シニア犬向け餌の選び方とおすすめドッグフードランキングTOP5!

体の大きさにもよりますが、一般的に犬は6~10歳頃が中年期(人間で言う50~60歳で最も太り易い時期)と言われています。これを過ぎるといよいよ老犬・高齢犬・シニア犬の仲間入りです。

ここではシニア犬にオススメのドッグフードと、選び方のポイントについてまとめました。小型犬なら10歳~、中型犬は9歳~、大型犬なら8歳からが対象です。とは言え、老化のスピードは個体差があります。

年齢はあくまで一つの目安であって、あなたから見て「白髪が増えたな」とか、「寝ていることが増えたな」などの変化を感じたタイミングで、意識してあげれば良いでしょう。

嗜好性や相性もあるので「必ずシニア用フードにしないといけない理由はありません。」、合わなければ成犬用やオールステージ対応のフードで問題ありません。

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柴犬のドッグフードランキング

この記事を書いた人
nonaka
我が家の愛犬も14歳となりました。これまで涙やけや軟便・尿路結石など、色々なトラブルの度にドッグフードを変えてきました。現在も愛犬が少しでも健康で長生きできるよう、海外の論文などにも目を通すドッグフードオタクです。ドッグフードに関する情報発信や、年齢やライフスタイルに合わせたドッグフードをご紹介します!

シニア犬向けにドッグフードの選ぶ時に大切な3つのポイント

シニア犬のドッグフード選びで大切な3大ポイント

シニア犬の為にドッグフードを選ぶ時は、上記3つのポイントを意識しましょう。なぜシニア犬には上記の3つが大切なのか、以降で詳しくご説明していきます。

オメガ3脂肪酸を配合したフードがオススメ

AAFCOの栄養基準
(最低値)
成長期 維持期 最高値
リノール酸 1.3% 1.1%
αリノレン酸 0.08%
EPA+DHA 0.05%
リノール酸+アラキドン酸:αリノレン酸+EPA+DHA 30:1

シニア犬にはオメガ3脂肪酸(特にEPAとDHA)が多く含まれたフードがオススメです。オメガ3脂肪酸に含まれるEPAやDHAは、関節炎や皮膚炎の症状を和らげたり、認知症に対する効果があるとする資料が多くあります。

ただ、「EPAとDHA」の比率や「オメガ3とオメガ6」の比率が研究毎に異なるので、推奨摂取量は分かっていません。

総合栄養食の基準にもなっているAAFCOの栄養基準(最低値)では、オメガ6脂肪酸(リノール酸+アラキドン酸)とオメガ3脂肪酸(αリノレン酸+EPA+DHA)は上記のようになっています。ただ、先に書いたようにこの値がベストとも限りません。

NRC(全米研究評議会)はEPA+DHAの推奨量と上限値を公表しています。つまり、摂取量が多くても少なくても期待が薄れるようですが、サプリメントで過剰に摂取するようなことが無ければ上限値を気にする必要はないでしょう。

実際、ほとんどのメーカーがオメガ3脂肪酸の割合すら公表しておらず、まれに公表しているメーカーも「オメガ3脂肪酸:〇%」や「EPA+DHA:〇㎎」などとまとめられているので、実際にはEPAとDHAがどれくらい入っているのか?比率は?などを知ることは難しいです。

オメガ6とオメガ3の比率について
一般的にドッグフードに含まれる「オメガ6脂肪酸とオメガ3脂肪酸の割合は10:1~5:1」が良いと言われています。ただし、これは元をたどると人間用に良いとされていた比率です。その為、過剰が良く無いのは事実ですが、「犬にとって必須脂肪酸の適正量は分かっていない」のが現状です。

高たんぱく過ぎないフードがオススメ


シニア犬にはたんぱく質が28%以下で高過ぎないフードがオススメです。高齢犬には高たんぱく食は腎臓に負担をかける為、低たんぱく食が良いと言われることもあります。確かに、腎臓が悪い子には高たんぱく食は向きません。

ですが、腎臓に問題のない子に低たんぱく食を与えると、筋肉量が減り太り易い体になってしまうかもしれません。例えば、断食ダイエットや無理なカロリー制限は、自信の脂肪や筋肉をエネルギーに替えます。

筋肉量が減るため、代謝が悪くなりリバウンドし易い体型になってしまいます。犬はたんぱく質量さえ確保していれば、除脂肪体重(脂肪を除く筋肉や骨の重量)が減りにくいというデータもあります。

注意して欲しいのは「痩せやすい」ということではなく、「太り易い体になり難い」という意味です。高たんぱく食であっても食べすぎれば太るので注意が必要です。

また、高たんぱく食が合わずに下痢や軟便になったり、腎臓の数値が悪くなる子もいます。その為、高たんぱく過ぎるのも問題です。シニア犬に限らず高たんぱく食をあげる場合、定期健診で腎臓の数値を確認し、うんちの状態をチェックする必要があります。

軟便になってしまう場合は、今あげている高たんぱく食よりもたんぱく質の割合が低いものに変えてあげると良いでしょう。また、ドッグフードの急な切り替えも軟便の原因となるので、切り替えは少しずつ行いましょう。

参考資料Weight loss in obese dogs: evaluation of a high-protein, low-carbohydrate diet.J Nutr. 2002 Jun;

関節サポート成分入りがオススメ


シニア犬のドッグフードを選ぶ際は、関節サポート成分が含まれているものがオススメです。グルコサミンやコンドロイチンなどですね。ただ、これらは薬ではなく実際の効果は美妙なところです。

人間に対しても犬に対しても、グルコサミンやコンドロイチンを与えた実験がありますが、探してみると相反する結果が出てきます。その為、関節に良いか悪いかは分からないと考えて良いでしょう。

その為、わざわざサプリメントを購入するくらいなら、ドッグフードに含まれている方が金銭的な負担も少なく、おまじないにはなるはずです。優先順位は低いですが、高齢犬にドッグフードを探す一つのポイントにしてみてはどうでしょう。

参考資料Glucosamine and chondroitin use in canines for osteoarthritis: A review.Bhathal A, 2017

シニア犬におすすめのドッグフードを評判の良い20種類から比較

オメガ3脂肪酸 たんぱく質 関節サポート
モグワン
カナガン
ナチュロル
ファインペッツ極
ブッチ
ヤムヤムヤム
このこのごはん
馬肉自然づくり
オリジン
オリジナル
アカナ
アダルトドッグ
カークランド
アダルトドッグ
チキン&ライス
ヒルズ
サイエンスダイエット
アダルト
ロイヤルカナン
ミニアダルト
アーテミス
アダルトドッグ
ウェルネス
小型犬 成犬用
ニュートロ
ナチュラルチョイス
小型犬 成犬用
ブルーバッファロー
ライフプロテクション
チキン&玄米
ロータス
アダルト
チキンレシピ
アイムス
成犬用 チキン
ユーカヌバ
スモールアダルト

シニア犬向けのドッグフードの選び方でまとめた、「オメガ3脂肪酸の割合」「たんぱく質の割合」「関節サポート成分の割合」の3つのポイントで、評判の良いドッグフード20種類を比較しました。

なんとなくですが、どのフードがシニア犬・老犬向きなのかお分かり頂けたのではないでしょうか?ただ、これだけ商品があると選ぶのもの大変ですよね。(スマホで見てる方は特に)

そこで、3つのポイントをクリアしたシニア犬におすすめのドッグフードベスト5をランキング形式でご紹介していきます!

シニア犬におすすめする人気ドッグフードランキング

ランキングの選考基準

シニア犬のランキングでは先の3つのポイントを元にしています。一般的に「カロリーは控えめが良い」と言われますが、痩せている子や食欲が落ちた老犬には、カロリーが高めなフードの方が良いケースもあります。その為、比較ポイント以外にエネルギー量もまとめたので参考にしてみて下さい。

モグワンドッグフード

項目 詳細 評価
オメガ3脂肪酸 1.29%
たんぱく質 たんぱく質:28%
関節サポート成分 グルコサミン:カナガン以上
コンドロイチン:カナガン以上
MSM:カナガン以上
おすすめ度 5.0
カロリー 344㎉/100g
値段(税別) 3,960円/1.8kg

モグワンドッグフードの特徴

モグワンドッグフードはシニア犬に最もおすすめです。オメガ3脂肪酸が1.29%と豊富で、たんぱく質も適度に高たんぱくです。

関節サポート成分の数値は公表していませんが、メーカーに確認をとったところ、グルコサミン・コンドロイチン・MSMが、それぞれ3位のカナガン以上の含有量です。

カロリーも控えめなので、6歳頃からの最も太り易い中年期にもオススメのドッグフードです。

アカナ アダルトドッグ ドッグフード

項目 詳細 評価
オメガ3脂肪酸 1.0%
たんぱく質 たんぱく質:29%
関節サポート成分 グルコサミン:1200㎎/㎏
コンドロイチン:900㎎/㎏
おすすめ度 4.8
カロリー 351㎉/100g
値段(税別) 1,100円/340g
5,000円/2㎏
12,000円/6㎏
16,000円/11.4kg

アカナ(アダルトドッグ)ドッグフードの特徴

シニア犬に2番目おすすめなのがアカナのアダルトドッグドッグフードです。オメガ3脂肪酸は1.0%と全20種類の中でも高めに配合しています。

タンパク質は29%と高たんぱくですが高すぎることもないので、柔便などの心配も少ないです。関節サポート成分は2種類ですが、豊富に含まれています。

アカナも351㎉とカロリーは高くないので、太り易い中年期からオススメできるドッグフードです。

アカナの公式サイトを見る

カナガンドッグフード

項目 詳細 評価
オメガ3脂肪酸 0.9%
たんぱく質 たんぱく質:33%
関節サポート成分 グルコサミン:1000㎎/㎏
コンドロイチン:700㎎/㎏
MSM:1000㎎/㎏
おすすめ度 4.3
カロリー 361.25㎉/100g
値段(税別) 3,960円/2㎏

カナガンドッグフードの特徴

カナガンドッグフードはシニア犬に3番目にオススメです。オメガ3脂肪酸は0.9%と20種類の中でも高めに配合しています。

タンパク質は高めで33%です。うんちの状態をチェックし、定期健診で腎臓に負担がかかっていないかチェックした方が良いですね。

関節サポート成分は3種類配合しています。ちょっと高たんぱく過ぎるのが気になりますが、腎臓が健康なシニアにはオススメできるドッグフードです。

ヒルズ サイエンスダイエット アダルト ドッグフード

項目 詳細 評価
オメガ3脂肪酸 0.53%
たんぱく質 たんぱく質:23.8%
関節サポート成分 グルコサミン:495㎎/㎏
コンドロイチン:617㎎/㎏
おすすめ度 4.0
カロリー 372㎉/100g
値段(税別) 982円/750g
1,800円/1.5kg
2,891円/3.0kg

ヒルズ サイエンスダイエット(アダルト)ドッグフードの特徴

ヒルズのサイエンスダイエット アダルトドッグフードは4番目にシニアに向いたフードです。ヒルズには7歳以上用や13歳以上用もありますが、アダルトドッグの方がオススメです。

7歳以上用や13歳以上用はたんぱく質の値が低くなっています。オメガ3や関節サポート成分については、7歳・13歳以上用でもそれほど差はありません。

食いつきやうんちの状態にもよりますが、ヒルズでシニア犬にあげるならアダルトドッグの方がオススメです。

ヒルズの公式サイトを見る

ロータス アダルトチキンレシピ ドッグフード

項目 詳細 評価
オメガ3脂肪酸 0.5%
たんぱく質 たんぱく質:24%
関節サポート成分 グルコサミン:600㎎/㎏
コンドロイチン:450㎎/㎏
おすすめ度 4.5
カロリー 368.5㎉/100g
値段(税別) 360円/80g
2,700円/1㎏
5,600円/2.72kg
10,700円/6㎏

ロータス(アダルトチキンレシピ)ドッグフードの特徴

ロータスのアダルトチキンレシピは20種類の中で5番目にシニア向きなフードです。特に優れたポイントはありませんが、悪くもありません。

オメガ3脂肪酸は0.5%なので多くはありませんね。たんぱく質も24%と高いとは言えません。関節サポート成分は他のフードと比べればましですが、ランクインしたフードの中では低めです。

ロータスは使っている食材の品質が高いんですが4位のヒルズと比べると値段が高めなので5番目としました。

ロータスの公式サイトを見る

シニア犬にモグワンドッグフードがおすすめな理由

  • オメガ3脂肪酸を高配合
  • 高たんぱく過ぎない28%
  • 関節サポート成分3種類を高配合
  • カロリー控えめで食欲はそのままで代謝が落ちた子向け
  • 肉や魚は消化に良い可食部のみを使用
  • 着色料や香料など無駄な添加物は不使用
  • 人間も食べられる高品質食材を使用

モグワンドッグフードはシニア犬に最もオススメです。オメガ3脂肪酸は1.29%と高配合で、たんぱく質は高すぎない28%です。

それでも市販のフードと比べると高たんぱくなので、うんちのチェックや、定期健診で腎臓の値はチェックしてあげましょう。

関節サポート成分も高配合で、他のフードにはないMSM(メチルスルフォニルメタン)という成分も配合しています。

カロリーは控えめなので、食欲はそのままで代謝が落ちが子(6歳以降で太り始めた子)にオススメのドッグフードです。

国産ドッグフードでシニア犬におすすめはない?

国産フード たんぱく質 オメガ3脂肪酸
関節サポート成分
100gのコスパ※
ナチュロル 352~247円
わんこんのきちんとごはん
フィッシュ
600~360円
ヤムヤムヤム
チキンドライ
315~252円
馬肉自然づくり 300~270円
このこのごはん 350~298円

※、トップ3の商品名をタップすると見たいところに飛びます。
※、通常価格と割引を最大限使用した場合の100g単価

国産ドッグフードでシニア犬にオススメできるものはありません。上記以外にも市販で安い国産ドッグフードメーカーはありますが、原材料を見ると肉や魚よりも穀物の使用量が多かったり、着色料や香料などの添加物を使用しているメーカーがほとんどです。

パッケージに「DHA・EPA配合」や「グルコサミンとコンドロイチンを配合」と書かれているメーカーもありますが、含有量が書かれていないものも多いです。オメガ3脂肪酸や関節サポート成分はあくまで栄養素に過ぎません。

高品質な肉や魚の使用量(消化性)や、余計な添加物を使用していないことの方が大切です。上記5品種については、高品質な食材を使用し、添加物も必要最低限に抑えた安心なドッグフードです。

ですが、オメガ3脂肪酸や関節サポート成分は入っていませんからね。また、値段も高くてコスパが悪いです。正直、わざわざシニア犬にオススメするフードはありませんが、中でもマシなものをランキングにまとめました。

ナチュロルドッグフード

項目 詳細 評価
たんぱく質 23~27% 3.5
オススメ成分 未公開 1.0
値段/容量 3,000円/850g 2.0
割引 最大30%オフ 5.0
100gのコスパ 352~247円 3.5

ナチュロルは国産ドッグフードの中ではシニア向けのフードです。ただ、「安心・安全」という意味です。適度に高たんぱくなのは良いんですが、オメガ3脂肪酸の値は未公開です。

また、関節サポート成分については配合していません。輸入フードと比べると値段の割に魅力がなく、特別オススメするポイントはありません。

ナチュロルの公式サイトを見る

わんこのきちんとごはん フィッシュ

項目 詳細 評価
たんぱく質 28% 5.0
オススメ成分 EPA+DHA:0.83%以上 1.0
値段/容量 1,500円/250g
3,600円/1㎏
2.0
割引 なし 1.0
100gのコスパ 600~360円 1.0

わんこのきちんとごはん フィッシュは国産で、2番目にシニア犬にオススメのドッグフードです。唯一オススメ成分であるオメガ3脂肪酸(EPAとDHA)の含有量を公表しています。

また、たんぱく質が高すぎないのも良いですね。ただ、割引はなくコスパは最悪です。チワワやポメラニアンのシニアなら良いかもしれませんが、中型・大型犬には現実的ではありません。

わんこのきちんとご飯の公式サイトを見る

ヤムヤムヤム チキンドライ

項目 詳細 評価
たんぱく質 たんぱく質:21.5% 3.0
オススメ成分 未公開 3.8
値段/容量 1,579円/500g
2,954円/500g×2
5,478円/2㎏
10,108円/2㎏×2
3.0
割引 2袋まとめ買いで割引あり 5.0
100のコスパ 315~252円 3.0

ヤムヤムヤムは国産フードの中で3番目にシニア向けのフードです。食材の質や添加物の観点から安全というだけで、オススメポイントはありません。

あくまで他のフードと比べるとマシというだけですね。「馬肉自然づくり」は高たんぱくですが総合栄養食ではないので、BIGLOBEレビューとしてオススメはできません。

ヤムヤムヤムの公式サイトを見る

それでも知りたい!シニア用ドッグフードに切り替えるのは何歳から?

実年齢 小型犬
9kg未満
中型犬
9~23kg
大型犬
23~54kg
5歳 38歳 39歳 45歳
6歳 42歳 44歳 52歳
7歳 46歳 49歳 59歳
8歳 50歳 54歳 66歳
9歳 54歳 59歳 73歳
10歳 58歳 64歳 80歳
11歳 62歳 69歳 87歳

上記はおおよその目安です。薄く色を変えた部分が中年期で、最も太り易い時期です。なので、中年期でカロリーを抑えたシニア用フードに切り替えるのも一つの案です。

ただ、加齢のスピードには個体差があります。例えば、小型犬は9kg以下としていますが、チワワやポメラニアンなどの超小型犬は上記よりもさらに遅れるでしょう

冒頭でも書いたように、愛犬と一緒にいる時間が長いあなたから見て、「この子も歳をとったな」と感じたタイミングで変えてあげれば十分です。

加齢の一つの特徴として味覚が変わる子もいます。その為、中年期~高年期に入って、急にドッグフードを食べなくなったタイミングで変えてあげるのも良いですね。

ドッグフードの成犬用とシニア用の違いを徹底解説

成犬用と比べたシニア用フードの特徴
  • 低たんぱくが多い
  • 低脂質・低カロリーが多い
  • 関節成分入りが多い
  • EPA・DHA入りが多い
  • 抗酸化成分入りが多い
  • 噛み易くて柔らかいものが多い

定期健診で腎臓に問題の無い子(獣医から「そろそろシニア用フードが良い」などのアドバイスがない子)なら、「成犬用」や「オールステージ対応」のフードでも問題ありません。「〇〇用」というフードは基本的に飼い主が選びやすいように少し成分を変えたものが多いです。

シニア用フードは上記のような特徴をもっているものもありますがメーカーや商品によって内容は変わります。腎機能が低下している子には低たんぱく食が良いんですが、腎臓が健康なら低たんぱく食にこだわる必要はありません。

代謝が落ちるので、低脂質・低カロリーをウリにしたフードが多いですが、食欲や運動量など総合的に判断するべきで、「シニア犬=低脂質&低カロリーが良い」訳ではありません。

関節成分や抗酸化成分入りを売りにしたフードもあります。しかし、関節成分については有効性、抗酸化成分については含有量を増やすことによる有効性を示した調査結果を見つけることはできませんでした。

EPA・DHAについては犬への有効性を示した調査結果も多いんですが、実験によって配合量がバラバラで適正量が分かりません。

噛み砕き易いように平たい形状になっていたり、柔らかくしたフードもあります。年齢によっては噛む力が弱くなり、硬いフードを嫌う子もいるので、こういったフードを選ぶのは効果的です。

「成犬用をシニア犬にあげたり」その逆は平気?
「総合栄養食」と書かれていれば基本的には問題ありません。AAFCOの栄養基準でも成犬とシニア犬の栄養要求量は同じです。シニア用フードには上記のような特徴もあるので、痩せる・太るなどの変化もあるかもしれません。その際は給餌量をコントロールしてあげれば問題ありません。

シニア犬(高齢犬)がドッグフードを食べない!対処法は?

シニア犬がドッグフードを食べない原因
  • 味覚の変化
  • 食欲の低下
  • 硬くて食べにくい

老犬がドッグフードを食べなくなる原因はいくつか考えられますが、加齢によって味覚が変わる子もいるようです。例えば、油分の多いフードはもたれるから避けるなど。

また、犬も加齢が進むと人間同様に運動量や代謝が落ちます。その為、以前と比べると食欲が落ちたように感じるケースもあります。ただ、これは代謝が落ちた分、エネルギーが過剰にならないようにする体の仕組みなので、問題ありません。

固くて食べにくいという場合もあるかもしれません。試しにぬるま湯でふやかした物をあげて食べるようなら、柔らかくつくられたフードを喜んで食べることがあります。(オーブンベイク製法のフードはクッキーのようにホロホロした粒が多くてオススメです)

急激な食欲の低下は病気の場合も考えられます。心配ならかかりつけの獣医に診て貰いましょう。何も問題無ければ「良かったね」で済みますし、何か問題があっても早期発見につながります。

シニア犬(老犬)が喜ぶ柔らかいドッグフードってない?

セミモイスト
(水分量20~35%)
ヤムヤムヤム(やわらかドライ)・モアソフト・ペティオのリモナイトラボ・プッチーヌ・ゴン太のふっくらソフト など
ウェットフード
(水分量75%程度)
ブッチ・缶詰フード全般

半生食感のセミモイストやウェットフードは、ドライフードに比べて水分量が多く、硬いのが苦手なシニアにもオススメです。ただ、セミモイストは保存料や保湿剤を使ったものが多いです。添加物の少ないヤムヤムヤムのやわらかソフトは、着色料や香料などの添加物不使用なのでオススメです。

ウェットフードというと缶詰をイメージする方が多いと思いますが、ブッチのようなソーセージタイプのウェットフードもあります。商品にもよりますが、ウェットフードはお肉の食感が残っていたり、お肉の食感に近いものもありオススメです。

人も同じなんですが、高齢犬は自分の喉の渇きに鈍感になり、自分から積極的にお水を飲まなくなります。その為、ウェットフードはご飯と一緒に水分を効率的に補給できます。硬さだけでなく、水分補給の面でもシニア犬全般にオススメです。

シニア犬にドッグフードを上げる時はアレに注意!?


シニア犬にドッグフードをあげる場合は楽な姿勢で食べられるように工夫してあげましょう。オススメは「高さと傾斜を調節可能で、安定感のある食器スタンド」です。

シニアになると筋力も低下していきます。その為、お皿が床に直置きだとムセやすかったり、首や背中に負担がかかってしまい、本当は食べたいけどしんどいから食べるの止めた!となってしまうこともあります。

犬がご飯を食べる時に負担の少ない姿勢は、4本足で立って首を少し下げた状態と言われています。愛犬がこの高さで食べられるように「食器スタンド」などを用意してあげると良いでしょう。

シニア犬におすすめのドッグフードと選び方まとめ

シニア犬におすすめのドッグフードと選び方
  • シニア犬におすすめなドッグフードはモグワン
  • オメガ3脂肪酸(EPA+DHA)入りがオススメ
  • 28%程度の高たんぱく過ぎないフードがオススメ
  • 関節成分はおまじない
  • 消化に良い骨抜きの肉・魚を使用したものがオススメ
  • 国産でシニアにオススメのドッグフードはなし
  • シニア用フードへの切り替えタイミングは年齢だけじゃない
  • シニア用フードじゃなくてもOK
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