財布のアイテム数が豊富という理由があるからかもしれません。
財布・長財布の価格はココマイスターの方が高い!
アイテム | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
長財布 | 24,000円~12万円 | 25,920円~13万5千円 |
二つ折り財布 | 22,000円~78,000円 | 11,880円~37,800円 |
三つ折り財布 | - | 29,160円~41,040円 |
*ココマイスターのクロコダイルシリーズは飛び抜けて高額なため除外
「ココマイスター」と「万双」のそれぞれの財布・長財布の価格帯を比べてみました。上の表のように一覧表にしてみるとわかりやすいですね。
同じアイテムでもココマイスターの方が価格の幅があり、高額な傾向です。平均もココマイスターの方が高いことがわかります。
ちなみに、ココマイスターの長財布で高額は、クロコダイルレザーを使用した長財布「クロコダイル・パーシモン」の56万円になります。(飛び抜けて高額なので一覧表からは除外)
一方の万双の財布で、高額アイテムも同じくクロコダイルレザーを使った長財布「クロコダイル・ラウンド長財布」の13万5千円になります。クロコダイルレザーがいかに高額かということがわかりますよね。
本音を言えば「もう少し安くならないかなー」と思いますが、本革財布は原材料自体の値段が高いですし、商品のクオリティ、熟練職人さんの製造料、実店舗の運営費、私たちユーザーへのサービス料、会社運営費などを考えると、「この値段が妥当なのかな?」と思います。会社が無くなってしまったら、私たちユーザーも購入したくてもできませんからね。
購入後の財布・長財布の修理はココマイスターは無償・万双は有償!
本革財布は、もともと長く使えるアイテムですし、値段も値段だから「長く使いたい!」と必然的に思いますよね。
長く大切に使うためには、購入後の修理も時により必要な場合がでてきます。そこで、「ココマイスター」と「万双」の購入後の修理に出す方法を解説!
まず、ココマイスターですが、「ココマイスター」の会員サービス「ココクラブ」に入会すると、永年修理保証制度を使うことができ、無償もしくは会員価格で修理をしてもらえます。
ココクラブは無料で入会でき、ネット通販・実店舗のどちらでも入会可能!入会後、修理を受けたい時は、ココマイスターの「オンラインコンシェルジュ」に電話することで、その後の対応方法を教えてもらえます。
オンラインコンシェルジュ
電話番号 | 0120-827-117 |
営業時間 | 10時~19時(月~土・祝日含) |
万双のほうは、財布を購入後の修理は、問い合わせフォームから質問をすることで対応して貰えます。
修理する場合は、言葉で説明するよりも現物を見るほうが商品の状態がわかるので、万双に修理品を送ることになりますし、職人が見て状態を確認してから修理費用を連絡してもらうという流れになります。
まずは、万双問い合わせフォームから問い合わせをしましょう。
ココマイスターの財布・長財布の革素材は欧州で生産されている!
皮革の種類 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
ブライドルレザー | イギリス | 不明 |
オイルドレザー(ナポレオンカーフ・シモーネ・マルティーニ) | イタリア産 | 不明 |
コードバン | アメリカ・日本 | 不明 |
クロコダイル | フランス | 不明 |
マットーネ | イタリア | 取り扱いなし |
オークバーク | イギリス | 取り扱いなし |
フォルスカーフ | フランス | 取り扱いなし |
シアギレザー | フランス | 取り扱いなし |
プルアップレザー | イタリア | 取り扱いなし |
ブッテーロ | 取り扱いなし | 不明 |
チェルケス | 取り扱いなし | 不明 |
双鞣和地(そうなめしわじ) | 取り扱いなし | 日本 |
本革製品にとって皮革はとても重要です。最高の本革財布は、厳選された高品質の天然革がなければ作れませんからね。
ココマイスターと万双で使われている皮革は、それぞれのバイヤーが、最高品質の革製品が作れる天然皮を世界中から厳選して選んでいるんです。
上の一覧表を見て頂ければわかりますが、ほとんどが欧州産の皮革です。(万双は不明ですが…)先ほども書きましたが、欧州ははるか昔から革製品を製造し、日常生活の中で使われてきた歴史があります。
産業として確立されているので、今だに多くのタンナーが皮革を生産しているんですね。
最高品質の本革財布を製造するために、欧州の天然革は不可欠ということになるんです。
ココマイスターと万双の財布・長財布のクオリティーは共に最高級!
ブランド | 製造方法 |
---|---|
ココマイスター | 日本職人の手作り |
万双 | 日本職人の手作り |
「ココマイスター」と「万双」の財布・長財布のクオリティは非常に高いです。なぜなら両者とも日本の熟練職人が手作りしているから!
職人が手作りしている革製品ブランドは、今やたくさんあるので特に珍しいことではありません!
それでも両者がハイクオリティな本革財布を製造可能としているのは、職人の中でも高度な技術を持ち、製品のクオリティを維持できる技術がある職人のみが製造しているからです。
職人の技術が一番現れるのが「財布のコバ処理」!ヤスリや鉋を使用してコバを削り出し、塗料で着色し、磨き上げ、美しいコバに仕上げることは、長年の経験による熟練技術をもつ職人のみができるんです。
そのようなハイクオリティの財布・長財布を「ココマイスター」と「万双」では共に製造しています。
ココマイスター・万双の財布・長財布は本物志向の男性に向いている!
項目 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
流行性 | 弱い | 弱い |
デザイン | ベーシック | ベーシック |
カラー | ブラック・ブラウン・キャメル中心だが、シリーズによりダークネイビー・レッド・グリーンなどあり | ブラック・ブラウン・キャメル中心 |
コーディネイト | カジュアル・スーツ両方可 | カジュアル・スーツ両方可 |
価格 | 高い | 高い |
年齢 | メインは30代以上 | メインは30代以上 |
テイスト | メンズコンサバ系 | メンズコンサバ系 |
「ココマイスター」と「万双」の財布・長財布のファッション性を比較してみましたが、両者に大きな違いはありません!
どちらも、高級皮革でベーシックデザインなハイクオリティな財布・長財布になるからです。
テイスト的にはメンズコンサバファッションに合いますし、スーツにも合うテイストです。
流行が好きな若い男性よりは、30代以上の落ち着いた良い物を長く使うタイプの男性に向いています。
ココマイスターと万双の財布・長財布が買える実店舗を紹介
続いて、「ココマイスター」と「万双」の実店舗を紹介します。両方ともに全て路面店となっており、百貨店やファッションビルなどには入っていません。
そのことからも、自分たちの拘りを大切にしていることが伝わってきます。
ココマイスターの店舗一覧
実店舗 | 住所 | 電話 | 営業時間 | 定休日 |
---|---|---|---|---|
銀座店 | 〒104-0061東京都中央区銀座3-5-17 | 03-5579-9974 | 11:00-20:00 | なし(春夏年末年始・臨時休業あり) |
銀座並木通り店 | 〒104-0061東京都中央区銀座8-5-6 1F | 03-6280-6591 | 11:00-20:00 | なし(春夏年末年始・臨時休業あり) |
自由が丘店 | 〒152-0035東京都目黒区自由が丘2-8-3 ラ・ヴィータNo.2 | 03-5726-1219 | 11:00-20:00 | 営業日カレンダーによる |
名古屋栄店 | 〒460-0003愛知県名古屋市中区錦3丁目6-29 1F COCOMEISTER | 052-265-6073 | 11:00-20:00 | なし(春夏年末年始・臨時休業あり) |
大阪心斎橋店 | 〒542-0081大阪府大阪市中央区南船場4-10-28 | 06-6210-3840 | 11:00-20:00 | 営業日カレンダーによる |
神戸旧居留地店 | 〒650-0034兵庫県神戸市中央区京町25番地 神戸旧居留地25番館1F | 078-333-5181 | 11:00-20:00 | 営業日カレンダーによる |
現在、ココマイスターの実店舗は上記の6店舗あり、東京都内・名古屋・大阪・神戸になります。
店舗数が少ないので、気軽に足を運ぶことは難しいかもしれませんが、近くに立ち寄ったときは一度訪れてみて、ココマイスターブランドの世界観を肌で感じてみるのもいいかもしれませんね。
こちらの記事でココマイスターの実店舗を全て紹介しています。取り扱いアイテムや最寄り駅なども紹介しているのでぜひご覧ください。
万双の店舗一覧
実店舗 | 住所 | 電話 | 営業時間 | 定休日 |
---|---|---|---|---|
万双東京 | 東京都台東区上野6-4-7 | 03-3832-6461 | 10:30-19:30 | 年末年始 |
万双神戸アトリエ | 神戸市中央区明石町47 ニッケビル3F | 078-331-6661 | 11:00-19:00 | 水・木・金 |
万双の実店舗は上記の2店舗のみとなります。東京店は上野のアメ横表通りを中に入った住所にあるんですね!下町にあるのが職人気質を感じます。
また、両者とも神戸にお店があるのは、神戸が「流行の発信地」だから?両者の神戸店は、すごく近くにあるので雰囲気や財布を見比べることが可能!お近くにお住まいの方は、お店に足を運んでみましょう。
ココマイスターと万双の財布・長財布が買えるWEB通販を解説
項目 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
公式通販サイト | ココマイスター公式サイト | オンラインストア |
送料 | 商品合計金額30,000円以上(税込)で送料無料。通常630円・沖縄県は1,470円 | 全国一律864円、小物は全国一律648円 |
支払方法 | クレジットカード・代金引換(商品合計金額15,000円未満は手数料一律315円)・銀行振込・Amason Pay | クレジットカード・代金引換(合計金額により手数料315~1,296円)・受取り時カード決済(合計金額により手数料324~1,080円) |
出荷 | 注文日より2営業日後(日曜発送なし) | 当日AM10時までの注文で当日発送、それ以降は翌日発送(金土日祝は発送なし) |
予約 | 販売お知らせメールに登録可能。予約は不可 | 予約販売商品のみ可能 |
「ココマイスター」、「万双」共に公式通販サイトで財布・長財布を購入することが可能です。
ココマイスターは合計金額(税込)が3万円以上になると送料無料になるサービスがうれしいですね。財布・長財布の多くが3万円以上なのでほぼ無料になります。
支払方法は、クレジットカード、代金引換などが使えますし、ココマイスターはAmason Payを使うことも可能。
出荷は、万双だと当日AM10時までの注文で当日配送可能です。両者とも週末は配送がお休みなので、その点は注意しておきましょう。(プレゼント目的で購入しても届かないケースも考えられるので、余裕のある購入を!)
商品の予約は、ココマイスターは出来ませんが、万双では予約販売商品に限り予約することが可能となっています。
結論!おすすめなのはココマイスターの財布・長財布です!
ここまで様々な面から「ココマイスター」と「万双」の財布・長財布を比較してきましたが、私が総合的に考えてみて、おすすめするのは「ココマイスター」になります!
何と言ってもアイテム数が多い点が良いですよね。財布は61種類のアイテム数がありますから。これだけあれば、自分好みの財布・長財布は必ずありますし、使ったことがない種類の皮革の財布・長財布も選べます。
加えて、アフターサービスも「ココマイスター」の方が充実しています。ココクラブに入会すれば、アフターケアが無償で受けれますし、1ポイント=1円で次回の買い物に使えるポイントサービスもあります!
財布1つの値段が高いので、ポイントを使って少しでも安くできるなら、それに越したことはないですよね。
本革財布は買って終わりではなく、買ってからが本番です!そういう面も考えると、やはりおすすめは「ココマイスター」ですね。
ブランドの拘りが無いなら万双の財布・長財布もあり!
「このブランドでないとダメ!」という拘りが無ければ万双もおすすめです。
コンセプトのところでも書きましたが、「万双」は革メーカーに過ぎず、最高品質の良い物を作りたいだけ!と唄っているのが特長であり、長所でもあります。
そのため、製造した財布・長財布にはブランドマークの刻印もありません!革製品その物に息吹を与えて、ユーザーが自ら使用することで刻まれる傷によって、唯一無二の表情に変わっていきます。
このような本革財布を使ってみたいなら「万双」もおすすめします。
ココマイスターと万双の財布・長財布を9つの項目で比較!のまとめ
比較項目 | ココマイスター | 万双 |
---|---|---|
コンセプト | 日本製ハイブランド革製品ブランド | 日本のモノ作りの精神と技術の上澄みを結晶化した革メーカー |
アイテム数 | 財布61 | 財布26 |
価格帯 | 財布:2万~12万円 | 財布:1万~14万円 |
修理 | ココクラブ入会で無償 or 会員価格 | 有償 |
財布の皮革の生産国 | 欧州中心・日本・アメリカ | 記載なし・日本(双鞣和地) |
クオリティー | ハイクオリティー | ハイクオリティー |
ファッション性 | メンズコンサバ系 | メンズコンサバ系 |
実店舗 | 銀座店・銀座並木通り店・自由が丘店・名古屋栄店・大阪心斎橋店・神戸旧居留地店 | 万双東京・万双神戸アトリエ |
WEB通販 | ココマイスター公式サイト | 万双オンラインストア |
今回は、本革製品の人気ブランド「ココマイスター」と「万双」を比較してみましたが、どちらも革製品への独自の拘りがあり、高品質な財布・長財布を製造していることがわかりましたね。
ココマイスターは「ブランド」を前面に押し出していますし、万双は「革メーカー」という立ち位置を取っています。どちらもハイクオリティの財布・長財布を製造しているのに、立ち位置が違うということも興味深いです。
ココマイスターも万双も、男が一生使い続けることができる最高品質の財布・長財布を製造しているので、両者のアイテムを一度は使ってみましょう。