こんにちは、マットレス専門家のhiroshiです。
「マットレストッパー」という寝具を使うと、マットレスを買い換えるよりも安く寝心地を改善できるためおすすめです。
しかし、マットレストッパーといっても色々な種類があるため、選び方のコツを少し知っておくだけでも失敗せずに購入することが可能になります。
そこで、この記事ではマットレストッパーの選び方を解説し、人気10商品をそれぞれ比較してランキング形式で検証していきます。
「マットレストッパーを使ってみたいけどどれ買っていいかわからない・・・」という方の参考になれば嬉しいです。早速解説していきます。

もくじ
そもそもマットレストッパーとは?使い方やメリットについて解説!
マットレストッパーとは、マットレスの上に敷いて寝心地をよくする薄いマットレスです。
厚さは3~7cmくらいが一般的で、通常のマットレスに比べて価格もお手頃なものが多いです。
「マットレス」の「トッパー(Topper)」なので「マットレストッパー」ですね。トッパーとは、上に置くものという意味です。
マットレストッパーを使うことで、長年使用してへたってしまったマットレスの寝心地を改善することもできます。
また、マットレストッパーは、厚さが薄いため通常のマットレスよりも価格が安いです。そのため、比較的気軽に使用できるのがメリットです。
せっかくマットレスを買ったけど、もう少し自分好みの寝心地にしたいなと感じる場合や、長年マットレスを使ってヘタってるけど予算的にもう少し使い続けたいという場合はマットレストッパーを使用するのも1つの手です。
マットレストッパーの選び方を3つのポイントに分けて徹底解説!
ここからは、マットレストッパーの選び方を3つのポイントに分けて解説していきます。
この3点をチェックするだけでも大きく失敗することは減らせるため、参考にして頂ければ幸いです。
マットレストッパーの選び方1:薄すぎるものは避ける
マットレストッパーが薄すぎると、せっかくマットレスの上に敷いても寝心地が全く変わらない可能性があります。
厚さはブランドによって異なりますが、寝心地を改善するのであれば3cm以上のものを選ぶのが目安になります。
マットレストッパーの選び方2:基本的には高反発がおすすめ
マットレストッパーには、低反発のものや高反発のものがあります。
低反発はやわらかいですが、腰が沈み込んでしまうため、腰痛や肩こりが気になる方にはおすすめできません。
高反発のマットレストッパーは筋肉への負荷を分散して身体をうまく休ませられるため、日頃寝苦しさを感じたり腰痛が気になる方には高反発のマットレストッパーがおすすめです。
マットレストッパーの選び方3:体圧分散が良いものを選ぶ
今使っているマットレスの寝心地が悪い場合、「体圧分散」ができていない可能性が高いです。
体圧分散というのはほどよい反発力によって身体を均等に支えることで、体圧分散がうまくできていると腰痛や肩こりになりにくくなります。
正しくマットレストッパーを選ぶことで、今のマットレスの体圧分散を改善することが可能です。
マットレストッパー人気10商品を3つの項目で徹底比較!
メーカー | 厚さ | 素材 | 体圧分散 |
---|---|---|---|
エムリリー | 5cm・8cm | 高反発ウレタン | ![]() |
オクタスプリング | 7cm | 高反発&低反発ウレタン | ![]() |
ゼロキューブ(旧エアキューブ) | 5cm | 高反発ウレタン | ![]() |
エアウィーヴ | 3.5cm | 高反発ファイバー | ![]() |
スリープマジック | 9cm | 高反発ウレタン | ![]() |
西川エアー | 8cm | 高反発ウレタン | ![]() |
無印良品マットレス | 4cm | 高反発ウレタン・低反発ウレタン | ![]() |
ニトリマットレス | 8cm | 高反発ウレタン・低反発ウレタン | ![]() |
IKEAマットレス | 記載なし | 低反発ウレタン | ![]() |
アイリスオーヤマ | 5cm | 高反発ファイバー | ![]() |
マットレストッパーの人気10商品を「厚さ」「素材」「体圧分散」の3項目で比較しました。
厚さに関しては、マットレストッパータイプのものだけを掲載しています。
例えば、エムリリーはマットレスタイプの11cmもありますが、あくまでマットレストッパーとしての比較なので11cmモデルは除外しています。
注意点としては、厚ければ厚いほど良いというわけではなく、素材の硬さやマットレストッパーとしての反発力などのバランスが大事になってきます。
【2020年】マットレストッパーのおすすめランキング10選!
ここからは、上記の比較をふまえてマットレストッパーをランキング形式で解説していきます。
コスパが高くおすすめできるマットレストッパーを検証していますので、参考になれば幸いです。
1位:エムリリー(MLILY)
価格 | 17,980円 |
評価 | ![]() |
備考 | 高反発マットレスなのに柔らかい寝心地で快適 / マンチェスター・ユナイテッド公式サポーター / 「優反発」という独自の柔らかさを実現 / デンマークブランドで安心の品質 |
エムリリーは、デンマークで生まれた高反発マットレスです。質が高い寝具を、比較的安い価格で販売していることで高評価を得ています。
また、サッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドの公式寝具パートナーになっています。
エムリリーには優反発シリーズというモデルがあり、その中の5cmのモデルがマットレストッパーです。
優反発という名前ですが、実際は反発に優れた「高反発マットレストッパー」なので、腰痛や肩こりが気になる方にはおすすめです。
質の良いマットレストッパーで寝心地をよくしたいのであればおすすめできるブランドです。
2位:オクタスプリング
価格 | 19,800円 |
評価 | ![]() |
備考 | 3Dスプリング構造 / イタリアの5つ星ホテルや飛行機で採用 / やくみつるさんが広告塔 / 高反発&低反発ウレタン / / / / |
オクタスプリングは腰痛にも特化したマットレスで、独自の3D構造のウレタンスプリングを使用しています。
価格が比較的安いのに非常に性能が良く、イタリアの5つ星ホテル「アルピナホテル」でも採用されているほどです。
やくみつるさんが広告塔で有名なマットレスですが、時期によっては返金保証がある場合もあり安心して試すことができます。
オクタスプリングを単体で使う方もいるのですが、基本的にはマットレストッパーとして今のマットレスの上に敷いて使うのがおすすめです。
高反発なのにやわらかい寝心地なので、腰痛や肩こりに悩んでいる方にも推奨できるマットレストッパーです。
3位:ゼロキューブ(旧エアキューブ)
価格 | 12,980円 |
評価 | ![]() |
備考 | 1830個のブロックで身体を支える / 高反発で体圧分散に優れた設計 / 通気性がよく快適 / 単体マットレスタイプあり |
ゼロキューブは、元々「エアキューブ」という名前でしたが、最近リニューアルされてゼロキューブという名前に変わりました。
身体をブロックの点で支えるという高反発マットレストッパーなのですが、やわらかいのにしっかりと身体を支えてくれて非常に寝心地が良いです。
特に、今使っているマットレスが硬めの場合はおすすめできるトッパーで、通気性が非常に良くカビが生えにくいのも特徴です。
価格がかなり安く、トッパータイプのシングルサイズでは12980円なのに寝心地が良いためコスパは最強です。
「安くて質が良いマットレストッパーが良い!」という方はこちらのゼロキューブはかなりおすすめですよ。
4位:エアウィーヴ
価格 | 27,500円 |
評価 | ![]() |
備考 | エアファイバー使用 / 丸洗いできる / 3年保証あり / 公式サイトは30日返金保証あり |
エアウィーヴはマットレスで有名なブランドですが、実はマットレストッパーも販売しています。
「スマート 025」というタイプがマットレストッパーになるのですが、エアウィーヴの中では27,500円と価格も比較的安いです。
3.5cmと薄めではあるのですが、特殊な「エアファイバー」という独自素材を使用しているためこの厚みでも身体をしっかりと支えてくれて寝心地が良いです。
また、マットレストッパー自体には3年間の保証がついており、さらに公式サイトで購入すると30日間の返金保証もついています。
そのため、失敗せずに試したい場合は公式サイトでの購入がおすすめですよ。
5位:スリープマジック
価格 | 19,950円 |
評価 | ![]() |
備考 | ブロックタイプとウェーブタイプの2種類から選べる / 折り畳み可能 / リニューアル済み / 単体マットレスタイプもあり |
スリープマジックは、高反発ウレタン素材がウェーブ状のものとブロック状のものの2種類から選べるマットレストッパーです。
マラソンの高橋尚子選手が広告塔をしており、スポーツをやる方にもおすすめの寝具です。
ウェーブタイプの方が寝心地が柔らかめのため、基本的にはウェーブタイプを選んだほうがマットレストッパーとしては使いやすいです。
また、単体で使えるマットレスもあり、こちらは厚みが14cmあるためベッドフレームなどに直接敷いて使えます。
最近商品がリニューアルされてさらに寝心地が改善されたので、少し硬めの寝心地が好きな方にはおすすめです。
6位:無印良品マットレス
価格 | 8,490円(送料1,500円) |
評価 | ![]() |
備考 | ウレタン / 敷き布団の下にも使える / 送料1,500円 / シングル・ダブルサイズの2種類 |
無印良品のマットレストッパーは「ウレタンフォーム敷ふとん用マットレス」という商品です。
厚さは4cmですが、高反発といえるほどの弾力はないので単体での使用は難しいです。
今使っているマットレスが硬ければこちらのマットレストッパーを使うと寝心地は改善するのですが、口コミを見ていると「使って3ヶ月でヘタってきてしまった」という声もありました。
価格は8,490円なので安いですが、長期的に使うことを考えると耐久性が弱いのがもったいないです。
また、オンラインストアでは送料が1,500円かかってしまうため、実質10,000円ほどになってしまいます。
7位:ニトリマットレス
価格 | 4,537円~13,797円 |
評価 | ![]() |
備考 | 低反発ウレタン・高反発ウレタンあり / 種類が豊富 |
ニトリのマットレストッパーは種類が豊富です。
低反発タイプと高反発タイプがあるのですが、基本的には高反発タイプの方が身体の負荷を分散しやすいです。
また、低反発タイプはウレタンに包み込まれる形になるので、夏は特に暑さを感じやすいため注意が必要です。
おすすめなのは「高反発マットレストッパー(プレミアム)」で、厚みが8cmで比較的寝心地が良いです。
口コミには「高反発タイプでも思ったより柔らかかった」とあったため、しっかり身体を支えたい方は他の選択肢もおすすめですよ。
8位:IKEAマットレス
価格 | 6,000円~23,000円 |
評価 | ![]() |
備考 | 長さが200cmと通常サイズよりも大きい / 様々な素材から選べる / ベビーベッド / 折り畳みタイプ / 子供用マットレスあり |
IKEAのマットレストッパーは「マットレスパッド」というシリーズにあたります。
全部で4種類あり、高反発ウレタンや高反発ファイバーなど様々な素材から選ぶことができます。
「タルジー」という6,000円の安価なシリーズは、脚付きマットレスに付属しているものと同じシリーズです。
コスパで選ぶのであれば「トゥダール」というモデルがおすすめですが、寝心地は硬めなので今使っているマットレスが硬い場合はあまりおすすめできません。
9位:アイリスオーヤマ
価格 | 15,800円 |
評価 | ![]() |
備考 | 丸洗いできる / 折り畳み可能 / 抗菌防臭 / 厚さ5cm |
アイリスオーヤマのマットレストッパーは「エアリー」の厚さ5cmモデルです。
エアロキューブという素材を使用しており、丸洗いできるのが特徴です。
寝心地は比較的良いのですが、耐久試験の高度保持率が85%のため、長年使うとだんだんヘタってきてしまう可能性があります。
丸洗いできるマットレストッパーがほしい場合は選択肢に入れるのもアリですが、15,800円とトッパーにしては少し高めなので他の選択肢もおすすめです。
10位:西川エアー
価格 | 40,000円 |
評価 | ![]() |
備考 | センサー付きマットレスあり / スポーツ選手におすすめ / ウレタン凹凸ブロック構造 / グッドデザイン賞受賞 |
西川のエアー(AiR)は、ブロック状のウレタンで身体を支える高反発のマットレストッパーです。
寝心地はかなり硬めで、スポーツをやっている方にはおすすめできるのですが、体重が60kg以下の方などはおすすめしづらいのが現状です。
「ベーシックタイプ」と「ハードタイプ」で硬さが異なるのですが、どちらもマットレストッパーで4万円なので価格は高く、コスパは悪いのが正直なところです。
睡眠アプリと連携できるセンサー付きのタイプもあるため、ガジェットが好きな方は選択肢に入れるのもアリです。
マットレストッパーを購入するなら「エムリリー」がコスパ良くおすすめ!3つの理由を解説!
- トッパータイプでも厚みがありしっかり支えてくれる
- 低反発と高反発の良いとこどりをした独自素材
- メンテナンスがしやすく実際の口コミも良い
マットレストッパーを購入するなら「エムリリー」がおすすめです。
低反発と高反発の良いとこどりをした「優反発」という新素材で、しっかり身体を支えてくれるのに柔らかい寝心地で非常に気持ち良いです。
また、耐久性もあり、厚みもあるため長年使えてコスパも良好です。
軽いためメンテナンスもしやすいですし、実際に使った方の口コミ評判も非常に良いため、マットレストッパーを選ぶのであれば安心して使えるためおすすめです。
公式サイトで購入すると3年間の保証がついてくるため、気になる方はチェックしてみて下さい。
マットレストッパーは敷布団に使える?寝心地はどう?
マットレストッパーを敷布団に使うのはあまり一般的ではありません。
というのも、そもそも海外で発明されたもので、敷布団の文化ではなくマットレスの文化に向けて作られたものだからです。
しかし、敷布団の上にマットレストッパーを置くことで寝心地を柔らかくすることは可能です。
ただ、マットレストッパーの性能を100%引き出せるとは言えませんので、可能であればマットレスの上に使うようにしましょう。
マットレストッパーのメンテナンス方法について解説!
マットレストッパーのメンテナンスは、湿気を飛ばしてあげることが大切になります。
ウレタン素材のマットレストッパーは、比較的通気性が良いものが多いため2週間に1回陰干ししてあげると良いです。
しかし、ジェル素材やラテックスなどのマットレストッパーは通気性が悪く、カビが生えやすいためなるべく毎日湿気を逃してあげることが必要です。
干すのが難しい場合、布団乾燥機を併用することでマットレストッパーの湿気をとばしてカビを防ぐことができます。
マットレストッパーについてまとめ
- マットレストッパーとはマットレスの上に敷いて使うベッドパッドのこと
- 古くなったマットレスでも寝心地を改善しやすい
- 薄すぎるものは意味無し
- 基本的には高反発タイプがおすすめ
- 価格が安いのでマットレスを買い換えるよりもコスパよし
マットレストッパーの選び方や使い方についてここまで解説してきました。
マットレストッパーを使うことで寝具を延命できますし、自分好みの寝心地にすることができます。
ただ、今使っている寝具が例えばカビ臭かったり、ボロボロになってしまっているなら、買い替えを検討するのも1つの手です。
下記の記事では人気のマットレス12商品を徹底的に比較していますので、もし気になれば参考にしてみて下さい。
長くなってしまいましたが、最後までお読み頂きありがとうございます!