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現在国内で購入できるキャットフードのメーカーは80社を超え、その中でも豊富なラインナップを展開している会社も多いので「どれを選んだらいいのかわからない…」と悩んだ経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
この記事では、ホームセンターやスーパー、薬局などで手軽に買えるドライフードの中でもおすすめの商品ベスト5をご紹介します。
また、市販のキャットフードを選ぶ上で、最低限意識して欲しいポイントを3つまとめました。今あげているフードのパッケージをチェックしながら見たり、次回購入時の参考にして頂ければ幸いです。
【最低限気を付けたい】市販のキャットフードの選ぶ時に大切な3つのポイント
タップすると見たいところに飛びます。
市販のキャットフードを選ぶ時は、上記3つのポイントを意識しましょう。なぜ上記の3つが大切なのか、以降で詳しくご説明していきます。
着色料・香料は無添加で酸化防止剤は天然由来成分を選ぼう!
添加物 | 詳細 |
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着色料 |
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酸化防止剤 |
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その他 |
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上記は市販のキャットフードによく使われる添加物です。
酸化防止剤や保存料には品質を維持する役割があり、意味がある添加物ですのでそこまで大きな問題ではありません。
発がん性が危険だと言われることもありますが使用量がごくわずかな上、規定により健康に害がない含有量に制限されています。
しかし、これらも私たち人間が食べる側として考えるなら自分が食べて嫌なものを愛猫に与えるのは嫌だと考える方には、酸化防止剤は天然由来のものを使用しているものを選ぶのがおすすめ!
次に着色料ですが、猫はフードを色で判断しないので意味がなく不必要です。
着色料とは、飼い主側に美味しそうに見せたり、一つ一つの粒の色を同じにすることで安心感を与えるためだけに使われています。
そのほかにも口溶けを良くするための動物性油脂、塩などの調味料は猫にとってはあまりいいとは言えませんし判断が難しいので△評価とします。
たんぱく源となるお肉・お魚の使用量が多いものを選ぼう!
〇の例 | チキン、トウモロコシ、小麦 |
---|---|
△の例 | 肉類(チキン、チキンミール)、トウモロコシ、コーングルテン |
×の例 | 穀類(トウモロコシ、コーングルテン、小麦)、肉類(チキン、チキンエキス) |
原材料欄は使用量の多いものから書く決まりになっています。なので、原材料欄を見るとある程度、フードに含まれるもので一番なにが使われているのか、割合がわかります。
◯の例を見ると、お肉が一番はじめに記載されているのでお肉が多く含まれていることがわかります。
△の場合は、肉類をチキン、チキンミールと合わせて書いていますが、これを合わせて記載しないのであればトウモロコシやコーングルテンの方が多くなる可能性があります。
そのため当サイトではこのような使用量がわかりづらいフードは△とします。
×の例はお肉よりも穀物の量が多いことがすぐに分かりますね。猫は穀物の消化が苦手なので穀物が多すぎるのはおすすめしません。
たんぱく源となるお肉・お魚の使用量が多い高タンパクなフードを選ぼう!
たんぱく質の値が乾燥重量で
- 35%以上は〇
- 30%以上で△
- 28%以下で×
市販のキャットフードは穀物が多く、タンパク質が少なめなので気をつけなければいけません。
AAFCO総合栄養基準によるとタンパク質の最低基準はキャットフードが26%以上と定められているので、この基準を満たすものでないとそもそも販売はされません。
しかし、安く販売するためこの基準ギリギリのものも市販のものでは多く販売されています。
タンパク質は猫にとって血、筋肉、骨を作るため、特に必要な栄養素です。
より多くのお魚やお肉が使われていて、タンパク質がたくさん含まれているものを選びましょう!
市販でおすすめのキャットフードを評判の良い30種類から比較
メーカー・商品名 | 添加物 | 肉の使用量 | タンパク質 |
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ピュリナワングレインフリー | ![]() |
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キャネット | ![]() |
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ねこ元気 | ![]() |
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カルカン | ![]() |
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ロイヤルカナン | ![]() |
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モンプチ | ![]() |
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フリスキー | ![]() |
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ミャウミャウ | ![]() |
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ミオ | ![]() |
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ゴールデンネックス | ![]() |
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懐石Zeppin | ![]() |
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セブンプレミアムライフスタイル | ![]() |
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シーバデュオ | ![]() |
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ジェーピースタイル和の極み | ![]() |
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三ツ星グルメ | ![]() |
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キャラットミックス | ![]() |
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Pet’s Oneプライムレシピ | ![]() |
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トップバリュキャットフード | ![]() |
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ウェルネスコア | ![]() |
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ビューティープロ | ![]() |
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アイムス成猫用 | ![]() |
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ヒルズサイエンスダイエット | ![]() |
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ニュートロワイルドレシピ | ![]() |
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ブルーウィルダネス | ![]() |
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ハッピーキャットスプリーム | ![]() |
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メディファス室内猫 | ![]() |
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コンボ毛玉対応 | ![]() |
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ナチュラルバランス | ![]() |
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キアオラカンガルー | ![]() |
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アーテミスフレッシュミックス | ![]() |
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市販区キャットフードの選び方でまとめた、「添加物」・「肉の使用量」・「たんぱく質」の3つのポイントで、評判の良い市販キャットフード30種類を比較しました。
人気の市販ブランド30種類のうちからこれらは成猫用をメインに選んでいます。
表を見ていただければ、市販フードではおすすめできるものが限られているということがお分かりいただけると思います。
ここから先は市販のキャットフードの中でもおすすめできる商品をランキングで詳しく紹介していきますね。
市販でおすすめできる人気キャットフードランキングTOP5!
先の比較表を元にランキング化しました。参考価格も載せていますが、ランキング基準には考慮していません。Amazon、Yahoo、楽天市場での平均的な価格を掲載しています。
ピュリナワン キャットフード

項目 | 詳細 | 評価 |
---|---|---|
添加物 | 添加物の代わりにビタミン類を使用 | ![]() |
肉や魚の使用量 | サーモン、米、コーングルテンミール、チキンミール、卵、油脂類(牛脂、大豆油)、大豆たんぱく、フィッシュミール | ![]() |
たんぱく質 | 33% | ![]() |
ピュリナワンキャットフードは市販品の中でおすすめのキャットフードです。
市販品であるからには買いやすいというのが重要ですが、ピュリナワンキャットフード はスーパーや薬局の中では見つけやすくどこに売っているか探し回ることもありません。
市販品の中では珍しくサーモンの含有量が多いので、いらない穀物が大量に入っているということもありません。
今回紹介したのはサーモン味でしたが、ピュリナワンキャットフードはラインナップも豊富!
穀物が一切含まれていないピュリナワングレインフリーもおすすめです。
ヒルズサイエンスダイエット

項目 | 詳細 | 評価 |
---|---|---|
添加物 | ハーブなどの天然由来の酸化防止剤 | ![]() |
肉や魚の使用量 | トリ肉(チキン、ターキー)、トウモロコシ、動物性油脂、コーングルテン、セルロース、米、チキンエキス、植物性油脂 | ![]() |
たんぱく質(乾燥重量) | 29% | ![]() |
ヒルズサイエンスダイエットは市販商品の中では2番目におすすめのキャットフードです。
「ダイエット」とあるように低脂肪で室内外の子や避妊・去勢手術後の太りやすい猫にはおすすめの商品!
肉や魚の使用量を見るとトリ肉の部位までしっかりと記載があり、使用量も多いことがわかります。ただし2番目以降に多い原材料は穀物類も多く、穀物入りのフードでお腹が緩くなってしまう子には向いていません。
ニュートロキャットフード

項目 | 詳細 | 評価 |
---|---|---|
添加物 | 天然由来の酸化防止剤 | ![]() |
肉や魚の使用量 | ターキー(肉)、チキンミール、粗挽き米、エンドウタンパク、玄米、鶏脂、オートミール、ポテトタンパク、ビートパルプ | ![]() |
たんぱく質 | 33% | ![]() |
ニュートロキャットフードナチュラルチョイスは市販のキャットフードの中で3番目におすすめできる商品です。
カロリーも低くタンパク質量も33%なので健康に問題ない子であれば体にいいフードと言えるでしょう。
肉や魚の使用量ですが、ターキーが含有量としては一番多いので大きな問題はありませんが、ミール肉を使用しているのが惜しいポイントです。
そしてもう一点気になるのは、ニュートロキャットフードは市販品でありながら取り扱っているお店が少ないことと、少し高価な値段です。
ペットショップではよく見かけるのですが、買いに行くのは少し手間な商品ともいえるでしょう。
ロイヤルカナンキャットフード

項目 | 詳細 | 評価 |
---|---|---|
添加物 | 酸化防止剤(BHA、没食子酸プロピル) | ![]() |
肉の使用量 | とうもろこし、家禽ミート、米、植物性分離タンパク | ![]() |
たんぱく質(乾燥重量) | 25% | ![]() |
次におすすめできるのはロイヤルカナンFHNインドア猫用です。
ロイヤルカナンキャットフードは知名度も高く、どこでも買いやすいフードなので試してみたことがある方も多いのではないでしょうか。
お値段も手軽で豊富なラインナップが取り揃えているので飼い猫が気に入りそうなものを選べるのがいいですね。
しかし、BHAなどの添加物が含まれていることや肉や魚が少量しか含まれていないこと、タンパク質の割合が少ないこともあり、市販品の中ではまだマシな部類ですがあまり自信をもっておすすめできる商品ではありません…。
ウィルダネスブルーキャットフード

項目 | 詳細 | 評価 |
---|---|---|
添加物 | 天然ビタミンによる酸化防止剤 | ![]() |
肉の使用量 | 骨抜き鶏肉、乾燥チキン、エンドウタンパク、タピオカでんぷん、エンドウマメ、乾燥ニシン(オメガ-3脂肪酸源)、鶏脂(混合トコフェロールにて酸化防止)、乾燥卵、エンドウ繊維 | ![]() |
たんぱく質 | 40% | ![]() |
4番目におすすめできる市販キャットフードはウィルダネスブルーキャットフードです。
スーパーや薬局などでの取り扱いは少ないので買いにくく、高級な商品ですので市販品の中のプレミアムフードといった位置付けです。
タンパク質も40%以上とかなり高い数字ですし、危険な添加物も含まれていません。
グレインフリーで余計な穀物も含まれていないので値段が高いだけあっていいフードです。
普通の薬局やスーパー、ホームセンターでの扱いは極めて少ないのですが、もし見つけたら迷わず買うのをお勧めします!
市販キャットフードは品質が低品質で危険って本当?気になるアレコレ
※きになるタイトルをタップすると移ります
ここからは、市販のキャットフードで良く噂される内容について、論文や研究結果を参考にBIGLOBEレビューの見解をまとめました。
「4Dミートの安全性」や「添加物の発がん性」・「猫は穀物が苦手」など、ネット上でよく噂されている内容について、まとめました。
1,市販キャットフードは「4Dミート」を使ってる!?
4Dミート |
|
〇〇副産物 | 毛、角、歯、蹄と肉を除いた内蔵を含むほとんどの部分(骨は入っても入らなくても良い) |
ミートミール | 副産物を精製して油脂にするレンダリング加工した肉粉(骨を含む場合は「ミートボーンミール(肉骨粉)」になる) |
一般的に、市販のキャットフードで心配と言われるのは上記の表のような4Dミート肉についてです。
4つのDがつくこの肉の種類は安全性を抜きにして考えても「新鮮さ」「与えたくなる」とは言い難い肉の種類でしょう。
そして市販のキャットフードのパッケージの裏には「〇〇副産物」「ミートミール」と記載される原材料が含まれていることが多くあります。
これらの副産物やミートミール肉は上記の表な定義は一応は定められ定められていますが、4Dミートを含む可能性がないとは言い切れません。
そのため、そのようなフードを愛猫には与えたくないという方におすすめなのは「副産物不使用」と書かれているフードを選ぶことと、「ヒューマングレード」と言われる人間でも食べられるほど安全な原材料を使用しているものを選ぶのがいいでしょう。
AAFCOのQ&Aでは次のように書かれています。
肉の副産物には、病気の動物や身体障害のある動物由来の物質が含まれていますか?
上記の正確な定義では、副産物は「屠殺された哺乳類」からのものでなければなりません。
USDAは、人間が消費するために動物を屠殺することを監督していますが、そもそも病気になった動物や身体障害のある動物を植物に入れて処理することを許可しません。
ただし、肉や骨粉などの成分を含む副産物のより広い定義では、特定の屠体または部品は人間への使用を拒否され、動物飼料に加工される場合があります。
4-D(死亡、死亡、病気または身体障害)として指定された動物向け食品に直接適さない肉および肉副産物。これらは、動物飼料になる前に病気の原因となる微生物を駆除する方法で処理されない限り、粗悪品と見なされます。これは、レンダリングによってよく行われます。レンダリングは、有害なバクテリアを除去するために材料を熱と圧力にさらします。(ほとんどの市販のペットフードは、成分の処理中または製造中に熱処理され、潜在的な病気の原因となる生物を殺します。)
病気の動物または身体障害のある動物から得られた可能性のある原料は、生の動物飼料または生のペットフードとしての使用が禁止されています。調理、高温処理またはレンダリングは、潜在的な微生物因子を殺し、そのような製品を動物の消費に対して安全にすることができます。生のペットフードについてはこちらをご覧ください。
狂牛病を回避するために、特定の「特定のリスク材料」は、レンダリングされているかどうかにかかわらず、あらゆる動物飼料での使用が禁止されています。副産物とその中身に関する詳細情報をお読みください。
(原文をグーグル翻訳機能を使って翻訳)
参考資料出典:FAQ – Frequently Asked QuestionsAAFCO,2019年11月閲覧
こちらの説明を読むと、「4Dミートであっても高温のレンダリング処理によって殺菌していれば病原体がいなくなるのでキャットフード に使ってもいい」というふうに書かれています。(狂牛病を除く)
ここからは個人の意見ですが、人間の私たちからすればいくら殺菌したと言っても4Dミートを通常の食生活で食するのはちょっと…と考えるはずです。
それであれば愛する飼い猫にはどうでしょうか?
副産物に関してはいろんな考え方があり、悪とは言えませんが、「与えたい」と人間である飼い主が思うものを与えてあげるのがいいのではないかと思います。
2,市販キャットフードの添加物は危険!?
- 着色料・保存料・酸化防止剤はどんなものが使われている?
- 本当にいらない添加物は着色料
- ビタミン・ミネラルも添加物の内(ペット品質が多い)
添加物とは配合することでフードに色をつけたり、香りをつけたり、酸化を防止させるためのものを言います。
発がん性を指摘されるBHAや没食子酸プロピルなどは酸化防止剤に当たりますが、これらは猫の身体に害が及ばないよう少量の使用が定められています。
確かにBHAや没食子酸プロピルは酸化防止剤ですが、これらを使わずに酸化してしまったフードの方がよっぽど猫の身体に害をもたらしますし、酸化防止剤については完全に悪いとも言い切れません。
大袋を買ったのに1ヶ月〜2ヶ月で食べきれない場合、酸化防止剤はとても重要で、化学的に作られているものはしっかり酸化を防止してくれる効果も期待できます。
添加物にこだわるのであれば、着色料や香料が使用されていないものを選ぶのがおすすめです。
3,市販キャットフードに多い穀物は猫の消化に悪いって本当?
市販のキャットフードや激安のフードとプレミアムフードとの大きな違いに、「穀物の含有量の比率」があります。
猫はもともと肉食の動物なので、穀物を多く必要とする動物ではなく、腸の長さも短いので穀物が多すぎるフードだとお腹を壊してしまうこともあります。
また、穀物アレルギーを持つ猫もいますが、生まれつきではなく成猫になってから発症したケースもあるのでやはり過剰な摂取は避けたほうがいいでしょう。
穀物入りのフードでお腹を壊さず、特に健康に問題がない子であれば多少のフードに含まれる穀物は問題ありませんが、長い期間与え続けるフードであれば穀物が入りすぎていないフードを選んであげるのがおすすめです。
最近ではグレインフリーのフードが人気ですが、穀物アレルギーをもっていない子でもこのようなフードを与えている飼い主さんも多く、できるだけ穀物よりもタンパク質を与えたいと考える方が増えてきたようです。
市販キャットフードのまとめ
- 市販フードを選ぶ時は添加物・お肉の量・たんぱく質の量がポイント
- オススメのキャットフードはピュリナワンキャットフード!
- 市販のキャットフードは安いものほど4Dミート入りの可能性があるのでおすすめはできない
- 着色料・保存料・酸化防止剤を気にするのであればまずは着色料不使用のものがおすすめ
- 猫は穀物を消化するのが苦手なのでお肉やお魚が多いものを選んであげよう!
ここでは市販のキャットフードの選び方や、市販のキャットフードでおすすめの商品を5つランキングでご紹介しました。
市販キャットフードは手軽に買えますし、安くていいのですが、肉や魚より穀物の方が多いというフードが多く、胸をはっておすすめできるものはかなり限られていたように感じます。
中には、グレインフリーのものや高いタンパク質の数値でいいものもありますが、大きなペットショップに行かなければいけないものもあり、市販品としての手軽さはありません。
市販品のキャットフードに限定しましたがやはり通販専用のキャットフードを含めると、より安全性が高く高品質なものが買えますね。
ぜひ、「キャットフードのおすすめ」総合ランキングも参考にしていただき、愛猫に合うキャットフードを見つけてあげてください。